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乙女ゲーム(携帯 PC DS PSP)のプレイ日記です。 文末に「瑛君とののの物語」というお話も掲載中。 気が向いた時、思ったことを綴っていこうかな~って思ってます。 だからきっと更新も話題もバラバラになると思います。 こんなブログですが温かく見守って下さい! *ネタばれ、セルフありです!
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 ドラマCD1は、FDの続きの話しになっていてます。
(カナデ、トウワ、清一郎、ハル、ユキ、ムツキ、ハヤタ)
 
カナデ
カナデなんて、いきなり赤ちゃん生まれてて
幸せな、3人家族のある日の1日って感じだったよ。
 
さつきが仕事で突然呼び出されて、カナデパパが、初めて赤ちゃんのお世話を
することになってその奮闘記になってました。
もう、カナデ、しっかりパパやってたし
夜はさつきに甘えてたし・・・。
とっても幸せそうな家族3人の風景が目に浮かぶようでした。
 
 
トウワ。
もう、もう、どこまでかっこいいんだ!トウワ!!
結婚式前日の話しなんだけど・・・。
 
まずさ、さつきが朝目覚めたら、落ち着かないさつきに向かって言うんです。
落ち付かせてあげるから俺の言うとおりにするようにって。
「俺の背中に腕をまわして・・・」
「俺の顔をまっすぐ見る」
「俺が言いって言うまで目を閉じていること」
それで、チューですよ!!もうトウワったら・・・。
撃沈するでしょ、こんなの・・・。
極めつけの言葉が「おりこーさん、ご褒美をあげなきゃね」でまたキス・・・。
あーーーもう、ダメダメ、トウワ・・・。
 
その後、さつきの希望で、思い出の場所巡りをするんだけど。
学園行って、ステラ歌劇団行って、で、最後に明日結婚式を挙げる教会へ。
 
そこでさ、もう、トウワがまた・・・。
さつきの「今、どんな気分なの?」の質問に
「じゃー証明してあげる」って言ってね。
神父様が言う誓いの言葉を言って、永遠の愛を誓うの。そして
「死がふたりを別つまでっか。
死んで、ハイさよならって言うのも味気ないから
あの世でも、生まれ変わってからも夫婦でいたいと思わない?」だって!!
トウワの口からこんな言葉がきてるなんて・・・。
撃沈、撃沈、撃沈・・・暫くトウワに浸っておりました・・・。
 
 
セイ
清一郎は新婚旅行に温泉旅館に来て、そこでのやりとり。
 
普段、お屋敷では、お母様やお弟子さん、たくさん人がいるので
あまり新婚気分が味わえないと、露天風呂に一緒に入ったり
膝枕させたり、とにかく甘えたな清ちゃんで、カワユイよ。
だって、いちいち、照れてるから・・・。
 
見せたい場所があるってさつきを連れてきた場所で
「俺の大切な場所、景色、もの、全てをお前と共有したい」って。
このセリフは何かジーンときました。
 
 
ハル
別荘に婚約者同士としてスキー旅行に来た時の話し。
もう、ハルったら、本当に嬉しそうで・・・。
本編で、プロポーズするまで、ホントに苦労してたからな・・・。
「僕、いい旦那さんになるように頑張るよ。」
「ふたりで助け合って、暮らしていきたい」って・・・。
ハルらしいなぁ。
あの口調でこんなこと言われると、キュンキュンきます。
で、恒例(?!)の暖炉の前で、ひとつの毛布に包まって朝を迎えておりました。
 
 
ユキ
これも多分、ケイ君だよね。
クリスマスツリーの飾り付けをしている場面だった。
飾り付けが終わって、ケイ君が雪の降る中、連れ出したのが
大きなもみの木のイベント。(願い事を書いてつるすっていうイベントみたい)
 
そこで、クリスマスプレゼントとして指輪を渡してプロポーズ。
正式に演出家になれたってことで。(良かったね、夢がかなって…ケイ君!)
 
そこで「僕をお婿さんにもらって下さい。君を一生大切にするよ」って。
これ、ユキ君が言いそうなセリフだな~って思いながら聴いてました。
 
そして、さつきが書いた願い事
「来年も再来年もずっと一緒にいられますように・・・」の
「いられますように・・・」のところが違うって
「いられます」に書き直して、もみの木にかけてました。
らしいな・・・。
 
 
ムツキ
自分の服を買いたいから付き合ってってさつきと買い物に出かける。
ふたりで仲良く選んでいる様子は、ほんとほのぼのしてました。
 
で、マグカップが割れたからって買いに行く。
そこで見つけたお気に入りのカップをお揃いで買いたいってさつきに言われて
すごーーーく照れてるムツキがこれまたほのぼの。
結局、抵抗むなしく、さつきの言うとおり、お揃いでカップを買うはめに。
 
その後、会社に締めて行くネクタイを選んで。
最後に欲しいものはないかとさつきに尋ねたら、
ムツキに似た、ぬいぐるみを買おうとしたんだけど、
すみれの花がついたネックレスをみつけてそれを手に取るけど
「似合わないから」と諦めようとするさつき。
 
大丈夫だから付けてみてと付けさせて、そして・・・
「これ、姉ちゃんに・・・誕生日のプレゼントだよ。
どうせ、忘れてたんでしょ。自分のことは無頓着なんだから」だって。
 
むつき・・・やっぱ出来た弟だよ。
で、「わざわざわたしのプレゼント買う為に連れ出してくれたの?」の質問に
「ちがうよ!今日は俺の服を見て欲しかったの。これはついで」だって。
 
ムツキってこうやって、いつもさりげなく、負担がかからないように
姉ちゃんに接してるんだよね。ホントはすごーーく気に掛けてるのに。
・・・ね、出来た弟でしょ。
 
 
ハヤタ
結婚式当日の様子。
ハヤタが自分のさつきへの想いをこれまでの出来事を振り返って
さつきに言ってるんだけど・・・。
もう、真面目で一途で。
ハヤタさんらしくて、ちょっとジーーンときました。
「最高の人生を送くれた」って言えるようにふたりでがんばりましょう!
みたいな話があるんだけどね。
そこが、一番よかったかな・・・。
 
 
 
ドラマCD2は、ちょっとお笑い要素が入ったな内容で。
 
学園編でユキ君が書いた脚本で劇をやってる話しです。
時代劇なんだけど、それぞれいやいや配役をユキ君に決められて
渋々、皆やってるんだけど、何故か本番は完璧で
内容もちょっと話変えたりして面白かったよ!
 
後半は、5人まとめてさつきのお婿さんになるって話。
それぞれ一人づつ、ひとつだけさつきに何かをしてあげてて。
ブーケを渡したり、指輪をはめたり、ティアラを被せたり、
ケーキを持ってきたりして・・・。
 
最後にひとりひとりが花嫁さんに向かってメッセージを送ってるんだけど
この言葉が、短いんだけど、それぞれ感慨深くて・・・。
感動してしまいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《171回目》
 
そう呟いて、佐伯は早足で遊園地に向かっていた。
すると、聞き覚えのある声で佐伯の名前が呼ばれた。
 
「ちょっとーー!プリンス!!プリンスやん!」
佐伯が立ち止まって、声のする方に振り返ると、はるひがニコニコして
手を振りながら駆け寄ってきた。
 
「はるひか。どーしたんだ?こんなところで?」
 
「こんばんは!プリンスこそ、どないしたん、こんなとこで?」
 
「いや、ちょっとな。」
「あれ?今日はののじゃないよね・・・」
 
「えっ?」
 
「ののは、今日は、うちらの仲間やもん!ほれ、あれみてみ。」
 
佐伯ははるひが指を差した先を見てみると
ちょうど、井上とののが楽しそうに話しているとこだった。
(えっ?何で、あいつこんなとこで・・・しかもあれ、井上?)
 
「おまえら、何かあるのか?」
 
「ってことは、プリンスは別件なんだ。」
 
「・・・」
 
「てっきり、ののに誘われれきたんやと思たんやけど、違うんや・・・ざんね~ん!」
 
「何があるんだ?」
 
「ハリーらのバンドのゲリラ野外コンサート!」
 
「コンサート?」
 
「そう!3日前に突然、ハリーが思いついてさ。やるから見に来いって言われたん。
ほんで、だめもとでののを誘ってみたら、ののったら何も予定ないって言うで
誘ったんやけどさ・・・。もしかして、邪魔したんやろか・・・?
プリンスと約束しとったとか???」
 
「してない・・」
 
「そっか・・・。
それで、24日の予定聞いた時、あの子あんなに寂しそうやったんや・・・・。
なんかさ、深刻そうに塞ぎこんでるみたいやったのわかったんやけど、
理由きいても口割りそうやなかったから、もう突っ込まんだんやけど。
きっと、プリンスに何も言われやんだんがショックやったんやろな。」
 
佐伯は井上と楽しそうに話し込んでいるののをじっと見つめていた。
 
 
 
 
 
 
                    続く・・・
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トウワ・・・またカナデを食ってしまったね・・・。
ちょっと!!!トウワかっこ良すぎ!!!
 
あのさー、トウワはさつきに対して意地悪なところが売りなのに
デレてしまったら、もう最強になってしまうでしょ!!
まったく、もう、トウワったら。
 
 
話しは、本編の目の手術をして成功したんだけど視力は良くはならず
悪くなるのが収まっているという状態。
 
さつきは、ステラ歌劇団の衣装部をやめて、トウワと一緒に住んで
トウワお仕事のお手伝いをしています。
さつきはもうトウワの傍にいられるだけで幸せって感じで。
トウワも相変わらずさつきにはキツイこと、ばんばん言ったりしてるんだけど
やっぱ愛してるんだよねーーー前より絶対甘い言葉や態度が増えたぞ、トウワ(笑)
こうなると、トウワ、凄くいい奴になって、全然黒いとこなんてないじゃんね!
だから、カナデが霞んでしまうでしょ(笑)
 
ある日、トウワの父親から手紙が届き、それをきっけけに
自分の将来、なんの保証もなく、このままさつきといてさつきを
幸せにできるのだろうかと疑問が湧き
自信家のトウワが自信が持てない自分じゃダメだとさつきに別れを切り出します。
 
トウワってさ、あんなに自信家で横柄な態度なんだけど
それは、努力して完璧な自分を作ってるからなんだよね。
その自信が崩れると、弱さが出てくる。
本編でも1回だけ、自信が崩れて、さつきに泣き崩れた場面があったよね。
トウワの素が見れたすごく印象的な場面。
あれを思い出したかな。
 
別れるにしても、トウワはさつきのこと良く考えて、
その時さつきにベストなことをするんだとね。
だから、一見冷たく突き放してるようで、実のところはその方法が
その時のさつきには解決策がみつかる1番良い方法だったりするんだよね。
 
今回も別れるにしても、ちゃんとさつきがステラ歌劇団の衣装部に
戻れるように父親に頼んであったりするんです。
本当にさつきのこと考えて、行動してるんだよね。
 
しかし、今回は、さつきが頑張りました。
どうなってもトウワの傍にいる覚悟はできてると食い下がります。
そしてトウワもやっぱりさつきが自分にとってどれだけ必要な人間か自覚をします。
 
で、次、トウワが取った行動は・・・。
避けていた仕事も積極的にこなすようになり、
多忙を極めていた中、やっと1日休みがとれた時。
 
いきなりさつきにアポとってほしいところがあるって言いだして。
さつきはてっきり、仕事のアポだと思って、トウワが言う電話番号をおすと
それは自分の実家の番号だった。
そう、トウワ、さつきのご両親に会いにいくって・・・。
もう、トウワ・・・なんでこんなかっこいいことするかな・・・。
 
でさ、「順番逆になったけど、まあいいか」ってさらっと言って指輪を差し出すんだけど
「これはあなたがはめて」ってさつきが言うと
あのトウワがひざまづいて指輪をはめると
「俺と結婚してください」だって!!
トウワがひざまづくんだよ!!もう、かっこよすぎ!!
わたし(また、私になちゃった(笑))もう二つ返事でハイですわwww。
 
あとは、順調に話しが進んでハッピーエンドです。
あーーーーもう、トウワ、ホントうっとり・・です。
しばらくトウワ色にそまってますから、私(笑)
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《170回目》
 
ののが帰ったあとマスターが佐伯に話かけた。
 
「ののちゃん、今日は、かわいらしい格好して、この後デートかな?」
 
「さあ・・俺が知るわけないだろ!」
 
「何だ。相手、お前じゃないのか?」
「・・・」
 
「お前も出かけるんだよな。この後、確か。」
 
「別の用だよ。」
 
「そうなのか?瑛・・照れなくてもいいのに。」
 
「だから、違うって・・・って言うか、あいつかどうかわかんない・・・」
 
「何だ?それは?」
 
「もう、いいから・・・放っておいてくれよ。」
 
「しょーがないやつだな・・・。
瑛、物事には、タイミングってやつがあってな。
それを失うと、取り返しのつかない時がある。
無理をしてでも、掴かまなきゃいけない時もあるんだぞ。」
 
「わかってるよ。」
 
「ほんとか?いいのか、あんないい子、他の男に取られても。」
 
「だから!何とかするから。」
 
「ハハハ・・・。まあ、頑張れよ!」
 
マスターは佐伯の肩をポンと叩くと
「お前も、もう上がっていいぞ。急がないと遅れるぞ!」
 
「ああ、わかった、ありがとう、じいさん。」
 
そういうと、佐伯は、簡単にその辺の片付けをして、店を上がった。
身支度をして店を出る時、ののの顔を思い浮かべて決めた。
(やっぱり、帰りにここに寄ってもらおう。ケーキ、食わせてやりたいからな。)
 
佐伯は携帯電話で時間を確認すると、すでに9時10分前になっていた。
(やべぇ、間に合わないな・・・)
 
 
 
 
 
                 続く・・・
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 実は、私、このFDで一番怖かったのがユキ君。
なぜなら・・・私はユキ君が好きだったから。
 
わかってるんです、このFDにでてくるのは恐らくユキ君じゃないって。
だから、プレイするのが怖かった。
本当は、本編の時と同じく、トウワ→ユキでプレイ予定だったんだけど
ムツキが私にとっては、「プチ地雷」だったので落ち込みついでに
ここでどっぷり落ち込んで、トウワに救って貰おうと直前に順番を変更。
 
でもなかなかプレイ開始のクリックも押せず・・・。
やっと意を決して始めてみました。
そう、そこにでてきたのは・・・・
やっぱりケイ君でした。はぁ・・・。
わかってはいるけど、やっぱり辛いな私。
もうこのまま、プレイしないでおこうかなって思ったくらい。
もうユキ君はいないんだ・・・って再確認されてるようで。
 
途中、ユキ君のような言動をした時、さつきが思わず
「ユキ君」ってケイ君に向かって言ってしまう場面があったんだけど
「あーもしかしたらさつきは今のわたしの気持ちに近いのかな~」なんて思ってしまった。
ケイ君が嫌いなわけではないし、ケイ君の中にユキ君は生きてるってことも
解ってるつもりなんだけどね・・・やっぱ、ケイ君がユキ君みたいな
言動をすると、見ていて辛いです。
 
話しは、さつきとケイ君がつきあってて
ケイ君が脚本を書いては、さつきに見せに来たりして幸せそうなふたり。
 
でも、さつきがケイ君に向かってユキ君って呼んでしまったのが
きっかけだったかな。
ある日、突然、ケイくんが、
さつきとユキ君の思い出の場所に案内して欲しいって言いだして。
で、さつきは迷っていたけど結局連れて行くことに。
 
最初は、学園時代を過ごした学校。
次はステラ歌劇団で一緒にはたらいていた大道具さんの仕事場。
そして最後にユキ君が消えていった、演劇の公演をした会場。
 
ここでさ、次々とユキ君との思い出が回想シーンみたいに
出て来るんだけど、私、もう号泣してしまいました。
やっぱ、ユキ君がいいし、このシーンはやっぱさつきも辛いでしょ・・・。
 
思い出の場所を回っているうちに、ケイ君がユキとしての自分は全く記憶になっかたのに
どんどん思い出していくんです。
ユキ君とさつきの思い出を。
そして、この後こうだったね、とかこの時こんな気持ちだったって言ってくれるんだけど・・・。
これが返って私には、悲しくて。
 
でも、ユキ君として記憶が戻ったなら、これで本当にケイ君のなかに
ユキ君が生きていることになるのかな・・・。
何とか、そう思おうと私自信を納得させたんだけど・・・ね。
 
ごめん、ケイ君、私はやっぱりユキ君じゃなきゃダメかな・・・。
本当にケイ君が嫌いってわけじゃないんだけどね。
私には、やっぱり辛いストーリーでした。
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
《169回目》
 
24日当日。
学校でも、クリスマス漂うフインキの中、ののはたんたんと授業をこなしていた。
そして、編みあがったマフラーをどうしようか・・・ずっと悩んでいた。
 
(せっかく編んだけど、渡す機会がないよね。学校じゃ恥ずかしいし・・・。
バイト行ってからかな?
でもバイト中は無理だし、終わってからは、佐伯君も忙しいだろうし。
わたしも、ハリーのライブ間に合わなくなるかもしれないし・・・どーしよ・・・
コンサート、終わってからもう一度珊瑚礁に寄ろうかな。
でも、それじゃ遅すぎるし、佐伯君も帰ってないかもしれないよね・・・)
 
答えを出せないまま、ののは珊瑚礁に向かっていた。
とりあえず、マフラーは持って出ることにした。
ののはきれいにラッピングされた小さな袋をそっと鞄の中に入れた。
(これ、渡せるのかな・・・?)
 
そして、珊瑚礁に着いたののは、いつものとおり、扉を開けて中に入った。
 
カラン♪カラン♪
「おはようございます!」
 
するとマスターが優しい口調で話しかけてきた。
「ああ、ののちゃん。おはよう。今日は、イブだというのに手伝ってもらって悪いね。
なんだったら、途中で切り上げても構わんからね。」
 
「ありがとうございます。でも、私、大丈夫ですから。
ちゃんと8時までお仕事できますから!」
 
「そうかい?ののちゃんなら、誘ってくる男、多いでしょ?」
 
「えっ、そんなことないですよ~」
 
ののは、仕事を始めると沈んだ気持ちを追い払おうと仕事に打ち込んだ。
そして、忙しいクリスマスディナーの対応が終わり、8時になった。
あまり時間が無いののは、マスターに言った。
 
「あの、すみません。
ちょっとこの後行くところがありますのでもう上がってよろしいでしょうか?」
 
「あっ、ののちゃん、悪いね。もうお店も落ち着くと思うから上がっていいよ。」
 
「すみません。じゃこれで上がらせていただきます。」
 
ののは、奥で着替えると、珊瑚礁の扉をあけて、出て行った。
 
カラン♪カラン♪
「お先に失礼します!」
 
「ああ、ののちゃんお休み。」マスターが言う。
 
「おつかれさん」佐伯が言った。
 
 
 
 
 
 
                続く・・・
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 冗談で言っていたムツキと・・・が現実になってしまった・・・。
実はね、確かに、ムツキ攻略を希望してたけど
ムツキは絶対、そうはならないって自分の中に妙な自信があったんだ。
でも、とうとう・・・。
 
で、そのストーリーを目の辺りにして思ったんだけど
ムツキはやっぱり弟のままでいて欲しい・・・って思った。
切に思った。
 
姉ちゃんを温かく見守もる、確かにちょっと姉ちゃんに恋心なんかも
抱いているんだけど、ぐっとそれは引き出しにしまいこんでね。
そんな、弟のままでおいといて欲しいって思ってしまった。
「禁断の愛だー!」なんて言っておいて、ホント、我儘な私なんだけど。
 
そんなユーザーさんもきっと多いんだろうね。
ムツキは弟シナリオと恋愛シナリオが選択できる仕様になってました。
もちろん両方やったけどね。
 
 
弟シナリオは、もちろん今まで通りの出来た姉ちゃん思いのムツキだったよ。
留学話をきっかけに、自立しようと決めるムツキ。
 
お姉ちゃんの傍で見守っていることが、
返って姉ちゃんをダメにしてるんじゃないかって余計な気を回わしたりしてね。
 
それでも、お互い、クリスマスイブに予定がないっていうことで
さつきがムツキの部屋にご飯を作りに遊びにいくんだけどね。
 
もう、今までどおりの仲のいい姉弟の世界で、ほんわか温かい気持ちになれました。
ホント、ムツキのような弟が欲しいです!!
 
 
で、問題の恋愛シナリオの方ですが。
禁断の世界じゃなかったからまだ良かったです!
姉弟が恋愛になるのは、もうこのパターンしかないとは思うのだけど・・・。
 
ムツキが留学のため、パスポートを取ろうと戸籍抄本を取って
衝撃の事実が発覚・・・そう、ムツキはさつきとは血が繋がっていなかった。
 
まあね、この短いストーリーで、こんな重い事実としかも
さつきと恋愛させようってことだから、話しに無理は出てきて当然なんだけど。
襲ってしまうわけよ・・・さつきを。
何も知らないさつきは今までどおり接してくるんだけど
血が繋がってないと解ったムツキは
今まで、姉弟だからと封印してきた感情が一気に溢れてしまって、
イライラしてつい・・・ね。
 
強引に恋愛に持ってくなら、確かにこれしかないとは思うんだけど・・・。
ムツキにはやって欲しくなかったな。
恋愛関係になるならもっと正攻法でいって欲しかったけど、
それじゃ時間かかるんだろうね。
 
この一夜の思い出を胸に、家を出て留学してもう二度と
姉ちゃんの前には姿をみせないから・・・とさつきを襲ってしまうんです。
切ないよね~ムツキ・・・。
 
で、ことが終わって、出て行こうとするムツキを「行かないで」と
思いっきり引きとめるさつき。
ここも、違和感ありありで。
あんなに、この事実を否定してたさつきなのに、どーしてそんな一瞬で
ムツキを受けいれるかな~って。
でも、仲良しのふたりだから、ありなのかな・・・なんて思ったりして。
 
最後、ムツキは結局、留学もやめて、2人仲良くなるんだけどね。
まぁ、ふたりが恋人同士なら、こうんなるんだろうなって思うような
幸せそうなふたりの関係が描かれていたけど、
私の中では何だかしっくりこなくてね。
 
やっぱりムツキは「できた弟」のまま置いといて欲しいです。
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《168回目》
 
ののが、視線を落として、佐伯の手元を見ていると、今度は佐伯がののに問いかけた。
「お前はどーなんだよ?」
 
「・・・」
 
「おい!のの。聞いてんのか?お前は明日どーするの?」
 
「えっ?何?私?
私は・・・えーと。実は、友達に誘われてて、出かける予定だよ。」
 
「ふーん、そっか。予定あるなら、明日バイト休んでもいいぞ。
時間、遅くなるだろ?」
 
「ううん、大丈夫、9時集合だから。それに、ここから出た方が近いんだ。」
 
「どこまで行くんだ?」
 
「遊園地の方。」
 
「・・・。遊園地。」
 
「そう、だから、家から出るより、ここから出た方が近いでしょ?」
 
「お、おう。そーだな・・・」
(もしかして、くるみの話、本当なのか?)
 
「お前、遊園地に行くのか?」っと佐伯が聞いた時、
カラン♪カラン♪
お客が一人お店に入ってきた。
 
「あっ、お客様。私、行ってくるね。」
 
「ああ。」
 
ののは、そう言うと、お店のほうへ出て行ってしまった。
「いらっしゃいませ!」
 
 
その後、佐伯とののは、明日の件で話すこともなく、ののが帰る時間になった。
マスターがいつものように呼びかける。
 
「ののちゃん、時間だよ。もう上がっていいよ。」
「はい!」
 
ののは答えると、奥で着替えを済ませて、家に帰っていった。
店にいる間は気が紛れて、あまり考えてなかったが、
バイトが終わり、帰り道を歩いていると
さっきの佐伯との会話を頭の中で繰り返していた。
(やっぱり、くるみさんと・・・)
 
 
佐伯はののが帰り、店を閉める時間になるとマスターに話をした。
 
「じいさん、悪いけど、この後ちょっと作りたいものがあるから
店のキッチン、かりるぜ。」
 
「ああ、いいけど、何をつくるんだい?」
 
「新作のケーキ。」
 
「ほほ・・・今からか?もう間に合わないんじゃないか?」
 
「身内で食べるだけだから、大丈夫だよ。」
 
「そうか・・。じゃーまぁ、あまり遅くならないようにしなさい。」
 
「わかったよ。」
 
佐伯は、そう答えると、キッチンに向かった。
(新作のケーキ、あいつに食べさせてやりたんだけどなぁ。
それに、これもあるし・・・)
 
それは、この前購入した腕時計だった。
やっぱ、帰りにちょっと寄ってもらうか。
(遊園地をちょっと早めに出れば、何とかなるよな。)
 
そんなことを考えながら、佐伯は手際よくケーキを仕上げて言った。
(これでよしっと)
 
出来上がったケーキを眺めた佐伯は
「これ、あいつに食ってもらえるかな?食ってるあいつの顔がみたいぜ。」
と呟き、冷蔵庫の中にケーキを収めた。
 
 
 
 
 
 
 
                    続く・・・
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拍手

 ハルはね・・・もうハラハラでした!
だってね、本編の学園編で、本当は両思いなのに
お互い勘違いして、お互い気持を確かめる勇気が出せなくて
自分だけが相手に片想いしてると思い込んで、想いを伝えることなく
卒業して別れてしまう・・・っていうENDがあったのだけど・・・。
それ彷彿とさせてしまうストーリーで。
「このふたり、また、両思い同士なのに別れるのかな・・・」って思ってしまってね。
 
ふたり順調に交際を重ねてきていたんだけど
時間がたつにつれて、会う回数、出かける回数が減ってきて
ちょっと不安に思い始めていたさつきのところに
ハルの妹、アキナから「最近、お兄ちゃんの様子がおかしい」と言うメールが。
 
これで、もう、疑心暗鬼の世界に入ってしまったさつきは
勝手にハルに好きな人ができて、自分とは別れたがっていると思い込んでしまう。
 
タイミングよく(?)ハルはハルで、さつきにプロポーズしようと
目標にしている貯金額を貯めようと、仕事に費やす時間を増やし
貯金がたまれば、今度、婚約指輪を買うのに四苦八苦。
ジュエリーショップの前まで行っては店の中に入れず帰るという行動を何日も繰り返す。
その姿を偶然さつきに見られたりして、どんどん悪い方向に向いて行ってしまう。
 
そして、クリスマスイブの夜、ハルはさつきにプロポーズしようとそわそわしてしまう。
会ったときから様子がおかしいとさつきはハルの態度を悪い方へ取ってしまう。
結局、ハルは何も言えずにその日は終わってしまうのだけど
さつきは完全に、別れを切り出されると思いこんでしまう。
 
大晦日の夜、ハルは「大事な話があるから家にきて」とさつきを誘います。
さつきは、もう別れ話だと思っているから
家に行って、ハルと向き合い、沈黙が続いた時、耐えきれずに
先走って言ってしまいます。
「私のこと嫌いになったの?別れたいの?」と。
 
あーあー言ってしまった。
ここで、今までのパターンだと、ハルもこのさつきに言葉を
「自分を嫌いになったから別れたいんだ・・・」と取ってしまって、
本当は好きなのに、別れてしまうパターンなんです。
だから、「あーあー・・・」って思ったんだけど。
 
今回のハルはいつもとは違いました!
自分の行動が、さつきに淋しい想いをさせたことを謝って
どうしてそうなったかを説明しました。
「あーハル、進歩したな・・・」って嬉しかったよ!
で、誤解が解けたふたりは、目出度く結ばれました。
本当に良かったです!!
ハル、とっても幸せそうで・・・。
ハル、笑うと可愛いもんね!!
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《167回目》
 
その日の授業を終えて、家に帰ったののは、バイトの時間までぼんやり考え事をしていた。
やはりくるみのメールのことが頭から離れず、気になってしまっていた。
(本当なのかな?今日、思い切って、佐伯君に聞いてみようかな?
こんな調子じゃ、私、何も出来ないよ・・・)
 
そう思いながら、出かける時間になったののは、珊瑚礁に向かった。
 
珊瑚礁の扉を前にして、ののはまだ佐伯にくるみのことを聞こうかどうか迷っていた。
カラン♪カラン♪
「おはようございます!」
 
ののは扉を開けて店の中に入ると、
カウンター席でマスターと話をしていた佐伯と、目が合ってしまった。
 
何故だか、気まずくて、思わず目をそらしてしまったののを不思議に思ったマスターが言った。
「おはよう、ののちゃん。今日は悩める少女かな?」
(うう・・・マスター鋭い・・・)
 
佐伯も目が合った瞬間、プィっと横を向いてしまっていた。
 
「何だ、何だ。ふたりとも、喧嘩でもしたのかい?」
 
そんな、マスターの問いかけに佐伯が答えた。
「そんなんじゃないよ。急に、あいつが入ってきたから驚いただけだよ。」
 
ののも続けて行った。
「二人して、カウンターにいるの、珍しいですよね。
私もちょっとびっくりしちゃった。じゃー、支度してきます!」
 
「ああ、今日も1日よろしく頼んだよ。」
マスターがいつもの穏やかな笑顔を向けてくれた。
 
「はい!」
 
夕方の忙しい時間帯が過ぎて、ひと段落した時、
ののはやはり佐伯にくるみのことを聞こうと、
カウンター奥にいる佐伯のところへ行った。
 
「佐伯君、ちょっとききたいことがあるんだけど、今、少しいい?」
 
「ああ。俺もお前に聞きたいことあるんだ。」
 
「えっ?何?」
 
「お前、先でいいよ、俺のはたいしたことじゃないから。」
 
そう言われたののは、返って緊張してしまい胸がドキドキしてくるのが分かった。
 
「うん、じゃー。
佐伯君さ、明日、ここのお店終わった後、どこかへ出かけたりする?」
 
「え?何でそんなこと聞くんだよ?」
 
「あっ、そうだよね。関係ないんだけどさ・・・。
ちょっと気になったから・・・。
佐伯君みたいな人って、クリスマスとかお誘いたくさんくるでしょ?
どーしてるのかな?って思って。」
 
「俺は毎年、店に出てるから。どこにも出かけないよ。
あっ、でも、明日は、出るかもしんないなぁ?」
 
「え?そうなの?約束あるの?」
 
「約束っていうか・・・。まぁ、俺の場合、店次第だからさ。
時間に間に合わないってこともあるし、そのときにならないとわからないかな?」
(あ・・・やっぱり、佐伯君、くるみさんと会うんだ・・・)
 
 
 
 
 
 
                      続く・・・
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 もしかしたら、今回のダークホースかも?!って感じのハヤタさん。
この人、とっても、渋いんです!!
清一郎より、古き良き時代の「日本男児!」のイメージ。
 
まぁ、本編でも、「恋愛する」って感じではなく
ハヤタが俳優になる応援をしているストーリーだったので
今回の短いストーリーの中で、結ばれて、プロポーズまでいくのには
ちょっと無理がある流れだったんだけどね。
 
それでも、ハヤタのこう、あくまでも堅苦しい(笑)というか
何事にも生真面目っていう点が生かされてたように思います。
そうそう、ちょっと天然が入ってて、くすっって笑えるところとかもあって。
 
ストーリーは、「純愛」です!(笑)
一緒にご飯を食べたり、出かけたりして、じょじょに惹かれ会っていくふたり。
ハヤタさんは、さつきのことを「高嶺の花」扱いなので
中々思いきったことが出来ないんだけど、ある日のデートの帰りに
意を決して、告白。「俺と付き合ってください」と。
そして、その日、初めて口づけをかわし、一夜を共にします。
(この辺はちょっと無理が・・・だって、このふたりが1日でここまでいくとは・・・)
 
順調に交際を重ねて行くんだけど、さつきはどんどん人気俳優になっていくハヤタに
だんだん引け目を感じて行きます。
ハヤタの人気をめのあたりにしたさつきは、自分がハヤタの未来の
邪魔をしてるんじゃないかとハヤタから離れようとします。
 
そんなさつきの想いに感動した(自分の将来を思って別れようとしたこと)
ハヤタは勇気を出してさつきに告白。
さくらの下での、プロポーズは、何だかジーンときて、感動してしまいました!
 
まぁ、話しの流れにかなり無理があったけど、ほんわかしてしまいました。
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《166回目》
 
翌朝、ののは、重い気持ちを抱えたまま学校へ向かっていた。
昨夜のくるみのメールのことが一晩中頭を巡り、あまり眠ることが出来なかった。
俯き加減に教室に入ると、いつもどおりにはるひが元気よく、挨拶をした。
 
「のの、おはようさん!」
 
「あっ、はるひ・・・おはよう・・・。」
 
「ちょっと、あんたどないしたん?元気ないやん?」
 
ののは、はるひに相談するかどうか一瞬考えて言わないことにした。
(またはるひに話すと話が大きくなるかもしれないから・・・)
 
「そんなことないよ、元気だよ。でもちょっと寝不足かな?」
 
「はは~ん、さては、クリスマスのプランでも立てとって寝不足なんやろ?」
 
「違うよ!そんなんじぁないから・・・」
 
「もー隠さんかてええやん!で、イブのご予定は?」
 
「何も無いよ・・・」
 
「へっ???」
 
「だってバイトあるし・・・」
 
「あんた、アホちゃう?イブの夜にバイト入れたの?」
 
「だって、忙しいから」
 
「・・・。でもさ、バイト終わってから会うとかやろ?」
 
「ううん、ホントに何も無いよ・・・。」
 
「マジ?」
 
「マジ・・・。」
 
はるひは突然大声で笑い出した。
「ブハハハ!あんた~何しとるん?プリンスはどーするん?」
 
「だって、佐伯君もその日、バイトで遅くなりそうなんだもん。」
 
「あんたら夢がないカップルやな・・・」
 
「カップルじゃないよ・・・」
 
「なぁ。マジで予定ないなら、
24日の21時からハリーたちがゲリラライブするんやけど一緒に見に行かへん?」
 
「21時か・・・。バイトは20時までだから、大丈夫だと思うけど。場所は?」
 
「ちょっと遠いんやけど、遊園地横の広場でやる予定なんや。」
 
「そうなんだ。遊園地方面なら、バイト終わってから急いでいけば間に合うかも?!」
 
「よし、ほんなら、イブは寂しいもん同士、ハリーの野外コンサートに行くで!」
 
「うん、わかった」
 
ののは、はるひと24日の予定を話しながら溜息をついた。
(佐伯くんは、24日はくるみさんとデートなんだよね・・・はぁ・・・)
 
 
 
 
 
 
 
               続く・・・
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 ヒカリさん、「すみれの蕾」ではかなりいいポジションにいるんですよね。
他の男性陣たちがさつきを巡ってあーだーこーだーやってる好隙に
さらっとさつきをさらっていく感じ。
公式HPでUPされるミニドラマやおまけのストーリーなんかでは
いつもそんなおいしいポジションにいたんです。(笑)
 
今回のFDでも、ヒカリさんかっこ良かったです!!
それに、私、はじめてヒカリさんのストーリーで涙しました。
百合の関係はやっぱりちょっと受け入れるのには抵抗あるんだけど
ヒカリさんの場合は、結構、すんなり流せてしまうから不思議。
それに、今回はストーリーがホント良くて・・・。
 
天組、トップに登りつめたヒカリが引退する話しだったから。
さすがに最終公演の様子は涙が出てきました・・・。
本編の時から、ヒカリさんってば
男性陣より、潔くて、きっぱりしてて強くて、生き方が凄くかっこいいんです。
今回もそれが上手く表現されてて。
最終公演が終わった夜、唯一、さつきに抱きしめられて泣いてたけど。
あとは、ホント、潔いです。
引退することを、「次に進むために卒業するだけよ!」って
さらっと言ってのけるところなんて・・・ほんとかっこいいな。
 
ある意味、男性陣よりかっこいいヒカリさんなんですよね。
素敵でした!!
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《165回目》
 
同じころ、佐伯のところにもくるみから1通のメールが入っていた。
佐伯の携帯電話のバイブが揺れていた。
ブーブーブー。
 
佐伯はベッドの上に寝転がって、明日の授業の予習をしていた。
机の上の携帯電話を取り、メールの確認をした。
(げっ!またあいつからだ。
ここんとこ、無視状態なのに、懲りないやつだな・・・。
こんなにしつこいやつ初めてだな・・・。
どんな神経してるんだ、あいつは。
俺、かなりはっきり意思表示してるんだけどなぁ。何で、わかんだいかな~)
そんなことを思いながら、メールを読んだ。
 
「瑛君、こんばんは!
この前は、しつこく誘ってごめんなさいね。
私も、鈍感じゃないから、瑛君の気持ちはよく判ったよ。
でもね、そんなに簡単に諦められないから出来るだけ頑張ってみたかったの。
でも、もう限界なのかな・・・って思った。
 
それで、今更なんだけど、今までのお詫びを兼ねて
瑛君にクリスマスプレゼントをあげようと思って。
 
24日の21時に遊園地の入り口に来て。
競争率の高いクリスマスイルミネーションイベントのチケットだから
無駄にするの勿体無いし、あなたの大好きな人誘ったから、その人と行ってきて。
その子、きっとあなたのこと、ずっと待ってるだろうから必ずず行ってあげてね!」
 
佐伯をメールを読むと、「何だこれ?」と呟いた。
(あいつ、何、考えてるんだ?誰、誘ったんだ?
それに急に、こんなこと言い出すの、おかしいよな・・・)
 
「俺の大好きな奴って?あいつの知り合いで・・・って、もしかして・・・?!」
佐伯はめずらしく動揺をしていた。
 
(いや、それはないはずだよな。まあ、明日、あいつバイトに来る日だし。
ちょっと、聞いてみればいいか・・・)
佐伯は携帯電話を閉じると、予習の続きをはじめた。
 
 
 
 
 
 
                     続く・・・
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 清一郎は本編では、お笑い担当って言うか・・・
緊迫のストーリーの中のオアシス的存在だったな。
 
他のキャラ達が個性的すぎたこと。
そしてストーリーもハラハラだったり、緊迫感迫っていたり、
重かったり、涙、涙だったり・・・そんな中
普通にプレイできたと言うか、安心してプレイ出来たキャラなんです。
 
でも、このFDでは、あまりお笑い担当はしてなかったな・・・(笑)
凄く、真面目なストーリーでしたよ!
 
さつきの両親に結婚のお願いを済ませ、結婚間近という中
やはり、歌舞伎の世界に嫁ぐということで
務まるかどうか見極める為に1週間花嫁修業をするように
清一郎の母親に言われて、花嫁修行をするさつき。
 
でもやはり実際、清一郎の家で過ごすことになると
精神的にも、肉体的にも追い詰められて、マリッジブルーになってしまいます。
「私に務まるのか?清一郎さんと本当に結婚してもいいのか・・・?」と。
 
そんなさつきを何やかんやと理由を付けてちょっかいをかける清一郎。
一見、鬱陶しい行動も、よくよく考えると、
ひたすらさつきのことを心配しているからこそ起こる行為だと。
 
さつきも最初はそんな清一郎にイライラしてそっけなくあしらったりしてたけど
だんだん清一郎の本心がわかり、そして、清一郎と歩いていく決心をします。
清一郎の母親の真意もわかりここでやっていける確信をしたさつきは
清一郎との結婚を決意します。
 
こんなとっても真面目なストーリーだったの、今回の清一郎。
相変わらず、時々世間離れした言動をしてたけど
でも、さつきを「幸せにしてやるんだ!」と真剣でした。
そんなところが清ちゃんらしくて・・・(笑)
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《164回目》
 
街のあちこちがクリスマスの風景に変わり、
夜は色とりどりのイルミネーションで煌びやかに飾られる頃、
ののはベットにもたれて大きくひとつ伸びをした。
 
「ああーー、やっと出来た!」
手には、今、出来上がったばかりのエンジのマフラーが握られていた。
 
今日は、12月22日。
(良かった・・・何とか間に合った。)
 
出来上がったマフラーを両手に持って、裏表、上から下へとじっくりと網目の確認をした。
(うん!私にしては上出来!佐伯君、喜んでくれるかな?
でも、どうやってこれ渡そう・・・。
やっぱり、バイト終わってから、どっか誘おうかな・・・)
 
するとメールの受信を知らせる着メロが鳴った♪~♪~♪~
(あっ、くるみさんからだ・・・)
 
ののは、慌てて携帯電話をとり、メールを開いた。
 
「のの、こんばんは!
 喜んで!瑛君、24日に会ってくれることになったんだ!念願の遊園地だよ!
 オールナイトのクリスマスイルミネーションイベント見れるんだよ!
 もう、私、嬉しくって、嬉しくって・・・。
 大興奮で、メールしちゃった!
 私、ここで絶対、瑛君の彼女の座を射止めるから、応援してね!
 じゃーおやすみなさい!」
 
(えっ、何これ?本当なの???うそ・・・だよね・・・)
ののは携帯電話を握るしめて愕然としていた。
 
(佐伯君、OKしたの?24日・・・どーして?
自分で何とかするって言ってたから、あの後は私、くるみさんに
何を頼まれても、断ってきたのに・・・どーして?
これが、佐伯君が出した答えなのかな・・・)
 
ののは、出来上がったばかりのマフラーをしばらく放心状態で眺めていた。
(どーして?佐伯君・・・)
 
 
 
 
 
                  続く・・・
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 今年、最初の乙女ゲームは、大好きな作品だった「すみれの蕾」のFDにしました!
「すみれの蕾」は続きを出す予定はなかったそうなんだけど、
ファンの要望が多くて、発売されたようなんですよね。
しかも、最初はドラマCDとサントラだけの予定だったとか・・・。
でも、どうせなら・・・とFD発売になったそうです。
 
だろうな・・・だって、この作品、本当にいい作品で、私大好きだもの。
同じように思ってる乙女ゲーマーさんもたくさんいるんだろうな・・・って。
 
29日届いたけど、年末忙しくて、やっと1日、深夜に初プレイしました!
でね、誰からって悩んだんだけど、本編の時と同じ、カナデにしました。
だって、メインキャラ!だもんね!
では、行ってみよう!!
 
 
先程も言いましたが、カナデはこのゲームの一番のメインキャラなんです。
なんだけど・・・
本編では、トウワ人気とユキの真実ストーリーの強烈さに押されて
ちょっと陰が薄かった感じなんです。
 
主人公:さつきとは幼馴染で、本当は、何十年もさつきだけを
想い続けてきたのに、素直になれなくて中々、うまくいかないんです。
そんな中、巴草ソウとしてのコンサートで「初恋」を演奏して
告白したストーリーは、私大好きなんです・・・。
そんな、とっても愛らしいキャラなんだけどね。
 
最初にプレイしたから、最後までやってからじゃないと何とも?だけど
私は、このFDのカナデは好きですよ!
メインキャラの立場を守ったんじゃないかな・・・って思えたけど。
まず、何だかすごく男前になった感じがしたのは私だけかな。
思わず、じーーーと見てしまったわ。
絶対、前より、奇麗になった気がする・・・。
 
ストーリーはさつきと結婚して、日本で一緒に住んでいるんだけど
カナデの仕事の拠点は海外で、1年の間、ほとんど海外に行っていて
さつきに会えるのも、1か月に数日という生活。
お互い、淋しくて、一緒にもっといたいって思ってるんだけど、
お互いが相手の仕事のことを思い、我慢している状態。
カナデはさつきにステラ歌劇団の衣装部を続けてもらいたくて。
さつきは、カナデに海外で活躍してもらいたくて。
 
でさ、動いたのは、やっぱりカナデ。
カナデさ、さつきに淋しそうな顔させたくなくて。
日本でピアニストとしての活動は自分には不利になるってわかってて
それでも、日本に拠点を移す決心するんだよね。
もーーーどんだけさつきに惚れてるんだろ・・・カナデは。
そんなカナデの行動が、ホントにさつきを愛してるんだな・・・って
ひしひし伝わってきて、感動しました。
涙、涙で画面が霞んでしまいました。
 
多分8人の中で、一番さつきのこと愛してるんだろうな。
そんなこと思ったら、立派なメインキャラだと思いました。
 
 
 
 
 
====================================
【瑛君とののの物語】
 
 
《163回目》
 
井上はほっとした表情の、ののの顔を見て微笑んだ。
 
「ののちゃん、やっと笑ったね。君はやっぱり笑顔が似合うよ。」
 
「えっ?そ、そうかな・・・。何だか、面と向かって言われると恥ずかしいよ・・・。
 
「アハハ、ほんとだ!ののちゃん顔真っ赤!かわいいね!」
 
「もう、井上君、からかうのは辞めて!」
 
「わかった、わかった!」
井上とののはお互いの顔をみて笑いあった。
 
 
マスターから頼まれた、クリスマス用のキャンドルを買った佐伯は
思った以上に買い物に時間をとられて、少し焦っていた。
携帯で時間を確認すると、もう3時を回っていた。
 
(げっ。もう3時まわってるよ。早く帰んないと、忙しい時間になってしまうな。)
 
佐伯は、少しでも早く帰ろうと、近道をすることにした。
(確か、ここのレストラン街抜けた方が早かったよな。)
 
そう思って、レストラン街を抜けようとして、ふと通りかかったカフェで
見覚えのある二人を発見してしまった。
(あれは・・・井上とのの?
やっぱり、さっき見たのも、あいつらだったんだ・・・
何やってるんだ?ふたりで?もしかしてデート?)
 
あいつと井上ってそういう仲だったのか?俺、何にもきいてないぞ・・・)
 
佐伯はもう一度、ふたりの様子を伺った。
(あいつ、何だか嬉しそうだな・・・)
 
そう呟くと、足早に駅に向かって歩きだした。
手に持っている時計の入った小さな紙袋を自分の目線あわせると
「もしかして・・・俺、間抜けなことになってるのか?」そう呟いた。
 
ののと井上は、その後もまだハリーやはるひの話をしたりして過ごしていた。
 
「さーて、ののちゃん、ずいぶん、顔も明るくなってきたことだし、そろそろ出ようか?」
 
「うん、そうだね、井上君も買い物の途中だったんだよね。」
 
「そうだった!俺、あの店に用事があったんだった!」
 
「実は私も、毛糸を買いに行く途中だったの。」
 
「えっ?毛糸?何か編むの?」
 
ののは井上に突っ込まれて少し恥ずかしそうに答えた。
「うんとね、ありきたりなんだけどマフラーでも編もうかなって思って。」
 
「佐伯君に?」
 
「え?」
(え・・・井上君ってば何で分かってしまうんだろ?)
 
「いいな、佐伯君ばっか。毛糸余ったら、俺にも作ってくれよ!」
 
「うん、でも今回はあまらないと思うから。ごめんね。」
 
「そっか・・・。残念だな。」
井上は本当に残念そうな顔して、さびしそうに笑った。
 
 
井上とののは並んで、店をでると
「じゃーここで!」と軽く手を上げで井上がエスカレーターに向かった。
 
ののは、慌てて、去っていく井上の背中に向かって少し大きな声で
「井上君、今日はどうもありがとう!」と答えた。
 
ひとりになったののは、今度は急いで、毛糸売り場へ向かった。
そして、色を物色にかかるとまず第一候補に思い描いていたエンジの毛糸を手に取った。
 
(よし!やっぱり最初、思ったとおりこのエンジにしょう!)
ののは、エンジの毛糸を一袋とると、レジで会計を済ませ、ショッピングモールを後にした。
 
(よーし、頑張って編むぞー!)
ののは、心の中で呟いた。
 
 
 
 
 
                  続く・・・
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拍手

 新年、明けましておめでとうございます!
 
 
昨年末はバタバタとしておりまして
皆さまのところにお邪魔できず、ごめんなさい!
何とか、こうやって新年を迎えることができました。
 
 
今年は、新年から数カ月、乙女ゲーム発売ラッシュになり
時間とお金がなくて、嬉しいんだけど、苦しいな・・・って感じですね。
で、今年の目標は
『積みゲーをこれ以上増やさないこと!』  にしました。
 
だって・・・今、積んであるゲームを消化する時間がないから
減らすことはできないんだよね。
だったら、これから購入するソフトは何とか積まないようにしなきゃ!って
思っているわけです・・・。
「これ、わたしの頑張りどころ・・・」www
 
【瑛君とののの物語】も、明日ぐらいから続きをスタートしようと思ってます。
今から、ふたりのクリスマスが始まりますが
どうか、温かく見守ってあげて下さいね!
 
皆さんの応援に支えられて今年も頑張ってブログ書いていきたいと思ってます。
今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

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職業:
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趣味:
ゲーム(主に乙女!)・散歩・ぼーっとすること!(これ趣味?!)
自己紹介:
自己紹介ってこれといって何もないんですよね・・・。
会社員・主婦・母親の3足のワラジ履いてますが、どれも中途半端だし・・・。
密に乙女ゲーム大好きで結構、のめり込んでしまう方です!だから、余韻でしばらく次に行けない時がしばしば。でもやる時はやるけどやらない時は全くやらないかな・・・。昔のを突然やり出したりってこともしばしばです。
こんな私ですがよろしく!です。
乙女ゲーム二次創作サイト
★私の大好きな作家さんのサイトです!
 とっても素敵な作品がありますよ♪

SNOW FLAKE


★乙女ゲーム仲間さんのサイトです。
 本格的な小説が多数掲載されてます♪

きゃらめるかんぱにー

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きざはしさん創作の「瑛君とのの」のお話も掲載されてます♪

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