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乙女ゲーム(携帯 PC DS PSP)のプレイ日記です。 文末に「瑛君とののの物語」というお話も掲載中。 気が向いた時、思ったことを綴っていこうかな~って思ってます。 だからきっと更新も話題もバラバラになると思います。 こんなブログですが温かく見守って下さい! *ネタばれ、セルフありです!
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 恋文の続き・・・最終回です。
 
 
【山南敬助】
 
私からこのような手紙を受取ったこと、君は意外に思うかもしれない。
いや、もしかすると君は、もう理解してくれているのかも知れないね。
 
こう見えても、本来の私は直情型の人間だ。
だが、いくら直情型の私とは言え、やはり何の確信もないまま
自分の気持ちを伝えられはしない。
 
君と私の間に特別な何かが、
そう、男と女の間に生じる一種独特の感情が感じられたからこそ
私は筆を取ったのだ。
私のその認識が間違いでないことを祈りつつ、君に私の願いを伝えたい。
 
私は生涯君と共にありたいと願っている。
そして君を愛し、君に愛されることを励みとして日々を営みたい。
君と共に老いてゆき、君に看取られて最後を迎えることができたなら
これ以上の幸せはない。
 
私は今、とても懐かしい緊張感を感じている。
まるで十代の若者に戻ったかのようだ。
 
覚悟はできている。
是非、君の答えを聞かせてほしい。
 
 
 
 
【山崎燕】
 
いいこと、今からアタシが有難いお話をしてあげるから
アンタは座して黙ってこの手紙を読みすすめるのよ。
わかったわね。
 
知っての通り、アタシは不断の努力の結果、
この美しい見た目を維持してるワケだけど
アンタってば、女の子に生まれておきながら
女としての自分を磨くことに無頓着すぎるのよね。
 
アンタの隣には、
アタシっていういいお手本がいるってこと忘れてやしない?
美の伝道師を自負するアタシとしては
アンタのそういったところが我慢ならないのよ。
 
だって納得できないじゃない。
女らしさを追求し続けているアタシをさいおいてさ。
お化粧も着物の見立ても出来ない、アンタのやたら無邪気な笑顔が
ウケちゃたりするなんて、ホント、イヤになっちゃうわ。
梅ちゃんなんて。アンタにぞっこんじゃない。
 
梅ちゃんだけじゃないわ。かくいうアタシも・・・ね。
でも、このままじゃアタシの気が済まないからさ。
せめてアンタをアタシ色に染めさせてほしいの。
 
ちゃんと理解してる?
つまりアンタにアタシの女になれって言っているのよ。
ふふ、もちろん拒否したりなんかしないわよね!
 
 
 
山南さん、「私は生涯君と共にありたいと願っている」なんて言っておきながら
さっさと先に天国に行ってしまって・・・もう!
山南さんの生き方は確かに自分は満足だったと思うけど、
鈴花にとっては彼の極まりない我儘だよね・・・。って私は思うんだけどね。
残される者のことなんて、考えてないものねwww
 
 
山崎さんは・・・やっぱり見た目がずっと女の子だったから
どうしても恋愛対象ってみれなくてwww
面倒見がいい姉御と暮らすって言う感覚になってしまったわwww
 
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《214回目》
 
ののは、引き寄せられる優しくて逞しい腕に身を委ねた。
佐伯の胸に顔を埋めると、さっき湧き上がっていた情けない感情が引いていき、
すっと力が抜けた体に安心感と安らぎを感じた。
(あっ、瑛君の匂いがする・・・)
 
「のの、お前は俺の彼女だろ・・・」
 
「うん・・・」
 
「なんでそんな遠慮してる?」
 
「だって、瑛君は、私の彼氏だけど、みんなのプリンスだし・・・」
 
「お前がそんなにそこに拘るなら、俺、みんなの前で宣言してやってもいいぜ。
もっと堂々としてろ。わかったか。」
 
「うん、ごめん・・・」
 
「・・・・・」
 
「瑛君?」
 
「お前、髪、まだちょっと濡れてるな・・・」
 
佐伯は、ののを髪に指を滑らせて、呟いた。
 
「お前ってほんと、馬鹿だよな。雨の中、傘もささずにあんなとこで待ってるんだからな・・・」
 
「・・・あんまり馬鹿、馬鹿言わないでよ・・・」
 
「でも・・・」
 
佐伯は、両腕でののを強く抱きしめた。
 
「そんな前、俺はすきだよ。」
 
「えっ!」
 
ののは、佐伯の吐息を感じながら、その言葉を聴いて
胸がドキドキして、顔が火照ってくるのがわかった。
 
「なぁ。お前、何で黙りこくってるんだ?」
 
「だって・・・恥ずかしいよ。」
 
「どうせ、お前また、茹蛸みたいに顔、真っ赤なんだろ?」
 
「もう、言わないで・・・意地悪・・・。」
 
「どれ?みせてみろ・・・」
 
佐伯は、抱きしめていた手を緩めると、
今度はののの肩に手を置いて、顔を覗き込んだ。
 
「フッ、お前・・・ホント真っ赤だな・・・」
 
「もう、だから、そんな事言われたら、余計に・・・うんっ!」
 
ののの言葉を遮るように、佐伯の唇がののの唇を塞いだ。
柔らかくふわりとした感触だった佐伯の唇がじょじょに激しさを
増してくるのがわかった。
 
そして、のの自信の感覚も麻痺をし、体の力が抜け、
頭の中が真っ白になってくるのがわかった。
 
(もしかしで、このまま私たち・・・)
 
 
 
 
 
 
                     続く・・・
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 恋文またまた続きです・・・。
 
 
 
【土方歳三】
俺はこれまで女に不自由したことはない。
自惚れなどではなく、事実そうだった。
 
だが、恋多き人生であったかと言えば、そうでなかったかも知れない。
女のことを考えて眠れぬことなど、一度もなかったのだからな。
 
このままでは満足に副長としての責務を果たすこともできん。
どうすればよいか打開策を考えてきたのだが、
もはや生半可な策ではどうにもならんようだ。
 
だから今ここで提案したい。
もしも、おまえが俺に対して女としての感情があるのなら
今日をもって俺の女になってみてはどうだ。
もはや、その感情が不謹慎だとは言わん。
俺もひとのことは言えぬからな。
 
だが、他の隊士の手前、俺がおまえを女として扱うことはない。
例え二人きりになろうとな。
それでも良いというならば、前向きに考えてみてはくれないだろうか。
 
あまりに都合のよいことを言っていることは理解している。
だが・・・俺にはおまえが必要なのだ。
 
 
 
【才谷梅太郎】
よぉ、元気かえ?
実はまた仕事で西国へ下ることになってしもうた。
当分おまんと会えんようになるかと思うと、
気が滅入ってかなわん。
 
わしと会えん間は、おまんもさぞかし辛かろう。
そがーな辛さに耐えられんようになってしもうた時は
この手紙でも読み返してワシのことを思い出してくれりゃええ。
こがーな手紙でよけりゃ、
何通、何十通、いや何万通でも送っちゃるきに。
 
おおそうじゃ。
次に会う時は、みやげものを持ってってやるぜよ。
おまんも希望は、やっぱり甘いもんちゅうことになるんかのお?
わしとしては、是非ともおまんに袖を通して着物があるんじゃが・・・。
 
日本の着物やのうて異国の着物なんじゃが、
まぶしいほど真っ白な着物やか。
まっことおまんによぉ似合うと思うちょる。
そっちへ戻ったら、おまんのところえへ持ってくき一度着てみとうせ。
いつか来る晴れの日の、ええ予行演習になるかもしれんからのお。
 
はっはっは、わしも罪作りな男やか。
 
 
 
土方さん、手紙ですごいこと言ってる・・・
「俺はこれまで女に不自由したことはない。」とか、
「今日をもって俺の女になってみてはどうだ」とか・・・。
確かに、事実でも、土方さんは、持てた証拠が残ってるみたいだしね。
しかし、ほんと、我儘な言い分・・・やけど
「うん・・・」って言ってしまうんやろな・・・
 
 
梅ちゃんは、梅ちゃんらしいwww
「何通、何十通、いや何万通でも送っちゃるきに。」なんてwww
しかも、最後の「まぶしいほど真っ白な着物」って
ウエディングドレスのことだよねwww
さすが梅ちゃん!最先端を行ってるなwww
 
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《213回目》
 
ののは、思い切ってその沈黙を破った。
 
「瑛君、ごめんね、こんなことになってしまって。
でも、私、これをどうしても渡したくて・・・」
 
そう言って、手提げ袋からチョコを取り出した。
 
「これ、バレンタインのチョコ。はるひと一緒に作ったんだ。
でも、私、チョコ作りは初めてだから、気に入ってもらえるかどうか・・・」
 
そして、箱を佐伯に差し出した。
佐伯はそれを受取ると、綺麗にラッピングされたリボンを解き、
包み紙を開き、中の箱の蓋を開けた。
 
「・・・。」
 
「あの・・・何かへん・・・だった?」
 
「いや。」
 
佐伯は中の星型のチョコをひとつ摘むと口に入れた。
 
「やっぱ、瑛君の目からみたら変・・・だよね。
彩さんのなんて、お店においてもいいぐらいのだったし、
くるみさんのは、手に入れるのが大変な高級品の包みだったし・・・
他にも沢山もらってたよね・・・朝から・・・」
 
ののは一気にじゃべると口を閉ざして、俯いた。
 
「お前、そんなこと気にしてたのか?」
 
「だって、朝から、瑛君全然、とりつくしまがなくて・・・。
いつ行っても女の子に囲まれてるし。
あっ、でも、解ってるよ、瑛君はみんなのプリンスだから
あーやって、笑顔でチョコ受取らなきゃいけないんだよね・・・」
 
「お前さ、それヤキモチ?」
 
「だから、わかってるよ、しょうがないことは・・・
でも、やっぱり傍でみてたら、気になるの・・・」
 
「だから、それやきもちだろ?」
 
「うん、そう、私のやきもち・・・。」
 
ののは、つまらない嫉妬をしている自分が情けなくなってきて
涙がこみ上げてきた。
 
「馬鹿だな、おまえ。最初から素直に認めればいいのに。」
 
佐伯は、持っていたチョコレートの箱を静かに床におくと
右手をののの頭に手をまわし、そっと引き寄せた。
 
 
 
 
 
 
                  続く・・・
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 恋文の続きです。
 
 
【藤堂平助】
 
面と向かって言ったら冗談で済まされてしまいそうだから
少し気分を変えて、手紙で俺の想いを伝えようと思う。
 
あんたのこと、最初はとんでもなく礼儀知らずな奴だと思ってたんだ。
だってそうだろ?
仮にも年上の幹部をつかまえて、『平助君』だもん。
で、理由を聞いたら何となくフインキ的に
そんな感じがしたからだなんて言うしさ。
 
でも、今となっては君付けで呼んでくれることが
嬉しく感じられるようになってきたんだ。
関係が特別っていうか・・・
 
平助君ってあんたに呼ばれるたび、
俺とあんたの距離が縮まっていくような気さえしたからね。
 
でも、もうそれくらいじゃ満足できないんだ。
そんな自己満足めいたものではなくて
俺は他に誰もが認める、
あんたの特別な存在になりたいと思うようになったから。
 
あんたを俺だけものにしたい。
そうでなけりゃ我慢ができなくなったから。
 
一晩良く考えておいてほしい。
あんたが俺のことを、特別な存在として認められるかどうかをね。
 
明日、返事を聞きにいくよ。
それじゃ。
 
 
 
 
【原田佐之助】
 
拝啓、いかがお過ごしでしょうか?
新撰組の原田佐之助です。本日はお日柄もよく・・・。
 
いやいや・・・違うだろ。
えーっと、本日は是非ともお伝えしたいことがあるんだが、
いや、あるのですが・・・。
 
あー実はそのぉ・・・、えーっと、何だ、アレだ・・・
俺と夫婦となることを前提に、お、お、お付き合いを・・・
 
だぁぁぁぁーっ!!
手紙ってのはまどろっこしくて、いけねーぜ!
 
大体、お前相手に今更かしこまったって、気持ち悪いだけだよな。
ここまでの流れで何となく見当はついてるたぁ思うが・・・
要するに、俺が言いたいことはだな。
 
俺はお前のことを、す、す・・・好きになっちまったってこった!
寝ても覚めても、お前のことばっか考えちまう!
どうだ驚いたか、この野郎!
 
この手紙を読んだらすぐに俺んとこへ来い!
絶対だぞ!マジで待ってるからな!
 
 
 
 
平助君・・・意外と大胆で強引だな~
あの、可愛い顔からは想像できないね。
それに、平助君は、鈴花のこと「あんた」って呼ぶんだよね・・・。
これも、ちょっと意外な感じ。
 
 
佐乃はもう、そのまんまの佐乃が出てる文面でしょ。
「どうだ驚いたか、この野郎!」ってwww
とても手紙文とは思えないところが、またらしいよね。
しかし、佐乃は夫婦前提のお付き合いが好きだねwww
確か、料理屋の娘さんにもそうやって言ってたようなwww
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《212回目》
 
佐伯の瞳の中に驚いたののの顔が次第に鮮明に見えてきた。
 
「えっ!えっ!お前なにしてるんだよ!」
 
「それはこっちのセリフでしょ?」
 
「なんで、瑛君がここにいるの?」
 
「俺の家だから・・・」
 
「それはそーなんだけど・・・」
 
佐伯はそのままののを軽く引き寄せて言った。
 
「お前、よく寝てたぞ。あーんなことやこーんなことやっても
全く気づいてなかったぞ。」
 
その言葉にののが反応して、見る見るうちに顔が赤くなっていった。
(そ、それに近いよ、瑛君。このままじゃ当たってしまう・・・口・・・)
 
「何だ、お前、照れてんのか?」
 
「だって、起きたらこの状況って・・・」
 
ののは、またどんどんドキドキが上昇し始めた。
 
「あんなことや、そんなことって・・・」
 
「ばーか、何にもしてないよ。」
 
「そ、そう・・・」
 
佐伯はののの首に回していた手をほどくとそっと上体を起こした。
 
「お前さ、今何時か知ってる?」
 
「えっと・・・」
 
ののは、部屋の時計を確認すると、もうすぐ12時になろうとしていた。
 
「えーーー!!もうこんな時間!」
 
「ほら、今から美味しいコーヒー、一杯淹れてやるから
それ飲んだら帰るんだぞ。送ってってやるから・・・」
 
「うん・・・わかった。」
 
佐伯はベットを降りてコーヒーを淹れに行った。
 
(あーびっくりした・・・私寝ちゃったんだ・・・恥ずかしいなぁ・・・)
そして自分の手元にある手提げ鞄をそっと膝の上に置いた。
(わたし、これを渡しにきたんだった・・・)
 
佐伯がコーヒーカップを2個持ってきて、一つをののに手渡した。
「ほら、ありがたく飲めよ。」
 
「ありがとう・・・」
 
「・・・」
 
「・・・」
 
静かに沈黙が流れた。
 
 
 
 
 
 
 
                  続く・・・
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 前回の恋文の続きです。
 
【沖田総司】
 
突然、こんな手紙をお渡しして、びっくりさせてしまったかもしれませんね。
もし驚かせてしまったのなら、謝ります。すみません。
 
あなたの前に出ても上手く言葉で説明できるかどうが自信がなくて、
手紙という手段をとりました。
 
実はこのところ毎晩あなたの夢ばかりみてうなされています。
あ、別に夢に出るあなたが怖くてうなされているのではないんです。
 
夢の中では決まってあなたと僕の二人きりなのですが、
なんと言えばいいのか・・・。
 
夢の中の僕はあなたに何かを伝えようとするのですが
具体的に何を伝えればいいのか分からなくて・・・
何となく答えが見えてきた気がしなくもありませんが、
まだ確信には至っていません。
 
もし差し支えなければ、今晩二人っきりで会えませんか?
 
夢の中と同じ状況になれば・・・
僕があなたに何を伝えたかったか、はっきりするかもしれません。
そして僕自身が導き出した答えが、もしも確信に至ったなら、
その場であなたに伝えようと思います。
夢の中の僕がどうしても伝えられなかった言葉を・・・あなたに。
 
 
 
【永倉新八】
 
よぉ、今日は大事な話をしてぇと思って、この手紙を書かせてもらった。
毎日、顔をあわせてるってぇのに、何をかしこまってと思うかもしれねぇけどよ。
 
こんな風に手紙で言葉を伝えると、
実際に会って話しをした時とはまた違った趣があるだろ?
それに手紙なら一方的に自分の気持ちを伝えられて、手っ取り早いしな。
 
だが、いくら手っ取り早くても、男が自分の気持ちを伝えるなら
実際に会って話すのが一番だ。
だから、この手紙はおめぇへのありったけの想いを込めて書いたもんではあるが・・・
肝心な言葉は何一つ、書き記しちゃいねぇ。
 
とにかくこの手紙を読んだら、すぐに俺んとこへ来てくれ。
だが、俺がどこにいるかは、あえて伏せとくぜ。
 
一世一代をかけた、男の告白ってもんを聞かせてやろうってんだ。
それくらいの苦労はしてもらわめぇとな。
 
へっ。そうは言っても、おめぇとは長い付き合いだ。
俺がどこにいるかくれぇ、すぐに分かっちまうかもな。
 
んじゃ、首を長くして待ってるぜ。
おめーの無垢な笑顔を思い浮かべながらな。
 
 
 
沖田さんってやけに言葉使いが丁寧だな~って思ってたけど
手紙でも丁寧なのね。
しかも、この確信に触れそうで触れない意味深な内容www
何か「策士」って感じですねwww
でも、この何とも掴みどころがないフインキが好きなんだな~
 
同じく、確信には触れていない新八さんだけど
こちらは肝心な言葉はなくても、
「一世一代をかけた、男の告白」って言ってしまってるものねwww
新八さんらしいわ。
でも、男らしくて、率直でそんなとこ凄く好きだな~
あと、新八さんはこの男らしい性格、文面からは
想像も出来ないほど、毛筆が奇麗れいだったんです。
草書体(崩した字体)で、どちらかと言うと、一番女性っぽかったんです。
とても意外でしたwww
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《211回目》
 
それでも、気づかないののを、真剣に見つめている。
そして自分の中である感情が湧き上がってくるのを感じていた。
それは、これ以上、ののの傍にいると押さえられなくなることも佐伯は良くわかっていた。
 
(おい、のの、俺、やばいよ。お前どーするんだ?)
 
そう言うと、自然に、ののの口元に近づいていった自分にハッとして息を止めた。
「はー駄目だ、駄目だ。・・・」
 
佐伯はそう呟くとののからそっと離れた。
(でも、こんなに可愛い顔して寝てるの、起こすのはなぁ・・・
もう少し、このままにしておこう・・・)
 
佐伯は自分のベットの毛布を手にとり、そっとののの肩にかけた。
(風邪、ひくなよ・・・)
 
そして軽くポンポンと頭をなでた。
佐伯は、高揚した感情を抑えるためにも、一息いれようと
お気に入りのカップにコーヒーを入れた。
 
カップを片手に持ち、デスクに座った。
「しょーがないから、宿題でもやるか・・・」
 
数分後、佐伯も疲れがピークに達していたのか机でうつらうつらしてしまい
そのまま、ベッドに倒れこんだ。
「眠い・・・」
 
それから1時間ほど経過した。
寝返りを打った佐伯に手がののの頭を叩いた。
「こつん」
 
「う、う~ん・・・。」
 
ののが静かに目を覚ます。
目の前に佐伯の顔を見つけて驚いて思わず声を出してしまった。
 
「きゃー!」
 
すると、佐伯がねぼけながら
 
「何だよのの、どーしたんだ?」
と両手を首にまわして抱きついてくる。
 
「ちょ、ちょっと!佐伯君!だめだよ!!」
 
「えー?何が・・・?」
 
そう言って、薄く目を開けた。
 
 
 
 
 
 
                   続く・・・
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拍手

 ゲームの内容は全て終了したので、
今度は特典CDを聴いてみました。
 
まず、前半は各攻略キャラから鈴花に宛てた恋文。
それぞれ個性が出ていて面白かったですよ。
CDの他に、本当に恋文が書面で付いていたのだけど・・・。
皆さん、毛筆なんだけど凄く達筆で・・・
特に永倉さんはあの外見からは想像つかない草書体(?だと思う・・・)の
とても奇麗な文字で綴られていました。
 
後半は、キャラクターへの質問コーナーになっていて
攻略キャラがひとりづつ質問されてそれに答えていました。
中には笑える答えとかあって結構楽しめました。
 
 
せっかくなので、数回にわけて「恋文」を紹介したいと思います。
(順番は私の好きなキャラ順ですwww悪しからずご了承くださいませ♪)
 
 
 
 
【近藤勇】
 
正直、君が僕たちのもとに来た時は、ただのお荷物としか思ってなかった。
でも、実際はそうじゃなかった。
 
君はそのひたむきな努力と意思の強さで
僕たちの認識が間違っていたことを力ずくで認めさせたよね。
ホント、頭が下がる思いだよ。
 
でも、そんな君だからこそ僕は、君から目が離せなくなって・・・。
自分の立場もわきまえず俺は、君のことを・・・。
 
いや、やめておこう。
いくら俺でもこれ以上の気持ちを言葉にすることはできない。
それだけ、俺のこの気持ちが
本気だからこその自制と思ってくれるとありがたい。
 
おっと、だからといって、この俺が君にとって
無害な男と断じるのはまだ早いぜ?
この痩せ我慢が最後まで貫けるなんて・・・
自分でも信じちゃいないんだからさ。
 
 
 
 
【斉藤一】
 
どうやら俺はお前のことを好きになってしまったらしい。
 
俺は手紙など書く気はなかったのだが、
お前を探し回っているときに
呼び止められた永倉さんに事情を話したところ、
まずは落ち着いて手紙で自分の気持ちを伝えるようにと言われた。
 
俺は特に焦ってなどいないつもりなのだが、
今は、永倉さんに監視されながら、この手紙を書いている。
何故か永倉さんからは、しばらくお前と直接顔を合わせたりしないようにと
釘を打たれたのだが・・・
俺にはその理由が分からない。
 
永倉さんによれば、俺のやり方では少し問題があるらしい。
結局、この手紙も俺からではなく永倉さんの手で
お前に手渡されることになってしまった。
 
俺の気持ちの伝え方にどんな問題があるかは知らないが
この手紙を読み終えたら直ぐに返事をくれ。
とにかく俺は、今直ぐにでも、お前からの返事が欲しいのだ。
一刻でも早く返事を書いてくれ。
 
くれぐれも頼んだぞ。
 
 
 
近藤さん、やっぱり手紙でもはっきり言葉に出して言えないんだな・・・
(立場的に・・・)って思いました。
 
斎藤さんは、もう、手紙でも天然炸裂だねwww
「俺のやり方では問題があるらしい」って全く自覚なしなんだね、この人やっぱりwww
返事出した後、どーなるんだろー?って興味津々なんだけど・・・。
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《210回目》
 
佐伯は自分の部屋のドアに前に立って、一息ついた。
そして扉を開けた。
ふわーと暖かい空気が佐伯を包んだ。
(おー暖かいな・・)
 
「おい、待たせたな!戻ったぞ・・・」
 
「・・・。」
 
今の言葉は、家庭を持ったら言いそうだなと思い少し照れたまま佐伯は返事を待った。
 
(あれ、何で返事がないんだ?)
佐伯はもう一度、声をかけた。さっきよりもう少し大きな声で。
 
声をかけながら、部屋の奥へ入ってみると、
ベットに臥せっている女の子の背中が見えた。
(えっ?あいつ寝てるのか?)
 
佐伯は、そっと近づき、ののの顔を覗き込んで、小さな声で呟いた。
 
「こらっ、お前な~、こんなとこで寝るなよなっ!」
 
「・・・。」
 
「おい、のの?」
 
声をかけても全く無反応なのの顔を再度覗き込んだ。
 
「あーあ、いいのか、お前。こんな無防備で・・・。」
 
佐伯はののの寝顔を暫く見ていた。
(こいつ、良く見ると、意外と可愛いんだ・・。
長いまつげがほど良いカーブを描いている。
鼻も筋が通っていて、ほっそりしている。
上唇と下唇のバランスがよくて、整った唇。
あっ、こんなところにほくろがあるんだな・・・。
それより、何でこんなに肌が綺麗で白いんだ?)
 
佐伯は、思わず、手を伸ばして、ののの頬に触れてみた。
ののは熟睡状態に入っているのか、佐伯の手が触れても
微動だにせず、軽い寝息をたてて眠り続けていた。
 
(ふっふ、ったくしょ-がない奴だな。気づかないなんて余程疲れているのかな。)
 
頬に触れた指から包み込むように掌で、ほほに触れて、親指で
ののの整った唇をなぞった。
 
(柔らかくて、暖かいな・・・)
 
佐伯はののの耳元に唇を寄せると、
「襲っちまうぞ・・・」
とつぶやいて、そのまま頬に軽くキスを落とした。
 
 
 
 
 
 
                    続く・・・
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拍手

 前回、サブキャラの追加イベントを紹介したので
ついでに、今回はおまけイベントの紹介をします。
これは、本編とは全く関係ない話しになってますので
その点はご了承ください!
 
 
おまけイベント1:日々精進
 
ゲーム本編に出てきた悪役3人組の話しです。
道場での稽古で、いつもは原田さんが講師なんだけど
今日は、沖田さんが相手。
厳しい稽古になんとかついていき、
沖田さんに褒めてもらって喜ぶ面々。
そこへ、近藤さんから次の出番が決まったと知らせられる。
次は池田屋で新撰組の全員が相手だと。
かっこいい役が回ってきたと喜ぶ悪役3人組。
 
 
 
おまけイベント2:土方からの密令
 
ある日、鈴花は土方さんから呼び出される。
普段の行動から、その人の人となりを探ってほしいと。
任務は1日だけ。
調べる相手は4人。
 
伊藤さん
町に出かけて出会い茶屋に入るのを目撃。
でも、どうやら間違えて入ったようだ。
途中で尾行しているのがみつかってしまい
散々市中を歩かされた上に「そろそろ屯所に戻りましょう」と。
伊藤さんの方が1枚も2枚も上手でした。
  
篠原さん
島田さんと篠原さんが食事に出るのに付いていく。
篠原さんが鈴華のことをどう思っているかを
あまりにストレートに言うので少し傷ついたが
篠原さん像がどんな人物だか少しわかってきたという話し。
 
服部さん
道場にいると聞いて行ってみるともう上がってしまっていた。
井上さんが内偵してることに気付き協力してくれる。
連れて行かれた竹林でひとり修練をしている服部さんをみて
その剣術の腕前の凄さに息を飲む。
服部さんも、斎藤さんのように本来は一匹狼の気質。
そして伊藤さんに付いて行くことを決めたのだろうと井上さんが教えてくれた。
 
大石さん
ひとりでは内偵が危ないので山崎さんが一緒に手伝ってくれることに。
山崎さんと鈴花が大石さんについて話しているところに大石さんが現れて
散々嫌みを言った挙句、「あなた方の仕事には協力できない」と去っていく。
内偵もばれていて、結局、何もできなかった。
 
 
 
おまけイベント3:新撰組の一大事
近藤さんが酔って、新撰組の隊士と絡んでいるところに土方さんが登場。
あまりに近藤さんが酔っぱらっているので土方さんが怒ってしまう。
そして、近藤さんと土方さんが道場で勝負することに。
剣で勝負がつかないとなり、何故だか
腕相撲勝負→指相撲勝負と変な方向にいくも、勝負はつかない。
すると、突然近藤が「やーめた!」と言いだす。
沖田さんが「そろそろですね」と言ったとたん
近藤さんが土方さんに「トシ、いつもそんな役回りばかりさせてすまん」と
謝ったのをきっかけに、お互いを労い合い仲直りをする。
この事態を見守っていた隊士たちはこの流れに呆れてしまって誰もいなくなってしまった。
それでも全く気にしていない近藤さんと土方さんは
2人で今晩、酒を飲みにいくことにする。
 
 
おまけイベント4:フレンド
不審人物がいると通報が入り、鈴花と沖田さんは
不審人物の検分と捕獏連行の任務を命じられる。
通報があった宿に踏みこんでみるとそこには梅さんがいた。
そこで、異国の飲み物テイーを振舞ってもらう。
そして梅さんのことは不審人物ではなく、変わった人がいたと報告することに。
帰り際、梅さんが言った。
「沖田君、わしらはふれんど・・・はや友人同士じゃとわしは思うちょるぜよ」
沖田さんが確認のために殺気をこめて刀に手を当てた瞬間、こう言っのだった。
彼は殺気ではなく違った答えを返してた。
殺気ではなく覚悟を決めた言葉を。
才谷梅太郎面白い人物だと沖田さんは思うのであった。
 
 
 
おまけイベント5.山南の夢
山南さんと斎藤さんと小六で凧揚げをして遊んでいた。
しかし、山南さん、本当はもっと大きな凧を作るのだと言う。
そして大凧作りに協力してほしいと。
鈴花を含めた4人で大凧作りをすることに。
やがて大凧が出来上がって凧を飛ばすことに・・・。
凧を引いて走るのは斎藤さん。
そして・・・凧には山南さんが張り付いていた。
山南さんの夢、それは大凧で空を飛ぶことだった。
しかし、最後、綱が切れて池に落ちてしまうという落ちなんです。
 
 
 
おまけイベント6.洗治療
永倉さんと鈴花が原田さんにご飯を食べに行こうと誘うが
「酒なら付き合うが、飯はいらない」という。
絶対、何かあると不審に思うふたり。
話しているうちに歯が痛くてご飯が食べれないことが判明。
永倉さん、ここぞとばかりに歯を抜いてやろうと乗り気になる。
そして、力ずくで歯を抜く仕掛けをする。
その仕掛けは、土方さんが部屋を開けると、部屋の襖に繋がっている
糸が引かれて歯が抜ける仕組みになっている。
その仕掛けを知らない原田さんは、ふたりの横暴さを訴えようと土方さんを大声で呼ぶ。
そして・・・
土方さんが来て、歯が無事に抜けたという落ちでした。
 
 
 
おまけイベント7.決戦
不衛生な永倉さんと原田さんをこらしめようと
平助君、山崎さん、鈴花で1日全権を与えてもらい
隊士全員に屯所の掃除、洗濯、お風呂を実施することに。
屯所の大掃除からはじめる。
順調にことがすすみ、永倉さんと原田さん以外は全員終わる。
そして、服を着せたまま、風呂で丸洗いをする。
するとこんどは、永倉さんと原田さんがやってきて
平助君と山崎さんを丸洗いするという落ちでした。
 
 
 
本編とは、関係がないので、笑える落ち付きの話しが多かったです。
中には、「ふれんど」などは、なるほど~と思うような内容だったけど。
楽しく、見られるイベントなので息抜きにはもってこいかなwww
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《209回目》
 
「まだ店が終わってない。なるべく早く終わらせるから、
お前、店の隣に扉がある俺の部屋知ってるな。」
 
「うん、いちどお邪魔してコーヒー淹れてもらったところだよね。」
 
「そうだ。鍵は開いてるから、勝手に入って、そこで待っていてくれ。
暖房器具は適当に好きなように使ってくれていいからな。
それから、まだ少し遅くなるって親に電話も入れとけ。
俺が、ちゃんとお前ん家まで送ってってやるから・・・わかったか?」
 
「うん、でもいいの?」
 
「でもじゃなくて、わかったな。」
 
「はい・・・。」
 
「いい返事だ。」
 
佐伯は、そっと、ののの背中にまわしていた腕を解くと、今度は、その手を
肩に置いて、ののの顔を覗き込んで言った。
 
「寒いだろ、早く行け。」
そう言って、優しく微笑んだ。
 
ののは、自分の顔が赤くなってくるのがわかった。
(もう、瑛君、そんな顔して見られたら、恥ずかしいよ・・・。)
 
「うん、じゃー待ってるね。」
 
佐伯は、ののに自分が持っていた傘を渡すと、店に向かって
走っていくののの姿を見届けていた。
(ったく、あいつは・・・。)
 
佐伯はふっっと溜息をつくと、ゆっくりと店に向かって歩き出した。
ふとまつげに雨粒があたり、思わず空を見上げた。
雨粒がぼつぼつと佐伯に降りかかってくる。
(冷たっ!あいつ、ホント馬鹿だよな、こんな寒いのに外で待ってるなんて。
でも、そうさせてるのは俺なのか?)
 
 
「カラン、カラン」
 
店の扉を開ける。
すると、マスターとマスターの友達の視線を感じたかと思うと質問攻めにあった。
 
「おい。瑛どーだった?」
 
「あいつさ、馬鹿だよ。まだ待ってた・・・。」
 
すると、マスターの友達が言った。
「あ、そうだったのか。わしがもう少し気を回して、店に連れてくれば良かったな。」
 
「おっちゃんのせいじゃないよ。あいつが馬鹿なだけ。」
 
「こらこら瑛。そんなふうに言うもんじゃない。
ののちゃん、お前を待ってたんだろ?」
 
「みたんだな・・・」
 
「何で、わざわざ外なんかで?」
 
「今日、あいつが帰る頃、お客さんピークで混雑してたから
店に残ってると邪魔だと思ったらしい。」
 
「そっか。わしも邪魔だろうと思ったから、コーヒーだけ取りに来たんだもんな。」
 
ふたりは、この会話でののの行動を把握したらしく
「今日は、バレンタインだからな・・・」
 
「そうそう、瑛君、幸せだな。この、色男!」
 
「そんなんじゃないよ・・・。」
 
佐伯はぶっきらぼうに返事をすると、マスターに話しかけた。
 
「じいちゃん、あの、悪いんだけど・・」
 
言いかけた言葉の意味をすべて理解したマスターーが言った。
 
「ああ、もうお前は上がりなさい。
後はもう、お客さんも少ないし、片付けならここにいる助っ人に頼むから。」
 
「そうだよ、瑛君。早く行っておあげ。でも、この借りは高いからな。」
 
「悪い。奥、片付けて俺、行くよ。」
 
「ああ、そうしなさい。」
 
佐伯は、そう言って厨房に行って、出しっぱなしの作業を片付けて自分の部屋に向かった。
 
 
 
 
 
 
 
                    続く・・・
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拍手

 フルコンプするのに、意外と苦労をしたんですよ。
サブキャラたちの追加イベント1と2。
折角だから、どんな内容だったのか少し紹介したいと思います。
 
 
 
芹沢鴨
 
【酒の妙薬】1章:新撰組誕生
山南さんが作った「酒を辞められる薬」を飲んで
効いたふりをしたり、子供達に絵を描いてやったりと
意外な一面が見ることができるイベントでした。
 
【最後の楽しみ】2章:胎動
芹沢さんからお酒に付き合えと言われた鈴花を見て
沖田さんが、一緒に付き合うと申し出ます。
そして芹沢さんと沖田さんでとても際どい会話が繰り広げられて
斬り合いが始まるのではないか・・・ほどの緊迫感。
ここは芹沢さんが、大人になって2人を追い返して終わったけど。
しかし、沖田さんの強気発言には驚きました。
「死なんていつでも覚悟してる」なんて言ってるし。
どっちかと言うと、むこうみずな沖田さんの方が怖いwww
 
芹沢さん、本当はお酒さめたかったのかな・・・なんて思える
イベント1.2でした。
攻略には、山南さん、沖田さんの好感度を上げて下さいね。
 
 
 
井上源三郎
 
【ご機嫌、源三郎】7章:良順来訪
鈴花の「島原に連れて行って欲しい」というお願いを聞いて
2人で出かけたものの、井上さんはこういうところが実は苦手。
でも、鈴花や芸子さんたちに乗せられて、楽しく過ごす味を覚えてしまう。
最後は、祇園や島原に行きたがるみんなの気持ちがわかったっていってたからねwww
 
【いつでもどこでも】15章:斜陽
鈴花、新八、井上で食事に行き、そこの娘が浪人に絡まれているところを
新八が睨みを利かせただけで追い払ったことを褒める井上さん。
鈴花は井上さんが剣に自信がないのかなと思うが
その浪人たちに後を付けられ絡まれた井上さんが、浪人たち相手に
剣を振うのを見て、あまりの素晴らしい剣さばきに言葉を失った。
新撰組はとてつもな剣士ばかりが集まっているんだと鈴花は実感する。
 
井上さんは、目立たないけど、重要なポジションにいたと思います。
一番、大人な人かな・・・なんて思いました。
 
 
 
島田塊
【置手紙】6章:慟哭
新八さんが島田さんに残した置手紙をたよりに新ハさんを探すのだけど
みつからないので鈴花にも探してほしいと頼む。
沖田→近藤→原田と手紙の指示どおりに訪ねて歩き
原田さんのところで地図をみつける。
其の地図の場所に向かうと新八さんがお店でお酒を飲んでいた。
お金がなくて支払いをして欲しくて呼ばれたとわかった2人は
新八さんを無視して帰るのであった。
 
【この匂いは・・・】17章:大久保大和
 
鈴花が近藤のところにお弁当を届けようと、島田と出かけるが
島田があまりの空腹のため、倒れてしまう。
仕方なく、気を失っている島田にお弁当を食べさせた。
 
島田さんのこのゲームの中でほっとするキャラでした。
攻略にはイベント1では永倉さん、イベント2では近藤さんとの親密度を上げてね。
 
 
 
武田観柳斎
【武田さんらしさとは】7章:良順来訪
自分の立ち位置に悩んで、いつもの勢いがない武田に
鈴花が「武田さんらしくない」と話しているところに
梅さんが加わり、自分らしさとはとお説教をする。
それを聞いて、少しひとりで考えたいと答えて行ってしまう武田さん。
なにやら考えごとをしているよう。
 
【行く道決まりて】8章:幕府周落
自分の行く道を決めたと鈴花と話しているところに
平助さんが通りかかって、武田さんをみて
「何かを決めた男は強くなっているからそれを確かめたい」と道場で稽古を始める。
平助さんに歯が立たない武田さんを見かねた鈴花が応戦する。
それでも歯が立たず、腹が立ってきた鈴花は武田さんとふたりががりで攻める。
武田さんが1本とったところで稽古は終わる。
そのあと武田さんがお礼にとふたりに食事をご馳走する。
 
武田さんはよくわからなかったです。
新撰組に必要だったんだろうか??って。
何で入隊したんだろ???
攻略には、梅さんの好感度を上げて下さい。
 
 
 
大石鍬次郎
【大石の期待】10章:友好的離脱
伊藤さんたちの新撰組離脱について、円満に離脱することに不満を持っている。
平隊士なら処分されるだろうと。
そして「いづれ伊藤さんたちを斬ることになるさ」と発言したところへ
土方さんがやってきて、「お前に期待通りにはならない」と大石さんをたしなめる。
大石が最後に「俺が主義主張の違いで離脱を申し出たらどうします?」と
土方さんに質問すると「処分させてもらうよ」と答えが返る。
「それを聞いて安心しました」と大石さん。
 
【迷いと恐怖】16章:それぞれの道
 
鈴花に稽古に付き合えと道場に連れて行く。
さんざん、痛めつけたあと、最後の鈴花の一撃をかわしトドメをさそうと
木刀を振り下ろすと・・・
原田さんがやってきて鈴花を助けます。
大石さんの挑発に乗ってこない原田さんに
「迷いを持たぬ者には恐怖を」
「恐れを知らぬものには迷いを・・・」
「それらを克服しようとする時、人は己もしらぬ輝きを発する・・・」
そして鈴花に向かって
「残念だねえ、お前にはより深い恐怖を与えてやりたかったのにさあ・・・」
 
大石さんはやっぱり不気味。
イベント2では、本当に、鈴花を再起不能にするんじゃないかとはらはらしました。
でも、これで、やっぱり伊藤さんを狙ってたんだな・・・っておもいました。
大石さん攻略には、原田さんの好感度を上げてね。
 
 
 
伊東甲子太郎
【伊藤開眼?】9章:大喪の令
 
鈴花と伊藤さんが話しをしているところに山崎さんがやってきた。
伊藤さんが、「山崎さんが最近まだ奇麗になった、その美しさを維持するのは
大変な努力が必要だろう」と話すと、山崎が喜んで、自分の部屋に来るように誘う。
訳がわかっていない伊藤は山崎の部屋に連れていかれて・・・
そう、女装させられてしまうんです。
でも伊藤さん、とっても奇麗でした。www
 
 
【いいところ】10章:友好的離脱
 
移転先が決まらず焦っている伊藤さんに
斎藤さんが、「いいところがある」と連れて行ってところは・・・
桜満開の丘(?)。
「この桜でもみて今は落ち着いて下さい。
あなたなら必ずみんなをまとめられますから」と斎藤さんが言う。
桜と斎藤さんの言葉で伊藤さんも納得して、
ゆっくり進んで行こうと心に誓う。
 
伊藤さんは何だか気品があったよ。
新撰組にはめづらしい人物なんじゃないかな・・・。
伊藤さん攻略には、山崎さんの好感度を上げてね。
 
 
 
篠原泰之進
 
【指導者とは】9章:大喪の令
 
篠原さんが、伊藤さんのことを友として慕うのは当然だが
指導者としても期待している。
しかし、あまりに純粋すぎて、それが仇になるのではと心配顔。
ここまで話したところで、はっとして
伊藤さんは、特別扱いを嫌うからこの話しはなかったことにしてほしいと鈴花に言う。
 
 
【まっすぐな男】10章:友好的離脱
 
沖田さんいついて「彼なりの考え方を徹底させている点で見習うべきところがあると。」
鈴花に話している。
鈴花が篠原を沖田さんのお見舞いに誘うと少し悩んだ末行くことに。
沖田さんのちょっと嫌みな会話にも気に留めず
「仲間なんだから、困っていれば助ける。俺に出来ることがあったら何でもいってくれ」と
沖田さんに言う。
「いい人にはちがいないのですが、良くも悪くもまっすぐすぎるのですよ、あの人は」
と少し意味深な発言をしてました。
 
篠原さんは本当に伊藤さんを信頼しているんだなと。
そして其の真っすぐな性格が新撰組との関係を悪化させたんだろうな・・・って。
 
 
 
服部武雄
 
【模範回答】8章:幕府周落
 
鈴花と服部さんが今の幕府について話をしている。
そこへ平助君がやってくる。
服部さんが、幕府について
「今の幕府に日本を守り続ける力は残っているだろうか」と問いかけ
平助君が答えているところに、近藤さんがやってきて
「もし幕府にその力がないなら、俺たちがもりたてていけば良い」という話をする。
服部さんはその言葉を「模範解答ですね」と言う。
そして近藤さんに「あまり難しい話はしない様に」と釘を刺される。
 
 
【誰がための笑顔】10章:友好的離脱
服部さんが鈴花に
「沖田君のことが心配なら落ち込んだ表情より笑顔でいたほうがいい」と
話しているところに斎藤さんがやってくる。
この話しを聞いてきいて
「理解できない。そんな気遣いされても嬉しくないと思うよ。」
「逆に何があろうと笑顔を絶やさないお前をみて気に病むことになるかも知れない」と答える。
とはいったものの
「いや、やはり笑顔でいた方が・・・何故だ?自分の意見がまとめられない・・・」
この言葉に、どうしたらよいのか解らなくなってしまった鈴花に
「やっぱり笑顔のほうがいい。」と服部がいう。
すると斎藤さん服部さんに
「あなたはどうしてそこまでこいつのことに気を遣うのです?
こいつのことが好きなのですか?」と問いかける。
「おいおい、いったいどーしたんだい斎藤君。」と服部。
「いや、自分でもうまく考えを整理できないので、
ともかく頭に浮かんだ質問をしてみたまでですか・・・服部さん、俺はいったい?」
「まさか・・・とは思ったけどやっぱりそうなのかもしれないな」
「やっぱり・・・どは?」
「いや、君にも実に人間らしい感情があったということさ」
「・・・・?」
「今日のところは、彼女に笑顔をすすめて。
たぶん本来の君なら素直にこの意見に賛成してくれたと思うからね」
「・・・・」
「服部さん、今日は逃がしませんよ。
俺の頭が混乱している理由を聞かせてもらえるまで」
「あははは・・・」
服部さんと斎藤さんでこんな会話がなされてました。
 
これは斎藤さん好きの人には是非みてもらいたいイベント。
斎藤さんの天然嫉妬炸裂なんです。
沖田さんと、服部さんに対して、おもいっきり嫉妬してるのに
そのことに全くきづいていません。
ほんと、斎藤さんの天然さには・・・。
攻略には斎藤さんの好感度を上げて下さいね。
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《208回目》
 
佐伯が外に飛び出し、店の前の海岸通りの道沿いを見渡すと
ひとりの女の子の姿が目に入った。
佐伯は、急いで駆け寄り、傘をかざして言った。
 
「馬鹿、お前、こんなとこでなにやってんだよ!」
 
静寂を突然破られたののは、驚いて立ち上がって背後を振り返った。
 
「あっ、瑛君・・・。もう、お店終わったの?」
 
「お店終わったの?ってお前な、この状況で、なに暢気なこと言ってるんだ?」
 
「・・・。」
 
「こんな雨の中、傘もささずにいたら風邪引くだろ!」
 
佐伯はののの頭に手を載せた。
 
「ほら、べたべたじゃないか!」
 
「あっ・・・。でも、雨降ってきたの、ついさっきだったから・・・」
 
佐伯は頭に乗せた手を、ののの首に回し、そのままぐっと引き寄せた。
 
「ほんと、馬鹿だな、お前。店で待ってればいいのに・・・」
 
「だって、お店にいたら、今日はお客さんたくさんいるから邪魔になるだろうし
何もしないで待ってるのも気が引けて・・・」
 
佐伯は、首に回していた左手を今度はののの背中に回して、片腕で包み込んだ。
右手で持っていた傘がぐらっと揺れて、雨の雫がふたりに降りかかった。
 
「冷たい!」
 
ののが思わず叫ぶと
 
「悪い・・・。でも、お前の体のほうがよっぽど冷たいぞ。
氷、抱いてるみたいじゃないか・・・。」
 
「・・・。」
 
「いいか、お前の気持ちはありがたい。けど、こんな無謀なことは二度とするな。」
 
「うん、ごめんね。けど、私、どうしてもチョコ、瑛君に渡したくて。」
 
「わかてるよ。俺も、さっき帰り際、気づいてやれなくて悪かった。
でも、言えば何とかするから・・・お前、遠慮しすぎ!俺の彼女だろ?」
 
佐伯は、左腕にグッと力をこめてののを強く抱き寄せた。
 
「うん・・・。こめんね。」
 
「じゃー、俺が今から言うことをちゃんと聞けよ。」
 
「わかった・・・。」
 
 
 
 
 
 
                    続く・・・
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拍手

 あのーーー斎藤さんルートで号泣したのって・・・私だけかな?
しかも「感違いで」
何度も、このゲーム、本編の終わり方には騙されて号泣してきて
絶対今度ひっかけだよーーって思いながら・・・。
 
「天然エロで幸せに終われるからってことで、最後にしたのに・・・嘘じゃん!!」
って思いながら、号泣いたんです。
だって、あの本編の終わり方は・・・
「この地に志し半ばで果てた多くの新撰組隊士が眠っている」みたいなテロップが出て
END曲の森田さんの歌が流れてきたらさ、
やっぱり斎藤さんと鈴花は死んだんだ・・・って思わない?
あんなに生き抜く事を誓って、必死で戦ってたのに。
生きて幸せになろうって斎藤さんの告白、無茶感動してたのに…叶わないの?って。
 
生きるか死ぬかのギリギリの環境の中で、2人の想いがやっと通じて
戦いが終わったら一緒に暮らそうって約束して・・・
でも、2人して死ぬ、又はどちらかが死ぬ
これって私が戦国もの悲恋で一番弱いパターンじゃん!!
って本当に号泣してしまいました。
 
でも・・・全て勘違いでした。
はーーー良かった。
そのあとのエピローグで、ラブラブの姿を見せてもらいました。
もーーーこんなんだったら、本編終了時にちょっと前振り入れといてくれなきゃ。
下手すりゃ、私、エピローグ見れないって思ってたんだから。
 
しかし、そのおかげで、嬉しさが倍増したのも事実です。
追加のエピローグなんて斎藤さん、もうデレデレじゃないですか!!
子供も生まれてたみたいだし、ホント、幸せなENDでした!
これで、幸せな気分で終われそう。
 
 
さて斎藤さん、いいですね~。
私は、このゲーム、近藤さんがダントツでしたが、ENDが辛すぎるので
斎藤さんも一番かも?!です。
 
それに、このキャラ設定、大好きです!
普段は無口で落ち付いていて人を寄せ付けない、一匹狼的存在。
稽古をしなくても、剣術は天才的。
でも、ひとたび懐に飛び込んでしまうと、さりげなく優しく、守ってくれたりする。
ただ優しいだけじゃなく、厳しいこともはっときり言う。
乙女心が全くわからない上に超鈍感。
だけど、自分の気持ちには、素直に従い、はっきりと言葉や態度に示すので
女性側からみると程よく強引に感じる。
もう、つぼ!つぼですよ!!ド真ん中、ストライク!!って感じwww
 
斎藤さんルートの目玉はやっぱり、天然の「強引さ」でしょう。
皆さんに聞いていた、竹林事件(?)は、もう、プレイしていて
ドキドキしてしまいましたよ!あれは、すごい!!
それまでの流れで、まさか、あの行動に出るとは、思いませんでした。
「突然のキス」に萌えるというのは、このことなんだな~と実感です。
 
でさ、普段は全然、甘い会話とか態度とかないじゃない。
でも、ところどころで、抱き締められたり、愛を語られたりするじゃない。
それが、全て「不意打ち」になってて、もう、メロメロになってしまいます。
 
斎藤さんのすごいとこは、これらのことを、狙ってやってるんじゃなくて
本能の赴くままであるところ・・つまり天然なところ。
そでが、最後の最後まで生きてて、もう、ホント、幸せな気分で終われました!!
 
エピローグ2で最後、戦地に赴く時、鈴花を抱きしめて
「俺がいない間に、誰か他の男と仲良くなってしまわないか、心配で・・・」
なんていってるのよ!
もう、斎藤さんあなたの天然愛情発言には
百発百中で落とされてしまいましたわ・・・ありがとう・・・。
 
 
ってことで、途中、随分中断してしまいましたが
幕末恋華新撰組、無事にフルコンプすることができました!!
メインキャラ全てプレイした結果、私の、好きランキングは・・・
 
近藤さん → 斎藤さん → 沖田さん・永倉さん → 原田さん・藤堂さん
 
ってところでしょうか。
やはり、最初にプレイした近藤さんの印象が強くて・・・。
彼の、生きざまにはホント惚れましたわ。
で、ホント僅差で斎藤さん!
この方には、散々振り回されて、最後とっても幸せな気分を味わさせてもらいました!
沖田さんは、最初、ドン引き状態だったんだけど
じょじょに引き上げられて、色んな面を見せてもらって惹かれました。
永倉さんは、とっても男らしいところと、ノー天気そうで、実は色々考えてたり
親分肌で気前のいいところとか・・・世話好きだし、安心できる。
 
サブキャラの追加シナリオでかなり苦労した部分はあったのだけど
中々、良作品だと思いました。
戦国ものをプレイされたい方のはお勧めの1本ですよ!
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
《207回目》
 
 
「カラン、カラン」
 
マスターの友人が、お店のドアを開けると、マスターが直ぐに気づき声をかける。
 
「おや、早かったね。」
 
「ああ、読書をしてたら、急に、ここのコーヒーを飲みたくなってねえ。
今日は、忙しだろうし、場所も空いてないだろうから持ち帰って飲むよ。」
 
「いや、もう随分、引いていったから、ここで飲んでもいいぞ。」
 
「ありがとう、じゃーそうするか。」
 
「ああ、どうぞ。」
 
マスターの友人は、自分がいつも座るカウンター席に座った。
マスターが手際よく、コーヒーを立てはじめた。
そこへ、瑛がケーキをお皿にのせてやってきた。
 
「おっちゃん、こんばんは!良かったらこれ食べなよ。
今年のバレンタイン用に出したケーキなんだ。結構評判良かったから。」
 
「ああ、瑛君かい。ありがとう。美味そうだな・・・。頂くよ。」
 
マスターの友人がフォークをとり、出されたケーキをすくいながら言った。
 
「しかし、ここのお店は、人遣いが荒いな。
あんな可愛い女の子、こんな遅くまで働かして。」
 
「えっ?」
 
それを聞いて、マスターと佐伯は同時に声を発していた。
すかざず、佐伯が尋ねた。
 
「あんな可愛い女の子って・・・のののことですか?」
 
「そうそう、ののちゃん!いつもここでバイトしてる女の子。」
 
「ののと会ったんですか?」
 
「そうだよ。さっき、店の前の海岸沿いの道端に座ってたから声かけたんじゃ。
もう帰るって言っていたが・・・」
 
マスターが不思議そうな顔をして呟いた。
 
「おかしいな・・・。お店はいつもの時間で帰ってもらったんだが・・・」
 
佐伯はハッとして、帰り際、様子がおかしかったのを思い出し
ポケットから自分の携帯を取り出しメールを確認した。
そしてののからのメールをみつけて読んだ。
 
『渡したいものがあります。お店終わったら連絡下さい。
お店の外で待ってるから!』
 
「あの、馬鹿!!」
 
佐伯は、そう言うと、傘を片手に店を飛び出していった。
残されたマスターと友人は、きょとんとした顔でお互いを見ていた。
 
「何だか、訳ありっぽいな。瑛に任せておくことにしよう・・・」
 
 
 
 
 
 
                   続く・・・
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拍手

 梅さんプレイ感想は・・・「いい味出てました!」かな?www
このゲームの中では、ちょっと異色な人物っぽく描かれていたのと
他キャラがやっぱり重めなので、軽い感じの梅さんは
プレイしてて新鮮でした。
 
坂本竜馬という人物はあまりに有名だけど
乙女ゲームでは、明るくて、ちょっと軽めで、口説き魔って人物像に
なってること多いかな?って思いました。
ちょっと前、短期間だけど携帯アプリでも幕末ものをやってて
そこの竜馬さんもこんな感じでした。
 
実は、私、このタイプ苦手なんです。
口説かれるのはいいんだけど、これだけガンガンこられると
完全に引き気味になってしまう。
「俺のこと好きなくせにー」的な発言も、ポイントポイントで
発してくれればいいんだけど、これだけ頻繁だと・・・
 
私、好き好き攻撃するキャラには、好き嫌いの境界線があるみたいで
梅さんは、やりすぎなんです、残念なことに。
で、好きの境界線を越えて嫌い方向へ行ってしまったのよね。
 
でも、浪人に絡まれてるところを助けるときの
凄みの聞いた言葉はキュンキュンきたし
(普段が軽めで冗談ばかりいってるから、こんな時はギャップが大きい)
時々、自分に言い聞かせるように独り言を言うところなんて
「梅さん、こんな一面もあるんだー」って、魅力的だったな。
 
新撰組にも、部外者なのに、自分の屯所のように自由に出入りしてたし
(自由に出入りしててもあの土方さんに何も言わせないんだもん、凄いよね~)
梅さんの人を引き付ける魅力は凄いなって思う。
 
各場面で出てくるタイミングもばっちりだし、
発言も、一見おちゃらけているのかと思えば、
確信をついたこと言っていたり。
 
色んなことの橋渡し的な行動も躊躇なくやってのけるし。
もちろん、恋愛に対してしても、とっても積極的でもう押せ押せだよね。
あらゆる方法をつかって口説いてくるし
すぐに傍に現れて、自分の思いのたけだけさっさと語って行ってしまうし。
ほんと、嵐のような人だな。
 
頭が切れるし、物知りだし、
好奇心旺盛で何事もチャレンジしようととってもポジティブだし。
恐らく、一般的にはすごーくもてるんだと思う。
だから、このゲームのキャラ中でも人気があるのは頷けます。
 
最後、またまた死んだと思って涙して
(私、何回もこのパターン引っかかってます。わかってるんだけどな・・・)
そしてエピローグで微笑んで・・・。
船の上の突然のキスから繋がるエピローグは
何か、幸せそうで良かったです。
 
そー言えば、梅さん、強引かと思いきや、
「辞めて」といえば、引き下がってくれて
意外に紳士的な態度でちょっと物足りないなと思いつつも好感が持てました。
どんなに口説いても、嫌がることは絶対しないからね。
 
最後、約束どおり迎えに来てくれて、嬉しかったなwww
 
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
《206回目》
 
 
漆黒の海を見ながら、うつらうつらしていたののは、頬に何か冷たいものが
ぽつりと当たって、目を覚ました。
 
「えっ?・・・雨?」
 
どんよりと雲に覆われた空をゆっくりと見上げると、ポツリポツリと雨粒が
顔に降りかかってきた。
まだ、降り始めのようで、顔に雨粒の当たる間隔がやけに長い。
ののは、慌てて立ち上がって、珊瑚礁をみた。
 
「まだ、終わらないのかな・・・」
 
お店はまだ光々と明かりがついており、窓越しに人影がチラチラみえる。
(まだ、お客さん、いるみたい・・・)
 
ののは念のため、握り締めていた携帯を開いて着信を確認した。
はるひからのメールの後は、何も入ってなかった。
 
(どーしよ・・・傘、持ってないし・・・。
でも、これくらいならまだ大丈夫かな?
雨脚が強くなってきたら、お店に入れてもらおうかな?)
 
ののは、また、元の場所に腰を降ろした。
そこへ、お店のの常連客のマスターの友人が通りかかった。
 
「おや?」
 
「あっ、こんばんは!」
 
「ののちゃん?こんばんは!どーしたの?こんなところで。
雨に濡れるよ・・・。」
 
「あっ、はい、もう帰ります・・・。」
 
「そっかー。今日はバレンタインだからお店忙しかったんだね。
こんな遅くまでお疲れさんだね。」
 
「え?」
 
「僕、ちょっとマスターにコーヒーのテイクアウトを頼んでね。
今からとりにいくんだよ。今日は、お店、お客さんで一杯だろうからね。」
 
「そーなんですか?」
 
「じゃーののちゃん、気をつけて帰るんだよ。」
 
「はい、ありがとうございます!おやすみなさい!」
 
「ああ、おやすみ!」
 
マスターのお友達は急いでお店に向かって歩いて行った。
その後ろ姿を見送りながら、雨脚が少し強くなってきたのをののは感じていた。
 
 
 
 
 
 
                     続く・・・
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拍手

 山南さんをプレイして思ったこと → この時代に生まれてなくて良かった・・・。
確か、この感想、近藤さんを攻略した時も痛感したんだけど
今回もヒシヒシとそう思いました。
 
こんなに別れが辛いと、もうね・・・。
もしかしたら近藤さんより辛いかもね・・・鈴花は。
 
ストーリーを簡単に紹介すると(ネタバレしますよ!)
新撰組総長の役職にありながら、体調を崩して
思うように組織での活躍が出来ない日々の山南さん。
恐らく、このころの心の拠り所になっていた趣味(?)の発明品を
作ったりしてます。
それを何とか辞めさせたい土方さん。
鈴花に発明品作りを辞めさせるように指示をします。
 
鈴花は山南さんの興味を発明から反らせようと考えた。
そして、子供たちに勉学や剣術などを教える塾を開き、塾長として
指導者になってはどうかと提案する。
山南さんの性格や考え方を考慮すると、一番合っているんじゃないかと。
 
鈴花に認められ、勧められた山南さんは、「山南塾」を始める。
水を得た魚のごとく、山南さんは子供たちを教えることに力を注いでいく。
そんな山南さんを鈴花も手伝って、日々過ごしていく。
そうして、お互い自分にとってかけがいのない相手として信頼関係を築く。
 
「山南塾」に力を入れるあまり、新撰組とはどんどん離れていくことになってしまうが
新撰組の隊士たちと、離れていくのを感じながらも
それでも、新撰組総長としての立場を忘れたわけではなかった。
そのことで、苦悩をする一面も持つ山南さん。
 
ある日、山南さんの一番弟子ともいえる小六という塾生が何者かに斬られ死んでしまう。
詳細を山崎さんに調べさせ、ことのいきさつを知った山南は愕然とする。
池田屋事件に参加しなかった山南さんを腰抜けだの、逃げた卑怯な奴だの散々な罵声を
小六に浴びせかけたらしい。
それに腹立てた小六が反撃にでると、情け容赦なくその侍が小六を斬り捨てた。
その侍は、土佐藩の侍だった。
 
山南さんはその侍に決闘を申し込み、圧勝するが
己が今まで子供達に言い聞かせてきた剣に対する信念に反する行為をした
自分が許せず切腹をもって、子供達に自分の信念を貫く姿を見せた。
 
ひとり残された鈴花は山南さんの「山南塾」を引き継ぎ、
子供達に山南さんの教えを伝えて生きていくことにした。
 
 
もうね、辛いです、私。
鈴花は強い、私だったら恐らく、後を追ってしまうだろう・・・と。
きっと鈴花もそうしたかったけどしなかった・・・鈴花は強い。
 
山南さんも勝手です。
「私が愛した女性だから、この生き方を解ってくれると信じてる」なんて
言葉、切腹する直前に残すなんて。
こんなこと言われたら・・・生きて行くしかない、どんなに辛くても。
自分の信念を貫くためとはいえ、鈴花から言わせてもらえば、我儘極まりない・・・よね。
 
それに、何ですか、あのエピローグの最後の手紙は・・・。
本当に、山南さんの鈴花への思いが、溢れんばかりに綴られていて
読んでてまた、号泣してしまったじゃないですか。
嬉しいけど、これじゃーまた・・・辛い。
これを、思い出に生きていくなんて、ホント、辛い。
1年経って、きっとやっと少し、気持ちが落ち着いた頃だったろうに。
山南さん、あなたは、酷すぎますよwww
 
この手紙を支えに、「生きて行こう」って思うまで、
また数年かかるんだろうな・・・って思った。
だって、あんな溢れる愛を今、送られたら
「どーしてあの時、止めなかったんだろう」
「どーしてあの時、後を追わなかったのだろう」ってどーしても思ってしまいます。
 
でもね、鈴花はとっても強い女性として描かれてるから
きっと立ち直って、立派に山南さんの意思をついで塾をやり続けていくんだと思う。
そしていつか、自分の理想の幸せを手に入れるんだと思う。
 
短いストーリーだったけど、心にドンと落ちました。
 
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
《205回目》
 
ののは、これから、何か起こるのではないか?と冷や冷やしていたが
良予想に反して何も起きず、その後は穏やかな時間が流れていった。
そして、のののバイト終了時刻になった。
いつものように、マスターが気を遣って声をかけてくれる。
 
「ののちゃん、時間だからもう上がっておくれ」
 
しかし、店はバレンタインを楽しみお客さんでまだまだごった返していた。
 
「でも、マスター今、一番いそがしいんじゃ・・・」
 
「大丈夫だよ、ののちゃん、『忙しいから残ってくれ!』なんて
野暮なことは言わないから。今日は、女の子にとっては大切な日だからね。」
 
「私、別に大丈夫ですけど・・・」
 
「後は、わしと瑛で何とかなるから。」
 
「わかりました。じゃー上がらせてもらいます。」
 
「ああ、お疲れさん!」
 
ののは、そっと佐伯を見た。
佐伯は、相変わらず、忙しそうに、厨房でテキパキ働いていた。
(これじゃ、チョコ渡せないよね、そんなフインキじゃないし・・・)
 
「あの、マスター、今日、ここ何時ごろ終わりますか?」
 
「そうだな。10時ぐらいには終わりたいが、
無理にお客さん追い出すわけにもいかないしね。」
 
「そうですよね。」
 
ののはそう言うと、厨房奥に入って着替えをした。
(どーしよ・・・これじゃ本当に渡せない・・・)
 
ののは厨房を抜けて出口に向かった。
その時佐伯と目が合った。
 
「あっ、瑛君、お先に上がらせてもらうね。」
 
「ああ・・・。お前、どーした?何かあったか?」
 
「えっ?ううん、なんでもないよ。」
 
「そっか、それならいいけど・・・。」
 
「じゃー、お先に。」
 
「お疲れさん。」
 
ののは何故だか、早足に佐伯の前を通りすぎた。
お店を出て、暫くたたずんでいた。
 
(どーしよ。でも、やっぱり・・・渡したい。
このまま、この辺で、時間潰して待ってよう・・・)
 
ののは、お店から少し離れた海岸沿いの道に腰を下ろして海を眺めていた。
 
(ここなら、邪魔にならないよね。
それにしても、今日は、お星様も出てないし、
お月様も黒い雲に覆われてるし、何だか、波も高めだな・・・)
 
ののは携帯を取り出し、まずは母親に遅くなるとメールを打った。
そして。佐伯宛のメールを打ち出した。
 
『渡したいものがあります。お店終わったら連絡下さい。
お店の外で待ってるから』
 
メールを打ってから、2時間ほど経過し、10時半になろうとしていた。
 
 
 
 
 
 
 
                    続く・・・
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