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さて、「すみれの蕾」を堪能した後、次、どうしようかと思い
そうそう、「SIGNAL」と、同時期に発売になって放置されていたのを思い出し
プレイしてみることにしました。
「誰にでも裏がある -True or Lie?-」
このゲーム、ちょっと変わっていて、主人公、つまりプレイヤーの立場が2種類あるんです。
まずは高校生の立場で桜井菜々子。
そして教師の立場で桜井百恵。
迷ったんだけど、まずはノーマルに学園生活を送ろうと
高校生:桜井菜々子でプレイ開始!
さて、まずは誰から攻略しようかと・・・
浦島君のボイスが大好きな三浦祥朗さんだったので
いつもの癖で先にプレイしてしまったのだけど・・・
これ、おもいっきり地雷でした・・・。
ストーリーがかなり重い内容になってました。
号泣する上、プレイ後、ドーーーンと心が重くなるENDです。
宗二郎はバレーのセッターをやっていて、明るく爽やかな青年。
バレーだけではなく勉強も良く出来て、常に学年トップ。
外見もバレーをするには小さいけど、顔も整っていて、
体は鍛え抜かれているからスタイルもいい。
これだけ揃っていれば、性格が悪いのだろうか?と思ったら、
皆から信頼されてて、優しくて思いやりがあって誠実で・・・。
でも、それを鼻にかけていることもなく、むしろ謙遜してて。
褒められたり、際どいこととか言われると、照れてしまう恥ずかしがりやさん。
こんな完璧な人、存在するんだ・・・くらいの人です。
だから、とってももてます。
でも、バレーを優先させていることもあって、学校いち、奇麗な人に
告られてもきっぱりお断りしてました。
さて、こんな人の「裏の顔」とはどんなものか?
非常に興味があったんだけど・・・
ストーリーを簡単に説明すると
浦島君と菜々子は隣のクラス同士。
菜々子のクラスに、浦島君のバレー仲間の青木君がいる関係で
浦島君はよく菜々子のクラスに遊びにきていた。
ちょくちょく顔を合わせた時、話をするようになって
少しづつ仲良くなっていくふたり。
菜々子の愛犬ポチの散歩途中、バッタリ浦島君に会って
近所に住んでいることがわかり、
部活の帰りにたまたま出会って一緒にラーメンを食べたりした
ことがきっかけで、急接近する。
浦島君の練習姿をいつの間にか目で追うようになる。
ある時、浦島君が菜々子のメアドを聞いてきて、教えたのをきっかけに
メールのやり取りが始まる。
試合を見に来るように誘われたり、やっと出来た休みの日の二人ででかけたり
絵にかいたような、純愛物語路線。
でも、接する機会がふえると、浦島君の不思議な行動が気になってくる。
「ウルトラブルーデイ」と呼ばれる、とても落ち込んで、覇気がなく、暗~い時があったり。
怪我をしてついたはずの手首のあざが突然消えていたり。
街中で偶然で会った転校前の同級生に「お前どこの大学いくんだ?今年卒業だろ」と
年齢を1歳上に見られたり。
でも、敢えて追求はしなかった。
宗二郎はバレーの都の試合で優勝し、全国大会に出ることを目標にし、
努力を惜しまず、時間を全てバレーに費やしてきた。
そして、都大会のひとつ前の大会で優勝した時、意を決して菜々子に告白します。
「君が好きです。俺と付き合って下さい。」と・・・。
(もう~~、浦島君のこのストレートさがキュンキュンです。)
菜々子は喜んで、宗二郎の申し出を受け、付き合いだします。
忙しいながら、部活の帰りに待ち合わせたり、メールのやり取りをしたりして
二人の仲は深くなっていきます。
そして念願の都大会優勝をし、晴れて全国大会が決まった翌日・・・
宗二郎は学校を無断欠席をし、そのまま学校に出て来なくなりました。
その間、電話をしてもメールをしても音沙汰なしの宗二郎を心配し、
そしてだんだん、色んなことに疑心暗鬼になっていく菜々子。
そんな雨のある日、傘がなかったので雨宿りしているところに
突然、宗二郎が現れます。
菜々子は今まで我慢していた思いがあふれ出し、宗二郎を責めてしまいます。
でも、どれだけ理由を聞いても、苦しい表情で
「どうしても、いえないんだ」を繰り返すだけ。
「それでも、君のことは大好きだ」と。
菜々子はこれ以上、何を言っても教えてはもらえないと悟り、
そして、自分を好きといってくれた宗二郎を信じようと心に誓います。
ずぶ濡れになって、宗二郎は菜々子を家まで送っていきます。
離れたくない菜々子は「家に上がっていって」と言います。
その夜、元々、姉の百恵と二人暮らしの家は百子が飲み会で家を空けていた。
そんな偶然も重なり、お互いを「信じよう」と決めた二人はその夜、結ばれました。
(余談ですが、18禁じゃなくても、Hシーンってあるんだね。
行為自体の描写はもちろんないけど、裸で抱き合ってるスチルとかあって・・・
シーツで覆われているからセーフなんだろうけど、かなり際どい・・・
これは、かなり萌えましたwww)
翌日、満たされた気分で登校した菜々子だけど、また奈落の底に突き落とされる事件が。
学校の掲示板に「浦島宗二郎の休学の知らせ」が張り出されていた。
呆然としている菜々子を友人が助けているのだけれど。
そこに、ウルトラマリンブルー状態の宗二郎がやってきて掲示されている紙を
破り捨てます。
でも、そこで、血を吐いて倒れてしまいます。
そこへ、いつものバレー好きな浦島君があらわれます。
そう、浦島君が2人。
混乱の中、倒れた方の宗二郎は救急車で病院に運ばれた。
そして、病院についた菜々子は、元気な宗二郎の口から、衝撃に事実を告げられる。
いままで、どうしても言えなかったこと・・・。
それは、宗二郎には、双子の兄がいて、テストや勉強に関する時は
兄の宗一郎が登校し、それ以外は宗二郎が登校していたと。
小さいころから病弱な兄宗一郎は入院生活をしていたので
学校に行きたくても行けなかった。
だから、1日でも学校にいけることを本当に楽しみにしていた。
途中、宗一郎の病状が思わしくなく1年休学もしていた。
突然の話に困惑する菜々子だが、この双子はお互いを思いやりあって
ふたりでひとりとして今まで生きてきたんだなと理解する。
でも、それはそれだけど、どうして宗二郎の目標であり夢である全国代会に
出ないのかがわからず、聞いてみると。
宗一郎病状はもう待ったがないところまできていて
助かる方法はただひとつ。・・・そう、臓器移植。
しかも、もう直ぐにでも手術をしないと手遅れというところまで来ていた。
もちろん、宗二郎は移植をする決意を決めていたが、宗一郎がガンとしてウンと言わない。
それはなぜか・・・それは、臓器を移植した宗二郎の体ではもう第一線でバレーを
やっていくことは不可能だから。つまり、この時点で選手生命が絶たれることになる。
バレーだけを生きがいに頑張ってきた姿をずっと応援してきた宗一郎は
そんな、手術は絶対させないと・・・。
菜々子は、もうどうしていいかわからない。
そして、最後に選択肢があって、ここでエンドが二手に分かれます。
①とりあえず全国大会の1回戦だけでる
②手術をする
①は1回戦に試合中に宗一郎が亡くなります。
立ち直れない宗二郎は、宗一郎の遺書を読んでそして、バレーを死ぬまで
続ける決心をします。
その遺書には「みんなに愛されて、俺はずっと幸せだった」と言う内容のことが書かれていました。
もう、号泣で、涙、涙で遺書が読めませんでした。
このENDは、暗くはないんだけど、切なすきます。
②は全国大会を諦めて、手術をし、宗一郎は助かります。
しかし、宗二郎は第一線を離れ、でも、バレーに関わっていたいため
教師になって、指導者として生きていくEND。
こちらのほうが、まだ救われる感じですがそれでも、やっぱり
すっきりハッピーエンドとはどうしても思えず、どーーんとした気分でした。
両方、辛すぎる、切な過ぎる、もう、地雷、地雷。
「誰にでも裏がある」って言うのは、もっとこう
人間のどす黒い部分を付いてくるのかな~って思ってたんだけど
裏は裏でも、この手の切ないって言うか、正当な裏だと思ってなくて。
何だか、本当にどうしようもなく重い話で心が沈んでしまいました。
悪くはないんだけど、イメージしていたのと違ったから。
でも、あとの3人はちょっと本当の「裏」の話はあるかもしれません。
特に、家庭教師の先生は怪しいぞ・・・
次は、ちょっと明るくなりたいので、ナルシストキャラに行きたいと思います!
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【瑛君とののの物語】
《176回目》
「素敵だね、このお店。」
「お前、馬鹿だな・・・今ごろ気づいたのか?ここは、喫茶珊瑚礁だぞ。」
「そうだよね・・・」
カウンター席にののを座らせ、カウンター越しに佐伯が立っていた。
「さて、お嬢様ご注文は?」
「ちょっと・・・佐伯君、お嬢様って・・・からかわないでよ・・・。」
「からかってないよ。ほら、何にする?」
「うーーん、そうだな?お勧めはなんですか?マスター?」
「そーだなーどーしようかな?」
「マスター、お任せしてよろしいでしょうか?」
「お前こそ、マスターってなんだよ!からかうなよ!」
「フフフ・・・。からかってないよ。本当にマスターみたいだから。」
「わかったよ。じゃーちょっと待ってて。」
そう言うと、佐伯はカウンター奥の厨房に消えていった。
暫くするとローソクを立てたケーキとコーヒーが運ばれてきた。
それを、ののの前に並べると
「お客様、今日のお勧めでございます。
コーヒーは当店オリジナルブレンドの「珊瑚礁ブレンド」のスペシャルバージョンでございます。
ケーキもこの日のためにご用意させていただた
新作クリスマスデコレーションケーキ2009でございます。」
佐伯は、ののの顔を見てにっこりと笑った。
ののは、自分の前に置かれたケーキをまじまじと眺めていた。
イチゴと生クリームをたっぷり使ったケーキだった。
「お前が、ローソクの火を消してくれ。」
そう言われたののは目の前で瞬いているローソクの火をひと吹きした。
すると佐伯が早速ケーキを切り分けて、のののお皿にいれた。
ののは、ケーキを一口食べると
「おいしい!佐伯君、本当にお菓子作り上手だね。」
「おう!このケーキは新作だぞ。お前に一番に食べさせたくてな・・・」
「ありがとう!」
すると佐伯に手が、ののの頬に触れてきた。
(えっ?何?佐伯君)
ののの胸の鼓動がどんどん早くなっていく。
続く・・・
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