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こんばんは!てるてるです。
いつも、ここへ来て記事を読んで下さっている皆様、ありがとうございます。
この「てるてるのてくてく日記」も超スローなペースながらも2年程経ちました。
途中、何度も、「辞めてしまおう!」って思ったこともあったのだけど
いつも絶妙のタイミングで
メールや拍手、コメントでメッセージをいただき、その度に
「ああ、こんなブログでも読んでくださってる方がいるんだなー」
って思い止まされてきました。
「瑛君とののの物語」についても同様、
こんな自己満足な創作ストーリーを貴重な時間を使って読んでくださってる方が
いらっしゃるというだけで、書き続ける糧になっていました。
時々寄せられる応援の言葉が、本当に嬉しかったです。
こんな風に書いてしまうと・・・
「てるてる、いよいよ廃業か?」って思われるかもしれませんが・・・
いやいや、それは無い!ですよ(笑)
だって、ここでの交流は私の「楽しみ」になってますからね。
えらく、前置きが長くなってしまいましたが・・・
実は・・・・・・・・暫く更新が出来なくなりました。
近々入院→手術を行うことになったからです。
期間は、順調にいって1ヶ月ほどになると思います。
お仕事もしばらくお休みを頂きます。
家庭も頼れる旦那様にお任せいたします。
入院期間はPCは持っていけてもネットは繋げないので(笑)
でもね、入院期間で、がっつりゲームして
ブログのネタを稼ぎたいと思ってます!
「瑛君とののの物語」も続きをどんどん書きたいと思ってます。
だから・・・
また必ず、復帰するから、その時は遊びにきて欲しいです。
また、温かい目で見守って欲しいです。
また、元気がでる応援の言葉を頂きたいです。
ってことで、この言葉で締めくくっておきますね!
「今後ともよろしくお願いいたします!!」
それでは、暫くの間、失礼しますね!
皆さんも、お体に御気をつけてお過ごし下さい。
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【瑛君とののの物語】
≪277回目≫
一方ののは、プラネタリウムの上映会を見た後、公園通りの
ショッピング街でお茶をしようと歩いていた。
プラネタリウム館を出るときに差し出された井上の手を
断ることが出来ず、そっとそのまま自分の手を上にのせた。
その手をギュと握られたまま、公園の中を歩いていた。
普段、佐伯とも公の道で手を繋ぐことなどめったにないので
ののは、恥ずかしくなり、少し俯き加減で歩いていた。
「ののちゃん、どうしたの?何か下向いて歩いてない?」
「う、うん・・・だって・・・ちょっと恥ずかしいから・・・」
「えっ?何が?」
「手・・・。」
「手?ああ、手繋いでること?」
「うん、あんまり慣れてないから・・・。」
「そうなんだ。
佐伯って手とか繋がないの?」
井上は不思議そうにののの方に少しかがんで覗き込むようにして
歩くスピードを落した。
「うん。あんまりそういうことは人前ではしないかな。
歩く時も、私が少し遅れてついていくことが多いかも知れない・・・。」
「へぇ~佐伯って意外と亭主関白なんだー。」
「そんなことはないんだけど・・・あまり人前でベタベタするのが
好きじゃないみたいなんだ。」
「ふ~ん、何だか勿体無いね。
僕なんか、もし大好きな彼女ができて、その彼女とデートだったら
ずーーと傍にいたいし、手とか繋いでいたいし、抱き締めたいし
キスもしたいし、ベタベタしたいって思うけどな?
ののちゃんはどう?」
「えーと・・・あんまりベタベタ過ぎるのは恥ずかしいから辞めて欲しいけど
手繋いだりはしたいかな・・・。」
「だろー?だったらこれはOKだね。
彼氏じゃないけど、この先どうなるかわからない彼氏候補ということで。」
そう言って井上は繋いでいたののの手を掲げてガッツポーズをして
にっこり微笑んだ。
「井上君・・・。」
「とにかく・・・今日はさ、僕のやり方でののちゃんが
出来るだけ楽しく笑顔でいられるようにするから任せてよ!
僕を信じて・・・ね!」
「うん。解った。」
井上とののはもう一度、軽く手を繋ぎ直してショッピング街へと歩き出した。
自宅に帰った佐伯は、迎えてくれた祖父のちょっとかいにも答えず
「ただいま」の挨拶だけして自分の部屋のベットに寝転んでいた。
暫く天井をみつめて先ほど見たののの笑顔を思い出し溜息をついていた。
(あいつ俺といて楽しいのかな?)
その時、携帯電話の着信音が部屋に響いてきた。
佐伯は慌てて携帯電話に手を伸ばし、電話をとった。
すると、明らかにののとは違う元気な声が聴こえてきた。
「もしもし、佐伯君。今、何してる?」
「・・・彩さんですか?」
「そうそう、突然ごめんね。」
「別に、いいですけど・・・。今は部屋にいますけど?」
「あれ?そうなの?ののちゃんと会わないの?」
「会いませんよ。連絡も取ってないから。」
「え?まだ帰国したこと言ってないの?」
「ああ・・・。」
「そっか。じゃーこれから時間ある?」
「・・・。」
「あのね、今晩ウチの会社が主催でちょっとしたパーティをするんだけど
そこに急遽、立花聖がくることになって。」
「え?立花聖って日本一のバリスタって言われてる?」
「そうそう。だから時間あるなら佐伯君も来ないかなって思って。
ののちゃんとデートなら仕方ないけど、それも今のとこ決まってないんでしょ?
だったら、こんな機会、滅多にないからおいでよ、ね。」
「・・・。そうですね。」
「じゃー決まりね。19時からだから18時ごろ迎えにいくわ。」
「あっ、ちょっと待って。
俺、パーティなんて出たことないからそれ用の服なんて持ってないけど。」
「そっか・・・。解った。
会場行く前に、お店に寄って一式揃えてあげる。
私からのクリスマスプレゼントってことで。」
「いいのか?俺は何もやらないぞ。」
「フフフ、いいわよ。
その代わり、今日のパーティで私のエスコート頼むわね。」
「まぁ、それくらいなら。」
「よし!契約成立!じゃーそうね、ちょっと時間は早めて
17時過ぎに迎えにいくから。」
「わかった。」
「じゃー後でね。」
「ああ。ありがとう。」
佐伯は電話を閉じて、小さな溜息をついた。
(ああ、これで今日はののに会えないな・・・
まぁ、いいか。あいつはあいつで楽しんでいることだし。邪魔しちゃ悪いよな。)
続く…
何だか中途半端でお休みに入ってしまってすみません…
このお話、今までになくこじれてしまった展開になってきて
この後、まだまだこじれてしまう雲行きなんです。
今までとは一味違う結末にしたいな…って思ってます。
また、続きは必ずUPしますので
どうか、また、読みに来て頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします!!
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