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実は、私、このFDで一番怖かったのがユキ君。
なぜなら・・・私はユキ君が好きだったから。
わかってるんです、このFDにでてくるのは恐らくユキ君じゃないって。
だから、プレイするのが怖かった。
本当は、本編の時と同じく、トウワ→ユキでプレイ予定だったんだけど
ムツキが私にとっては、「プチ地雷」だったので落ち込みついでに
ここでどっぷり落ち込んで、トウワに救って貰おうと直前に順番を変更。
でもなかなかプレイ開始のクリックも押せず・・・。
やっと意を決して始めてみました。
そう、そこにでてきたのは・・・・
やっぱりケイ君でした。はぁ・・・。
わかってはいるけど、やっぱり辛いな私。
もうこのまま、プレイしないでおこうかなって思ったくらい。
もうユキ君はいないんだ・・・って再確認されてるようで。
途中、ユキ君のような言動をした時、さつきが思わず
「ユキ君」ってケイ君に向かって言ってしまう場面があったんだけど
「あーもしかしたらさつきは今のわたしの気持ちに近いのかな~」なんて思ってしまった。
ケイ君が嫌いなわけではないし、ケイ君の中にユキ君は生きてるってことも
解ってるつもりなんだけどね・・・やっぱ、ケイ君がユキ君みたいな
言動をすると、見ていて辛いです。
話しは、さつきとケイ君がつきあってて
ケイ君が脚本を書いては、さつきに見せに来たりして幸せそうなふたり。
でも、さつきがケイ君に向かってユキ君って呼んでしまったのが
きっかけだったかな。
ある日、突然、ケイくんが、
さつきとユキ君の思い出の場所に案内して欲しいって言いだして。
で、さつきは迷っていたけど結局連れて行くことに。
最初は、学園時代を過ごした学校。
次はステラ歌劇団で一緒にはたらいていた大道具さんの仕事場。
そして最後にユキ君が消えていった、演劇の公演をした会場。
ここでさ、次々とユキ君との思い出が回想シーンみたいに
出て来るんだけど、私、もう号泣してしまいました。
やっぱ、ユキ君がいいし、このシーンはやっぱさつきも辛いでしょ・・・。
思い出の場所を回っているうちに、ケイ君がユキとしての自分は全く記憶になっかたのに
どんどん思い出していくんです。
ユキ君とさつきの思い出を。
そして、この後こうだったね、とかこの時こんな気持ちだったって言ってくれるんだけど・・・。
これが返って私には、悲しくて。
でも、ユキ君として記憶が戻ったなら、これで本当にケイ君のなかに
ユキ君が生きていることになるのかな・・・。
何とか、そう思おうと私自信を納得させたんだけど・・・ね。
ごめん、ケイ君、私はやっぱりユキ君じゃなきゃダメかな・・・。
本当にケイ君が嫌いってわけじゃないんだけどね。
私には、やっぱり辛いストーリーでした。
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【瑛君とののの物語】
《169回目》
24日当日。
学校でも、クリスマス漂うフインキの中、ののはたんたんと授業をこなしていた。
そして、編みあがったマフラーをどうしようか・・・ずっと悩んでいた。
(せっかく編んだけど、渡す機会がないよね。学校じゃ恥ずかしいし・・・。
バイト行ってからかな?
でもバイト中は無理だし、終わってからは、佐伯君も忙しいだろうし。
わたしも、ハリーのライブ間に合わなくなるかもしれないし・・・どーしよ・・・
コンサート、終わってからもう一度珊瑚礁に寄ろうかな。
でも、それじゃ遅すぎるし、佐伯君も帰ってないかもしれないよね・・・)
答えを出せないまま、ののは珊瑚礁に向かっていた。
とりあえず、マフラーは持って出ることにした。
ののはきれいにラッピングされた小さな袋をそっと鞄の中に入れた。
(これ、渡せるのかな・・・?)
そして、珊瑚礁に着いたののは、いつものとおり、扉を開けて中に入った。
カラン♪カラン♪
「おはようございます!」
するとマスターが優しい口調で話しかけてきた。
「ああ、ののちゃん。おはよう。今日は、イブだというのに手伝ってもらって悪いね。
なんだったら、途中で切り上げても構わんからね。」
「ありがとうございます。でも、私、大丈夫ですから。
ちゃんと8時までお仕事できますから!」
「そうかい?ののちゃんなら、誘ってくる男、多いでしょ?」
「えっ、そんなことないですよ~」
ののは、仕事を始めると沈んだ気持ちを追い払おうと仕事に打ち込んだ。
そして、忙しいクリスマスディナーの対応が終わり、8時になった。
あまり時間が無いののは、マスターに言った。
「あの、すみません。
ちょっとこの後行くところがありますのでもう上がってよろしいでしょうか?」
「あっ、ののちゃん、悪いね。もうお店も落ち着くと思うから上がっていいよ。」
「すみません。じゃこれで上がらせていただきます。」
ののは、奥で着替えると、珊瑚礁の扉をあけて、出て行った。
カラン♪カラン♪
「お先に失礼します!」
「ああ、ののちゃんお休み。」マスターが言う。
「おつかれさん」佐伯が言った。
続く・・・
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