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冗談で言っていたムツキと・・・が現実になってしまった・・・。
実はね、確かに、ムツキ攻略を希望してたけど
ムツキは絶対、そうはならないって自分の中に妙な自信があったんだ。
でも、とうとう・・・。
で、そのストーリーを目の辺りにして思ったんだけど
ムツキはやっぱり弟のままでいて欲しい・・・って思った。
切に思った。
姉ちゃんを温かく見守もる、確かにちょっと姉ちゃんに恋心なんかも
抱いているんだけど、ぐっとそれは引き出しにしまいこんでね。
そんな、弟のままでおいといて欲しいって思ってしまった。
「禁断の愛だー!」なんて言っておいて、ホント、我儘な私なんだけど。
そんなユーザーさんもきっと多いんだろうね。
ムツキは弟シナリオと恋愛シナリオが選択できる仕様になってました。
もちろん両方やったけどね。
弟シナリオは、もちろん今まで通りの出来た姉ちゃん思いのムツキだったよ。
留学話をきっかけに、自立しようと決めるムツキ。
お姉ちゃんの傍で見守っていることが、
返って姉ちゃんをダメにしてるんじゃないかって余計な気を回わしたりしてね。
それでも、お互い、クリスマスイブに予定がないっていうことで
さつきがムツキの部屋にご飯を作りに遊びにいくんだけどね。
もう、今までどおりの仲のいい姉弟の世界で、ほんわか温かい気持ちになれました。
ホント、ムツキのような弟が欲しいです!!
で、問題の恋愛シナリオの方ですが。
禁断の世界じゃなかったからまだ良かったです!
姉弟が恋愛になるのは、もうこのパターンしかないとは思うのだけど・・・。
ムツキが留学のため、パスポートを取ろうと戸籍抄本を取って
衝撃の事実が発覚・・・そう、ムツキはさつきとは血が繋がっていなかった。
まあね、この短いストーリーで、こんな重い事実としかも
さつきと恋愛させようってことだから、話しに無理は出てきて当然なんだけど。
襲ってしまうわけよ・・・さつきを。
何も知らないさつきは今までどおり接してくるんだけど
血が繋がってないと解ったムツキは
今まで、姉弟だからと封印してきた感情が一気に溢れてしまって、
イライラしてつい・・・ね。
強引に恋愛に持ってくなら、確かにこれしかないとは思うんだけど・・・。
ムツキにはやって欲しくなかったな。
恋愛関係になるならもっと正攻法でいって欲しかったけど、
それじゃ時間かかるんだろうね。
この一夜の思い出を胸に、家を出て留学してもう二度と
姉ちゃんの前には姿をみせないから・・・とさつきを襲ってしまうんです。
切ないよね~ムツキ・・・。
で、ことが終わって、出て行こうとするムツキを「行かないで」と
思いっきり引きとめるさつき。
ここも、違和感ありありで。
あんなに、この事実を否定してたさつきなのに、どーしてそんな一瞬で
ムツキを受けいれるかな~って。
でも、仲良しのふたりだから、ありなのかな・・・なんて思ったりして。
最後、ムツキは結局、留学もやめて、2人仲良くなるんだけどね。
まぁ、ふたりが恋人同士なら、こうんなるんだろうなって思うような
幸せそうなふたりの関係が描かれていたけど、
私の中では何だかしっくりこなくてね。
やっぱりムツキは「できた弟」のまま置いといて欲しいです。
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【瑛君とののの物語】
《168回目》
ののが、視線を落として、佐伯の手元を見ていると、今度は佐伯がののに問いかけた。
「お前はどーなんだよ?」
「・・・」
「おい!のの。聞いてんのか?お前は明日どーするの?」
「えっ?何?私?
私は・・・えーと。実は、友達に誘われてて、出かける予定だよ。」
「ふーん、そっか。予定あるなら、明日バイト休んでもいいぞ。
時間、遅くなるだろ?」
「ううん、大丈夫、9時集合だから。それに、ここから出た方が近いんだ。」
「どこまで行くんだ?」
「遊園地の方。」
「・・・。遊園地。」
「そう、だから、家から出るより、ここから出た方が近いでしょ?」
「お、おう。そーだな・・・」
(もしかして、くるみの話、本当なのか?)
「お前、遊園地に行くのか?」っと佐伯が聞いた時、
カラン♪カラン♪
お客が一人お店に入ってきた。
「あっ、お客様。私、行ってくるね。」
「ああ。」
ののは、そう言うと、お店のほうへ出て行ってしまった。
「いらっしゃいませ!」
その後、佐伯とののは、明日の件で話すこともなく、ののが帰る時間になった。
マスターがいつものように呼びかける。
「ののちゃん、時間だよ。もう上がっていいよ。」
「はい!」
ののは答えると、奥で着替えを済ませて、家に帰っていった。
店にいる間は気が紛れて、あまり考えてなかったが、
バイトが終わり、帰り道を歩いていると
さっきの佐伯との会話を頭の中で繰り返していた。
(やっぱり、くるみさんと・・・)
佐伯はののが帰り、店を閉める時間になるとマスターに話をした。
「じいさん、悪いけど、この後ちょっと作りたいものがあるから
店のキッチン、かりるぜ。」
「ああ、いいけど、何をつくるんだい?」
「新作のケーキ。」
「ほほ・・・今からか?もう間に合わないんじゃないか?」
「身内で食べるだけだから、大丈夫だよ。」
「そうか・・。じゃーまぁ、あまり遅くならないようにしなさい。」
「わかったよ。」
佐伯は、そう答えると、キッチンに向かった。
(新作のケーキ、あいつに食べさせてやりたんだけどなぁ。
それに、これもあるし・・・)
それは、この前購入した腕時計だった。
やっぱ、帰りにちょっと寄ってもらうか。
(遊園地をちょっと早めに出れば、何とかなるよな。)
そんなことを考えながら、佐伯は手際よくケーキを仕上げて言った。
(これでよしっと)
出来上がったケーキを眺めた佐伯は
「これ、あいつに食ってもらえるかな?食ってるあいつの顔がみたいぜ。」
と呟き、冷蔵庫の中にケーキを収めた。
続く・・・
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