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羊君は転校初日から、主人公:月子に対して、
自分の素直な気持ちを隠さずに行動してきます。
「君に会うために、ここへやってきたんだよ」とか。
「君が好きだよ」とか。
みんなの前で、平気で「フランスでは挨拶だから」と
月子の頬にキスをしたり・・・。
この、羊君の言動に戸惑ったのは月子だけでなく
哉太や錫也もどう接していいかわからない状態。
錫也はそれでも冷静に対処しようとしてたけど
哉太は会えば敵対心むき出しで喧嘩する状態。
でも、羊と月子、羊と錫也、羊と哉太、それぞれが違った方法で
絆を深めているのがよくわかりました。
その様子をストーリーの中でみるのが楽しいし感動しました。
羊君は「大人だな~」って言うのが私の感想。
月子に対して、遠慮なく自分の思いを言動にしてぶつけているので
甘ーいイメージなんですが、それよりも
自分の進むべき道を定めて、将来を見据えた考え方、行動は
高校生なのに「大人だな~」って思いました。
確かに、甘い言葉を並べたててはいたけれど、
月子の気持ちが決まるまでは
「付き合ってください」とか「僕のことをどう思っているのか」とか
決して、確信に触れる言葉は言わなかった。
そんなところも「大人だな~」って思った。
月子に会うために、日本にやってきたのに
あっさり自分の夢に突き進む道を選んだ羊君には
ちょっと寂しく思ったけれど
家族との夢を果たす目的の他に、
早く、独り立ちして月子を迎えにきたいという思いがある。
だから、目先の寂しさより、将来の幸せを見越しての行動だと理解できます。
べったり甘い部分もあるけど、肝心なところでは適度な距離感を持って
接してくれるので、一番、私は好みかな~って思いました。
ただ、今回、羊君を一番に持ってこなかったのは
わたしの個人的理由で、ボイスが苦手で受けつかなかったというだけ。
(ファンの皆さま、すみません。
でも彼の声優さんとしての実力は認めていますよ!!)
変な理由ですみません。
私、声フェチなので、キャラクターの「声」って凄く好き嫌いに
影響するんです。
理不尽かもしれないけど、実は3次元の世界でもそうで
性格や見た目はOKなのに「声」がNGって場合、多々あって・・・。
それで、好きになれないってことになるんです。
これは、個人的な好みなので、どうか大目に見て下さいね。
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【瑛君とののの物語】
《216回目》
2月15日
「あーーーお母さん、遅刻しちゃうから、今日は朝ごはんいらないよ!」
ののは、慌てて階段を下り、洗面所に向かった。
昨夜ののは、佐伯に送られ、帰宅したが
あまりに色んなことが起こり過ぎて、目が冴えてしまって中々寝着けなかった。
意識が遠のき、深い眠りについたのは、カーテン越しに薄っすらと
夜明けを伝えるように白んできたのがわかる明け方だった。
「こら、だめよ!せめてコーヒーだけでも飲んで行きなさい!」
「でも、ホントに時間、ないんだよ。」
「もう、あんなに遅く帰ってくるからよ!」
「だって・・・。」
「いっそのこと、佐伯君の家から学校へ行けばよかったのに・・・」
「もう、お母さん!からかわないで!」
ののは、洗面所で身支度を整えると、キッチンへ行ってコーヒーを手に取った。
立ち上っている湯気が何だか眩しく感じた。
コーヒーカップに口をつけて、静かにコーヒーを啜った。
「美味しい・・・」
「で、昨日、何があったの?帰ってくるなり、
無言でお風呂に行っちゃうから、心配してたのよ。」
「ごめん!あの時は、睡魔に襲われてて、とにかく早くベットにはいりたかったの。」
「そう、で、どーだったの?何かあったんでしょ?」
「もう、お母さんったら!何にもないよ!」
「そう?何だか、送ってくれた佐伯君の態度もちょっと変だったし・・・」
「そんなことないでしょ。色々あって、遅くなってしまっただけだよ!」
「色々あったんでしょ?
でも、佐伯君って思ったより真面目な子なのね。
遅くなったの自分のせいだってひたすら謝ってたじゃない?
そんなに気にすることないのに・・・こっちが恐縮しちゃったわ。」
「お母さんってば、普通は親なら気にするんだよ!」
ってか、あーーもうホント時間ないから、私、行くね!」
「しょーがない子ね、帰ってきたら、ちゃんと詳しく教えてよ。」
「うん、またそのうちね!」
ののは、慌ててコーヒーを飲み干すと、ソファーに置いてあった鞄を持って
玄関をでて、学校に向かった。
(あー急がないと、氷上君に怒られちゃう・・・)
遅ればせなから、ホワイトデーストーリー開始! 続く・・・
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