× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
梓君は、何て言ったらいいのかな・・・
私は「小悪魔」ってイメージかしらwww
もうね、最初から最後まで振り回されっぱなしwww
梓君の場合は、発言が、本気なのか冗談なのか解らないのね。
真面目な顔して、真面目な発言するんだけど
最後に「何てね、冗談ですよ・・・」なんて言うし。
冗談なんだろうなーって思って
「また~梓君、私をからかって」って切り返すと
「僕はいつだって本気なんですよ」みたいなこと言うしね。
ホントに、本心がわかり辛くてどうしていいか解らなくなる相手なんです。
それでいて、いつの間にか、梓君のペースに乗せられて・・・。
あと、あの自信満々な態度と言動は誤解を受け易いけど、
私はとっても魅力的に思います。
彼の場合は、自信が実力を伴っているから、誰も反論が出来ない。
そんなゆるぎない自信・・・かっこいいですwww
でも、その自信を身につけるために、彼は、やはり努力はしているんです。
ただ、彼自信がそれを努力とみていなくて「やって当たり前のこと」として
捉えているから誤解を受け安いんです。
彼にしたら、やって当たり前のことをやってるから努力してないっていうんだけど
それは一般的には努力してるってことなんだよね。
その認識の違いから誤解されて
「努力もせずに何でもこなせる天才」ってことになってるわけ。
天才って目で見られて、たくさん傷付く発言を受けてきてる・・・
そんな彼が背負ってきたものを考えると
振り回されるんだけど、何だかとっても愛しく思えるキャラでした。
でも、ホント、彼の場合は、本心を見抜くまでは
「ふてぶてしい自信家の後輩」としか映らないから
難しいんだよね、彼を理解するのって。
でも、この手のキャラ設定はめずらしいんじゃないかな?
私もあんまり記憶がないから、とっても新鮮でした。
そして、副部長の宮地君とのバトルが見どころあって。
水と油って感じでお互い一歩も引かないのwww
でもね、弓道に対する思いが、形は違うけど、ふたりとも真剣なんだって。
お互い認め合って、ただのケンカ相手から信頼できるライバルへと変わって
いくんだけど、その変化も凄くみどころあると思います。
梓君のENDはね、2種類とも「小悪魔に振り回されてます」って感じでした。
1種類目は月子が弓道部を引退する2日前。
淋しく思っている月子に対して
「半年後には卒業だし、先輩が大学生になったらウチ全寮制だしあまり会えなくなりますね。
僕のことなんて忘れちゃうかもな・・・」
なんて、余計に淋しくなるように話しを振っておいて
月子が「絶対、忘れたりしないよ!」って言うと
「言葉だけじゃ不安になるから僕が絶対大丈夫って思えるように誓ってもいいですか?」って。
上手いな~梓君www
で、キスするんだけど、最初は頬にキスして月子が不思議に思ってたら
「さっきのは練習です。」っていきなり唇キス。
そして次からが凄いの、梓君はwww
「僕は、キスするたびに先輩に知らしめてるんです。先輩は僕のものだって。
これからは、もっと僕のものっだって周りにわかってもらうつもりですよ。
そのために色んなところでキスしますから。
覚悟しておいてくださいね・・・」
あーーー梓君、小悪魔。
そして続くんです。
「淋しいけど、心配はしていませんよ。だって先輩僕のことが好きでしょ。
僕も先輩のことが大好きです。ほら、何の問題もない!
まぁ。1年は置いて行かれますけど、大丈夫です、
待ってろなんていいません、走ちゃって下さい。
先輩の為ならすぐに追いつきますから。
一生離す気ないですから、覚悟してくださいね、先輩!」
この梓君の自信満々発言が何だかキュンキュンきちゃいます。
梓君らしいENDだと思いました。
2種類目は
それぞれ進級した春、桜の花を見ながら歩いていて
月子が梓君に「背がのびたね」って話をしている。
身長がどれくらい伸びたがあれこれやってもわからないでいると
「こうしてみればわかるかも!」と言って、突然月子を抱きしめます。
「こんなんじゃわかんないよ・・・」ととまどってる月子に
「ちゃんと先輩と僕、どっちが大きいか答えて下さい。
答えてくれるまで絶対に離しませんよ。」
月子が「梓君」って答えると、
突然、「可愛い大好きです」ってキス。
「誰かにみられちゃう」と月子が心配すると
「こんなに可愛い先輩を誰の目にも見せるわけないじゃないですか」
と言って、またキス。
どーーっですか!この梓君の後輩とは思えない行動www
これからも、ずっと振り回されていくんだな・・・と確信してしまうような
ENDでしたwww
====================================
【瑛君とののの物語】
《219回目》
女の子にとっての一大行事のバレンタインが終わり、翌日からは
また、いつもの穏やかな生活が流れていった。
そして、3月に入った。
3月10日
ののはいつもの時間に家を出た。
3月に入ると、日を追うごとにあちらこちらで春の気配が感じられる。
空の色が薄い青に変わってくる。
そこに漂う雲の色、形、そして流れるスピード。
海の色、音、そして香り・・・やはり冬の顔とは全然違う。
道端に生えている草花。
冬の装いを脱ぎ捨てだした木々。
そして、頬をかすめていく風。
全てが、冬からジョジョに春に移り変わっている。
そんな季節の変化を全身で感じるこの時期がののは好きだった。
(あー早く、この子達が華やかに咲き誇らないかな・・・もうすぐだよね・・・)
海岸通り沿いに、規則正しく並んでいる桜の木に目を移した。
ののは、桜の時期に生まれたこともあって、やはり桜が大好きで
この時期の桜の木の変化を見るのが、毎年楽しみだった。
今日は、余裕を持って学校に着いたののは
いつもよりゆっくりと靴を履き替えて、教室に向かった。
1組の教室の横を通る時、ののは廊下からいつも横目でチェックする場所がある。
教室の窓際後ろから2番目の席。
そう佐伯の席だった。
(あっ、今日も瑛君、早く出てきて勉強してるんだな。
ほんと、すごいよね。私には、真似できないな・・・)
そして通り過ぎる時に小さく呟く。
「瑛君、おはよ・・・」
廊下側からは一番遠い窓際の佐伯の席。
まして、佐伯の集中力は周りの雑音を受け付けないので
のののこの呟き声が届くことはない。
でも、たまに、以心伝心なのか、「おはよう」と言った瞬間に
佐伯がこちらを見ることがある。
ののは、その偶然の出来事が嬉しくて、この行為を毎日してしまう。
すると、佐伯がこちらを見た。
(あっ、今日はビンゴだ!)
佐伯と目が合ったののは、嬉しくなっていつもより少し大きな声で
もう一度、挨拶をする。
「瑛君、おはよ!」
すると、佐伯もにこりと笑って答えてくれる。
「おはよ!今日は早いな!」
「うん!まあね。勉強頑張ってね!」
「おう。」
たった、これだけの会話がののにはとても嬉しく感じられる。
(ああー今日もプリンスの微笑みが見れちゃった!ラッキー!!)
そして、スキップをしたくなる衝動を抑えて、少し足早に自分の教室に向かう。
そして元気良く挨拶をして教室に入る。
「おはよー!」
自分の席について、一呼吸する。
(あー毎日、こうだったらいいのにな・・・)
続く・・・
==================================== PR |