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シグナルで私の中で、2番目に攻略したかったキャラ:倭こと、ノンは
最初登場してきた印象とは裏腹にかなり重いストーリーなんです。
ノンに関しての感想は、思いっきりネタばれしますから
プレイ予定でノンの秘密を知りたくない人は、スル―してね。
それでは・・・
倭は最初から、ちょっと幼い感じのぶっ飛び元気キャラとして登場します。
そしてチーム:オングストロームのライバルチームである
チーム:YAMATOの第一ドライバーでもあります。
ライバルチームに所属しているにも関わらず、よく、オングストロームのメンバーと
絡んでいるので、主人公とも接する機会は多いです。
そして、ホントに人懐っこくて
すぐに抱きついてきたり、おねだりしたりします、時には駄々っ子のように。
だから、プレイしていても
「このキャラと恋愛はないだろう・・・」って思ってたのだけど。
ある日、本人の希望もあり主人公が倭の独占取材をすることになり
倭と接する機会が増えたこともあり、何となく、倭に惹かれて行きます。
プレイを進めていくと、時々倭が別人に感じるシーンが出てきます。
最初はやはり、大財閥の御曹司だから自分を作って演じなきゃいけない時が
あるんだろうな・・・て思っていました。
でも、主人公がある学校に会社の書類を届けた時
学生の姿をした倭に会い、その言動がよく知る倭とは別人であることに驚き
そして、もう一人の倭の存在を疑い出す。
私は、ここで、「双子かな~」って思ってたのだけど・・・。
主人公と倭が一緒にでかけた小さな教会で倭に異変が起こります。
聖母マリア像を前にして、異常反応をして突然発作が起き、倒れてしまいます。
そこへ駆けつけた、黒峰さんから、衝撃の事実を告げられます。
倭は精神的に病んでいると・・・「解離性同一性障害」
過去の辛い出来事から逃れるために別の人格をつくりだすというもの。
倭の場合、幼いころ、最愛の母が倭を教会に監禁し、その聖母マリア像の前で
壮絶な自殺をした・・・と言う事実。
この事実から逃げるために生まれた人格が「海」
「海」は大財閥の御曹司にふさわしく、品行方正、成績優秀、落ち付いた大人の19歳
倭とは似ても似つかない両極端にいるような人格。
倭はずっと、海によって守られてきていた訳だけど
主人公と出会い、強くなろうと、過去にトラウマに向き合います。
そして、克服していきます。
すると、もう存在する必要がなくなった人格の「海」
病気を治すにはどちらかの人格に統一する必要があります。
さて、倭と主人公が選んだ道(人格)は・・・
これは、ぜひ、プレイをしてたしかめてみて下さい。
この14歳の幼い「倭」と落ち付いた19歳の「海」の二役を森田さんが演じています。
倭の方ははっきり言って、森田さん開き直ってるな~って思えるほどの勢いです。
でね、今回お勧めは19歳の「海」の方。
他の甘甘キャラ程ではないけど、森田さんの声では、初めて聴く声だな~と思いました。
少ないけど、甘――いセリフももちろんありますよ!
森田さんのファンなら、多分、撃沈ものでしょう(笑)
甘いセリフやシーンが苦手と公言している森田さんにしては、
「ここまでやったんだ!」って感じです。
これは、今後が非常に楽しみになってきました!!
実は私、大好きな乙女ゲームのあるキャラ(一番好きなキャラではないんだけど)の
号泣したストーリーがあってね。
それも、倭と同じように
ある辛い出来事から別の人格を作りだして
その人格で数年過ごし、消えてゆく・・・っていうのが。
そのゲームでは消えてゆく瞬間に立ち会うことになって
消えてゆく人格の方が好きだった私は号泣&余りのショックに立ち直れず
2週間ぐらい落ちてたってことがあってね。
(わかる人にはわかるよね!これ誰なのか・・・)
その時のことを思い出しながら、ノンルートを攻略してたから
特別な思い入れがあって、悠樹やルイルイとは違ったラストの感動がありました。
本当によかった、っ思いました。
そうそう、私個人的には海役の落ち着いた森田さんは、初体験でドキドキものでしたが
ゲーム最後のシーンで最初、倭として主人公の家に遊びに来て
飼っている猫とじゃれ合うシーンがあるのですが、
このシーンの森田さん、水を得た魚のようにはじけちゃってて
(恐らく、彼はラブシーンよりこんなシーンの方が得意&好きなんだと思う・・・)
凄く楽しそうで、思わず、声を出して笑ってしまいました。
結構、私のお気に入りのシーンです。
ある意味、森田さんの真骨頂!!(笑)
こんなふうに、色んな森田さんが体験できるノンルートはファンには
たまらないルートになってますよ!!
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【瑛君とののの物語】
《152回目》
日曜日の朝、佐伯は久しぶりの休みでまだベットの中でうつらうつらと眠っていた。
「おい、瑛。そろそろ起きて、朝ご飯を食べに、降りて来なさい!」
下からマスターの声がした。
佐伯は、もぞもぞ起きだすと携帯電話に手を伸ばして、時間を確認した。
(げっ、もうこんな時間かよ・・・)
11時を回ったところだった。
「じいちゃん、悪い!今からすぐ行くよ。まだ、ランチのお客さん大丈夫か?」
「ああ、大丈夫だ。だから早く来なさい。」
「わかった!」
佐伯は急いで、身支度を整えると、店のほうに降りて行った。
そして、マスターが作った、トースト、サラダ、スクランブルエッグを食べた。
「じいちゃん、俺、今日さ、ちょっと買い物に出たいんだけどいいかな?
ついでに、買出しあるなら買ってくるからさぁ。」
「ああ、行ってきなさい。
今日は、連れが遊びにくるから人手は足りている。ゆっくりしてきなさい。」
「悪いな、じいちゃん、じやー行ってくるよ。」
「しかし、瑛が買い物なんて珍しいな。何を買いに行くんだい?」
「そんなたいしたもんじゃないよ。もう、じいちゃん、何ニヤついてんだよっ!」
「ハハハ~まあいいさ、お楽しみということで。」
「変な、じいちゃんだな・・・。」
佐伯は急いで、朝食を食べると片付けをして店を出た。
続く・・・
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