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【獅堂櫂斗】
櫂斗に課せられた演劇際の演目は「シンデレラ」
だけど、櫂斗、シンデレラの話も知らない状態で。
主人公に教えてもらうんだけど、「話が華やかじゃない!」ってことで
指定の演目を無視して勝手に「ナポレオン」の練習をしてしまいます。
成りきることが大事ということで、その日から
自分はナポレオン、主人公をその妻にして、その名前で呼び合い
毎日、成りきって生活をします。
衣装ももちろん、ナポレオンの衣装。
何を言っても、「シンデレラ」をやろうとしない櫂斗に呆れてしまい
主人公も最後は開き直って、なりきり生活に付き合います。
そして、そのまま演劇の本番を迎えます。
結局、シンデレラとは全く関係ないナポレオンを演じるのだけど
(もちろん、応援の秀ちゃんや麗子さんもナポレオンの配役で登場)
でも、ナポレオンとその妻は、本当は離婚をして、妻の方は再婚してしまう
という、事実を知らなかった櫂斗は舞台で
「永遠の愛を誓うよ」と言います。
そこで、観客からヤジが飛ぶのだけど、強引に話を進めてしまって
主人公にキスをする。(ここ、ちょっとウル憶えで・・・舞台でやったのか
舞台が終わってからやったのか???です)
そして、何とか舞台が終わり、自信満々の櫂斗は
「数日間、ナポレオンの妻の気分を味わえてよかっただろ」と言います。
この演劇際をプレイして
櫂斗はある意味、本物の「俺様」だな・・・って思ってしまった。
【岩崎秀太郎】
秀ちゃんに課せられた演劇際の演目は「ピーターパン」
イベントごとが好きな秀ちゃん、本来ならば喜んで参加するはずなのに
その演目を聞いたとたん、「俺、やらない」の一点張り。
主人公が、何とかなだめて一緒にやろうと説得にかかるのだけど
結局、秀ちゃん、練習にもやってきません。
しょうがないから、他の出演者とだけ練習になってしまいます。
どうして、そこまで拒否するのか。
どうも子供の頃の苦い思い出があるようで・・・。
小学生の時、演劇でフック船長の役をして、何かの拍子に
ワニ役の子におしりをつかまれてズボンが脱げて、お尻丸出しになり・・・
それを、主人公がバカにして大笑いしたとか。
それで頑なにこの演目は拒否。
それを知った主人公、秀ちゃんに謝ります。
それでも、踏ん切りがつかないのか、秀ちゃんが姿をみせないまま本番を迎えてしまいます。
いよいよ本番で、秀ちゃんの出番になった時
助けてあげようと、シャー役の一輝と桃太郎役の晋作、ナポレオン役の櫂斗と妻役の玲子さんが
乱入してきて、舞台は無茶苦茶。
そこへやっと、クック船長役の秀ちゃんが現れる。
途中、乱入騒ぎになってしまったけど、何とか舞台は終わることが出来た。
そのあと、主人公と秀ちゃんは観客席で仲良く手を繋いで、残りの舞台を見ていた。
中々、幼馴染の秀ちゃんらしくて、ほのぼのした感じでした。
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【瑛君とののの物語】
《150回目》
「本気だよ!だって、じゃなきゃ、佐伯君のバイトのことばらされちゃうもん。」
「ふーん、そーいうことか・・・。あいつ、お前も脅してるのか。」
「だって、ばらされたら駄目じゃん!」
「お前、馬鹿か!余計な気を回さなくっていいんだよ。
自分のことは自分で何とかするから。余計なことするな!」
「でも、ばらされたら佐伯君、困るでしょ。」
「だから、そんなこと気にしなくていいって。
大体、そんな脅しに乗ってたら、お前これから何でも言うこと聞かなっきゃいけなくなるぞ。」
「でも・・・。」
「気にしなくていいっていってるだろ!」
「ひどいよ、佐伯くん・・・。そんな言い方しなくても・・・。」
「お前が、勝手に余計なことするからだろ!」
ののは、堪えていた涙が頬を伝って落ちてきた。
「ひどいよ、ひどいよ、佐伯君。私だって本当はこんなこと言いたくないけど
佐伯君の夢、応援したいから。バイトのことばらされたくなかっただけなのに・・・。
もう、いいよ!」
そう言うと、ののは佐伯を置いて走っていった。
「お、おい、こら、のの!待てよ!」
それでもののは振り返らずに走りだしてしまった。
(ひどいよ!佐伯君!!)
「あいつ・・・馬鹿だな~。何やってんだ・・・。
しかし・・・ちょっと言い過ぎたかな。後で、バイト来た時、誤らなきゃな。」
ののは、泣きながら、走っていた。
(何で、私がこんなに言われなきゃいけないの?そんなに悪いことした?
何で、何で、何で!!)
ののは、家に着くまで、ひたすら走り、頭の中で、何度も同じ押し問答を繰り返していた。
(私がやったっことは余計なことなの?
佐伯君のためにって思ったことなのに、彼のためにはなっていないの?)
家に着くやいなや、2階の自分の部屋に駆け上がると、カバンを机に放り投げて
ベットに潜り込んだ。
「う、う、う・・・。もう、嫌だよ・・・私・・・。」
続く・・・
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