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このゲームは、おまけみたいな感じで男性視点のお話があります。
お話と言うより、その時、こんな風に思っていたと
ひとりごとを言っている設定です。
ってことで、箇条書きで、どんなことが書かれていたかを載せておきます。
【浦島宗二朗×菜々子】
出会いのシーン。お弁当のおかずをもらって嬉しかった。
また楽しく離せそうな子だな・・・。
菜々子に告白してOKしてもらった時、浮かれてしまった。
俺としたことが・・・。
宗一郎の病状が悪くなって学校に行かなかった時
本当は菜々子に会いたくて、学校に行きたくて行きたくて。
でも、こんな情けない自分を見せたら余計に心配するから
だから会えない・・・。
【浦島宗一郎×百恵】
保健室での出会い。
奇麗で、優しいけど、どこか陰がある。
きっとこの人なら、僕の気持ちをわかってくれると思った。
商店街で偶然会った時、携帯の連絡先を教えてもらったことが
本当に嬉しかった。
今はまだ片想いだけど少しでも可能性があるなら、追いかけたい。
お見舞いにパウンドケーキを持ってきてくれた時
奇跡的に一口だけ食べることができた。
すっ傍にいたいけど、もう駄目なのかもしれない、体がそう言っている。
僕の人生最後にいいことがあった。
死は怖くない、でも彼女に会ったから最後まで諦めたくない。
【御門利人×菜々子】
新学期、相変わらずたくさんの女の子に囲まれて嬉しい。
でも、隣に座っている女の子はつ掛ってくる。
まぁ、でもこれから俺の魅力の虜になるわけだし
じっくりと落としていこう。
ゲームのつもりが完全に負けてしまった。
彼女は唯一、自分と真剣に向き合ってくれるひと。
真面目に付き合っていこうと思った。
だから小田になんて渡したくない。
でも、昔の自分をばらされたらどうしよう・・・。
とうとう、昔の自分がばれてしまった。
でも彼女はそんな自分を受け入れてくれた。
彼女を好きになって良かった。
彼女を愛し抜こう、守っていこう。
【御門利人×百恵】
今日から新学期。
新任の女教師、スーツにメガネでちょっと色っぽい。
そして、絶対に落ちそうにない。
でも、そんな獲物のほうがプレイボーイの血がさわぐ。
落としてみせるぜ!
最初は勲章変わりに口説くことしか考えてなかったのに
ときめいてしまった。
どうらや恋の病にかかったみたい。
歩行会で彼女が失くしたピアスを汗だくになって探し続けた。
好きな女性の為にとことん頑張れるっていいな。
こんな俺、かっこいいかもしれない。
【石川類×菜々子】
今日新しい生徒に会ってきた。
良い点を取らせるためには手段は選らばない。
少々はねかえりだけど、じゃじゃ馬馴らしは得意。
俺が扱えない女なんていないから。
いつだって完璧に女性を操れると思っていた。
なのに、彼女が言った
「女性が怖いんでしょ」の言葉が俺を変えた。
そして何かが芽生え、その感情がどんどん大きくなっていく。
人の温もりが心を温めてくれることを知らなかった。
「幸福感」そんな感情を自分が味わうとは思っていなかった。
温かな彼女の気持ちを受け入れて満足している。
そして今、味わったことのない幸福感で胸が一杯だ。
【石川類×百恵】
喫茶店で新しいクライアントに会ってきた。
僕の魅力と引き替えに、絞り取れるもんをとことん取ってやろう。
家庭教師初日。
いつも通り優秀で優しい男を演じてプランどおりに物事を進めるだけ。
予想外の成果をあげられると思う、面白い。
あの時、叩かれて、彼女の深い愛情が伝わってきた。
あんな悲しそうな涙、見たことがない。
窓辺に並ぶ、木彫りの猫を眺める。
そろそろ100匹の大台にのるだろう。
彼女に会いたい、彼女の真っすぐさ、純粋さが欲しい。
この腕に抱いてキスしたい。
そのために、この子猫を彫ろう。
彼女の笑顔を取り戻す為ならなんだってできる。
【闇乃雪也×菜々子】
新学期、初日、比較的上手に自己紹介をした
桜井菜々子という生徒が印象に残った。
誠を助けて、泥だらけになった菜々子を自宅に入れ、お風呂を貸した。
教師の立場を守るため、鉄の自制心で冷静に対処しようと思っていたが
彼女の顔をみたら隠しきれなかった。
自分が彼女を生徒としてではなく、一人の女性として見ていることを。
彼女の卒業式、赤いバラの花束を載せて、車で移動中。
彼女と会わなくなってから1年間、彼女を愛し続けた自分を否定したくない。
だから、結果がどうでるかはわからないが、後悔しないように会いに行く。
ふぅ・・・学校が見えてきた、冷静にならなくては・・・。
【闇乃雪也×百恵】
新学期、桜井百恵が自分クラスの副担任としてやってきた。
彼女は、教育実習のとき、私を恐れもせず、教育のことについて熱心に
色々尋ねてきて、私の中にポンと入ってきた女性だ。
密かに好意を持っていた。
おもちゃ屋で彼女に会ってしまった。
誠のこと、バレてしまったかもしれない。
今まで色々相談にのってもらっているし、隠し通すつもりはないが
彼女にはきちんと説明をしておきたい。
百恵の寝顔をつい見入ってしまう。
無防備な姿についつい変な気持ちになってしまう。
いかんいかん、料理に打ち込んで平常心にもどろう。
【ハル×菜々子】
今日、可愛い女の子に会った。
また会って出来ればお話したいんだけど、
僕はクマに入ってなきゃいけないから話すのは無理かな。
菜々子を追いかけてきちゃった。
だってあの子の顔みてると幸せな気分になれるから。
もっと見ていたいな。
【百恵×李光明】
今日、俺に話しかけて来る女がいた。
こんな見てくれだし、中国人だから
寄って来る奴なんていないのに、いい根性している。
しかし、彼女に懐かしさを感じるのは何故だろう。
木材が倒れてきた時、無意識に彼女を助けていた。
俺は、過去の記憶がないが、それなりに楽しく生活してきているから
このままでもいいと思っていたのに。
あの女に会うと、どうしようもなく、気持ちが突き動かされる。
そして俺は彼女に惹かれている。
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【瑛君とののの物語】
《187回目》
ののは佐伯の腕を引っ張って、おみくじの列に並んだ。
ふたりの順番がやってきて、先にののが引き、後から佐伯が引いた。
おみくじは、木箱の中の棒を逆さまにして、取り出すシンプルなもの。
ののは、ドキドキしながら木箱を逆さまにして棒を取り出すと
それを、係りの人に渡した。
すると1枚の紙が返ってきた。
おそるおそる渡された紙を読んでみると、「中吉」と書かれていた。
そして一通り読んでみた。
すると、隣で、係りの人から手渡された紙を読んでいる佐伯の溜息が聞こえてきた。
「佐伯君、どーしたの?良くないの?」
そう言って佐伯のおみくじを覗きこむと、「大吉」と書かれていた。
「ちょっと佐伯君、凄い!大吉じゃない!」
「お前は馬鹿か・・・。大吉なんてこんな若いうちに出したら、この先どーなるんだよ。
これ以上、良くならないんだぞ。こんなのいいわけないだろ。」
「佐伯君、それって、屈折しすぎ。」
「なんでだよ、お前だってそう思うだろ?」
「あの~、普通は素直に大喜びすると思うけど・・・」
「ばーか、そんな能天気なことできるか!俺はいつも真剣だんだ!」
「・・・。」
(あーあ、やっぱ、佐伯君、天邪鬼の屈折キャラだ)
「こんなの持ってても良くないから、結んで帰るぞ。」
そう言って、佐伯は、おみくじを近くの木にくぐりつけた。
「お前、どーすんの?」
「うん、どーしよーかな?」
「お前、何がでたの?」
「中吉・・・」
「中吉って・・・。そんなどっちつかずの運勢なんて気持ち悪いだろ?」
「何で?中吉って大吉の次にいいんだよね。」
「お前さ、良く考えてみよ?中なんて、良くも悪くもないんだぞ。
そんなどっちつかず、嬉しいのか?
俺だったら、まだ、凶って言ってもらったほうがいいぞ。
努力次第で良くなるわけだから。目標ができるだろ。」
「・・・。」
(う・・・どしよ?私的にはそんな悪くないと思ううんだけど。)
黙ってしまったののに佐伯が手を出した。
「おい、いいから、かせ。そんな中途半端なもの持ってたらだめだぞ。」
ののからおみくじを受け取ると、
さっき佐伯が結んだ木の枝の隣に、のののおみくじを結びつけた。
「これでよし!んじゃ、行くか。」
「ありがとう、佐伯君。」
二人は、来た道を戻り参道に向かって歩きだした。
続く・・・
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