× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
これは単発アプリで、先月だったか、昴と瑞貴のローマ編のシリーズですね。
今回は海司とそらでパリ編。
主人公が父親の総理に呼び出され、官邸に行くと
今度は公務ではなく、プライベートで主人公がパリの2人の主要人物から
招待を受けたので是非、行ってくるように言われる。
たまたま、その2つの行事が同じ日で重なってしまうのでとぢらか選ぶわけですが。
まずはシャルルからベルサイユ宮殿で行われる晩餐会のお誘い
それから、マダムカスタからオペラ座で「オペラ座の怪人」の観劇。
公務ではなくても、総理の娘と言う立場での招待なので、危険が伴うということで
それぞれSPがつくことになった。
晩餐会が海司でオペラ座がそら。
まずは海司から。
海司とパリに行くことを3人のお姉さんにバレで散々いじられてしまいます。
「異国に国で燃えがる恋」とか言われて、ふたり返って意識してしまいます。
でね、海司、照れながら主人公に結婚してもいいみたいな話をするんだ。
それが、凄く可愛かったです。
パリの到着して、まずは1日観光します。
はい、ふたりケンカ(じゃれる)しながらとっても仲良しです。
翌日パリのベルサイユ宮殿の晩餐会に出席することにした主人公。
当日はシャルルの計らいで由緒あるネックレスを付けさせてもらうことになり緊張する主人公。
当然のごとく、そのネックレス狙いの予告声明文がきて、昴と桂木、瑞貴が警護に加わった。
晩餐館会場で物腰やわらかな伯爵にダンスを申し込まれ、
トイレに行ったりして、その人から離れようとはするのだけど
結局待っていてダンスをすることになります。
その時、突然、爆発が起こり、パニックてる間に、ネックレスを奪われてしまいます。
外に出た時、さっき一緒に踊っていた伯爵が逃げるのを見つけて追いかける主人公。
手には、盗まれたネックレスを持っています。
伯爵の追いついてネックレスを返すようにお願いするが、そんな話、通用しない。
それどころか銃口を向けられ、引き金が弾かれる。
すると、主人公の目の前で、主人公を庇って撃たれた海司が倒れる。
主人公、本当に海司が死んだと思い、涙が止まらない。
でもそれは、海司が主人公にした悪戯で撃たれたふりをしていたっだけだった。
演技だったとわかっても、ほっとしたのと、死んでしまったら・・・
との思いから、涙が止まらない。
その夜、海司は泣きやまない主人公を抱きしめて眠った。
翌日、桂木さんが、気を遣ってくれて海司と主人公のふたりで過ごせるように
1日、自由時間にしてくれた。
宮殿も、昨日の事件で立ち入り禁止になっていたのでふたりだけで宮殿の散歩ができた。
散々、歩いた後、部屋に戻り、
「怖い思いもしたけど、楽しいことも沢山あったからとっても満足した」
という主人公にたいして
「俺はまだ全然満足していない。」という。
理由をきくと、他の男に口説かれて、一緒にいたから・・・とヤキモチ全開。
そして、「絶対他のおとこに、そんな困ったような可愛い顔もせるなよ」
「わかってるよ。」
「本当に解ってるのか?」と主人公に迫っていって・・・
そしてベットに押し倒します・・・。
どうも、主人公にとっては忘れられない旅になったようです。
===================================
【瑛君とののの物語】
《141回目》
そして大きなめ息をひとつついた。
「はー・・・。何なんだ、あいつは?」
ちょうど、豆を挽き終わりテーブルの上を片付けていたののが尋ねた。
「どうかしたの?大きなため息ついちゃって・・・。」
「おい、あいつ、なんとかしてくれ。」
「えっ、何とかって・・・。そんなことできないよ。」
「あーもう、面倒だなぁ~」
「何か言ってきたの?」
「話があるから、店、終わるまで待ってるって。」
「そうなんだ・・・。」
「なぁ。面倒だろ。」
「そんなふうに、言っちゃ駄目だよ。大事な話かもしれないじゃない?」
「んなわけあるか。あいつが話したいだけで、俺は話なんてないんだ。」
「佐伯君・・・。」
時計の針が8時を指した。
カウンターにいたマスターがののに声をかけた。
「ののちゃん、時間だよ。そろそろ上がりなさい。」
「はーい、そうします。」
ののは、エプロンをはずし、帰り支度をして佐伯にいった。
「じゃー私、あがるね。お疲れ様、がんばってね!」
「ああ、お疲れ。気をつけて帰れよ」
「うん、わかった。おやすみ」
「おやすみ」
ののは、店を抜けて扉に向かうと、くるみがののを呼び止めた。
「柊さん、私、あなたにお話したいことがあるのだけど、少し時間いいかしら?」
「え?今から?」
「そう、すぐに終わると思うから。」
「わかった。」
ののは、くるみが座っているテーブル席の向い側の席に腰を下ろした。
「ねぇ、柊さん、お願いがあるんだけど。」
「お願いって・・・私にですか?」
続く・・・
=================================== PR |