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瞬君はやっぱりカワユイ。
それでは、瞬君のルートに入ってからのお話。
道に迷って歩いていると
花々が咲き誇るガーデンで、蝶を見つけて走る瞬君をみつける主人公。
「自分のお城で迷子になるなんて変だよ」と言われたので
本当はここのお姫様じゃないから・・・と瞬君に打ち明けるも、
信じて貰えず、それ以上、何も言えなくなった。
そして主人公の誕生日を祝う生誕パーティに出席した。
無難にパーティを終えて、疲れたから早く寝ようとベットに入った。
眠りに落ちて行く中で瞬君の顔を思い浮かべていた。
翌朝、どうしたら現代に帰れるだろうかと考えながら
お城に散策にでて、裏手に大きなお花畑を見つけた。
その先の小高い丘で寝転がっているといつの間にか眠ってしまった。
暫くして、誰かに声をかけられる。
瞬君だった。
武術の稽古をさぼってきている瞬君。
膝をかかえて、ちょこんと座っている姿をみて
主人公は心が柔らかくなるのを感じていた。
そして武術の稽古が終わる鐘が鳴るまでたわいのない話を楽しんでいた。
その日以降、毎日この時間に瞬君と秘密の花園で会うようになった。
「どうして武術の稽古が嫌いなの?」
「人の心は力では変えられない。だから本当は絵を描いて人の心を動かしてみたい」
「今まで人を描いたことはあるの?」
「ないよ、人物を描く時は、自分の好きな人を描きたいんだ」
「ねぇ、いつかゆっくり時間がとれたら君を描いてもいいかな?」
「うん」そう言うと、2人で指きりとした。
そしてこの2人の時間が瞬君の存在をどんどん大きなものにしていった。
そんなある日、主人公に隣国との王子との結婚が持ちあがる。
そしてその日以来、瞬君は秘密の花園にこなくなった。
瞬君と話も出来ず、淋しく切ない日々を送り
とうとう、翌日隣国に向けて出発する夜、眠れないまま窓の外を眺める。
でも、どうしても最後に瞬君と話がしたくて扉を開けた時
目の前に瞬君が立っていた。
会いたかった瞬君を目の前にして主人公は涙が止まらない。
瞬君は不意に主人公を抱きしめると
「僕と、ふたりで逃げよう?
君の結婚が決まって、すっと考えてた。どうしてこんなに胸が苦しいのか。
それで、痛いほど解ったんだ。君が僕にとってだれだけ大切か。
結婚なんて・・・させない!!」
「瞬君、どこまでも付いていくから逃げよう。」
そして二人は、夜道を駈け出した。
そして、秘密の花園までたどり着くと、その奥に古ぼけた小屋があった。
そこは瞬君の秘密のアトリエ。
「君にお願いがある。君の肖像画を描かせてくれないかな」
ただこくんと頷いた。
不眠不休で1日で描き上げた肖像画。
ウェデイングドレスのようにも天使のようにも見える。
真っ白なドレスをまとって幸せそうにほほ笑むお姫様の姿があった。
はっと気がつくと、主人公は古城の美術室の中にいた。
「このお姫さま、何だか君ににてるね」
そう言う瞬君の手を引きよせ。そっとくち付けをした。
「どうしたの?そんな不安そうな顔しないで」
こんどは瞬君が繋いだ手を引き寄せ、手にキスをすると
「大丈夫だよ、僕がついている」
そして、もう一度、お姫さまの肖像画をみつめて
「この絵を描いた人のお姫様大好きって言う声が聞こえてくるみたい・・・」
「僕もこんな絵をかいてみたい、東京に帰ったらまた君の肖像画を描かせてくれる?」
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【瑛君とののの物語】
本文が長くなったので明日にします・・・。
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