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随分、時期がずれてしまいましたが、最後のひとりとなりました。
もしかして、もう配信期間は終わってるかな?
修兄ちゃんはやっぱり長男(最年長)としての立場があるから
この手(身分・立場の違い)のストーリーはかなり辛さがでてくるね。
それでは、修兄ちゃんのルートに入ってからのお話。
主人公は、現状を何とか変えたいと思い、何度か修兄ちゃんの部屋に相談に行こうと
するのだけど、修兄ちゃんは自分の気持よりも、自分の置かれている立場を考え
「騎士と姫」「姫の教育係り」「姫との線をひく」(他の兄弟への見本とならなければ)
姫との距離を必要以上に取ろうとします。
姫が部屋にきても、本当は姫に触れたいのに我慢をし、
「困りましたね」と追い返します。
そんな困惑した態度に姫も、自分の行動が修兄ちゃんを苦しめていると自覚をし、
ただ寂しさを募らす日々を送ることに。
そんなある日、隣国のハリス王子から結婚の話が持ち上がります。
政略結婚でもあり、とても断ることはできない状態。
いよいよ明日、隣国へ旅立つと言う前日の夜。
眠れない姫は、最後に修兄ちゃんの声が聴きたいと部屋をでます。
厨房付近で物音がして、近づいてみると
床に座り込んで、ワインを飲んでいる修兄ちゃんの姿があった。
驚いて声をかけると、修兄ちゃんはうっとしたとろんとした目で見つめて
姫を荒々しく抱きしめた。
そして口付けしようと顔をよせるも、小さく左右に振ってしまう。
「いまだけ、いまだけこうさせてくれ」と言って、抱きしめる。
そのまま、どれくらい時間がたっただろうか、猫が出した「カラン」と言う音が
合図になったように、修兄ちゃんは姫から離れると、強引に姫を部屋に送り届けた。
いよいよ隣国に旅立つ日、皮肉にも修兄ちゃんが護衛役に。
途中休憩中、姫は修兄ちゃんに話かけた。
「私、昨日のことは一生忘れない・・・嬉しかった・・・。」
でも修兄ちゃんは「昨夜は醜態をおみせして申し訳ありませんでした」と一言いって
一礼すると、姫の傍を離れてしまった。
隣国にきて1週間がたち、いよいよハリス王子との婚約披露パーティーがはじまった。
バルコニーで休んでいると、誰かに手で口を塞がれた。
「静かに」と言う懐かしい声に振り向くと、修兄ちゃんが立っていた。
「君をさらいにきた」といい、姫をギュッと抱きしめた。
「自分が一番欲しいものは何なのか、やっと気付いたんだ・・・それは君だ」
そこへ物音を聞きつけて、ハリスと柊がやってきた。
「お前たち、自分がなにをやっているかわかっているんだろうな・・・」
そして修兄ちゃんと柊の戦いが始まった。
勝負は互角。しかし、ハリスが姫を抱き寄せた仕草に気を取られた時
柊の剣が修兄ちゃんに。その前に姫が飛び出し、立ちはだかる。
それを見たハリスは柊に戦いをやめるように言う。
そして姫に問う。「どうして僕じゃダメなんだ?」
「ハリス君はダメなんじゃなくて、私が、修兄ちゃんじゃなきゃダメだだけなの」と答える。
2人は、バルコニー下に待機していた馬に乗り、城をでた。
帰り道、突然修兄ちゃんが「何もされなかった?」といい、答えに困っていると
抱き寄せて口づけをし「こんなこと、されなかった?」と。
姫が強くクビを左右にふっているのをみて、また優しく抱き寄せる。
「もう、二度と誰にも君を渡さない・・・」そしてまた口づける。
そして現実の世界。
「どこに行ったのかと思ったら、こんなところにいたの?」
と言う声に振り向くと、現実の修兄ちゃんがたっていた。
主人公が思わず抱きつくと、修兄ちゃんは
「甘えたい気分なのかな?」と優しくキスをする。
そして「お手をどうぞ、姫」という言葉に
「じゃ、修兄ちゃんは騎士?」と問うと。
「こんなにすぐ、姫をだきしめたくなるようじゃ騎士失格だな」
と言って、また抱きしめてキスをする。
そして「こんなに幸せなら、騎士失格でも構わない」
そう言って、主人公を抱きしめた。
今回の同居人の単発アプリは非常によかったです。
なにせ、単発アプリで涙を流したのは初めてだったから・・・。
同居人、そろそろ潮時かな?って思っていたんだけど
これだけ素敵なシナリオがでてくると・・・もう少し続けてみようっと!!
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【瑛君とののの物語】
《143回目》
それから、数時間後、午後9時になり珊瑚礁の閉店時間になった。
店内にいるのは、マスターと佐伯、そしてくるみともう一人常連の男性客がいた。
男性客がマスターに声をかけた。
「じゃーマスター、俺、帰るわ。ご馳走さん」
「なんの、なんの、また、明日な・・・」
そして、ひとり残ってしまったくるみにマスターが話しかけた。
「そこのお嬢さん、もう閉店時間なんだけど、帰れるのかな?」
「あ、あの、すみません。私、佐伯さんに話があって待ってるんですが
佐伯さん終わるまで、どこかで待たせていただけませんか?」
「君、瑛を待ってたの?申し訳ない、気がつかずに・・・。
すぐに上がらせるから、待っててもらえるかな?」
「はい、すみません]
そういうと、マスターが佐伯にいった。
「こらっ、瑛。お前、お客さん待たせてるんだって?
後のことはワシがやるから、お嬢さんを送っていってあげなさい。」
「まだ、ずいぶん、片付けとか残っているけど、いいのか?」
「いいから、いいから。早く送って差し上げなさい。」
「了解」
佐伯はそう答えると、エプロンを外し、少し身支度を整えると、店のほうにでてきた。
そしてくるみに近づくと
「おい、お前、いくぞ。帰るぞ」
「え?、私、佐伯さんに話があるんだけど。」
「送ってってやるから、道々はなせばいいだろう・・・」
「それはそうだけど・・・」
「もう遅いから、早く帰れよ」
「わかった。」
くるみは席をたち、会計を済ますと、佐伯のあとに続いて店を出た。
続く・・・
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