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乙女ゲーム(携帯 PC DS PSP)のプレイ日記です。 文末に「瑛君とののの物語」というお話も掲載中。 気が向いた時、思ったことを綴っていこうかな~って思ってます。 だからきっと更新も話題もバラバラになると思います。 こんなブログですが温かく見守って下さい! *ネタばれ、セルフありです!
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 今回のこの騎士ストーリーは、単発アプリにしては、本当に良いお話ばかりで・・・。
純愛大好きな私としては、ほんと満足してますよ!
このお話も、短編恋愛小説のようだったから、お時間あったら読んでいってね!
 
 
 
それでは、御堂さんのルートに入ってからのお話。
 
月1回の街へ出かける日、御堂さんが迎えにやってくる。
急いで支度をして出かける姫。
そして、お店を覗いたり、レストランで食事をしたり楽しく過ごした。
 
日が暮れかけ、御堂さんがタイムリミットを告げ、
待機している馬車に戻ろうと歩いていると、誰かにぶつかった。
 
相手は大男で姫を脅しにかかった。
そこへ御堂さんがきて、大男の剣を叩き落とし、一蹴すると
「こんなことをしてどうなるかおわかりか?」
その一言で大男は逃げて行った。
 
姫がお礼を言うと
「姫をお守りするのは、わたくしの役目ですから」とひざまづいて手に口づけをした。
 
姫は少しづつ、姫としての生活を楽しめるようになってきていた。
そして日常生活の中で、何かと力になってくれる御堂さん。
立場は違っても御堂さんが傍にいてくれる安心感に包まれながら暮らしていた。
 
そんなある日、隣国のハリス王子が姫に求婚をしてきた。
悩んだ姫は、御堂さんに相談にいく。
 
「もう、どうしたらいいかわからなくて・・・」
でも、御堂さんは、黙ったまま、何も答えてくれない。
 
「御堂さんは、私とハリス王子が結婚してしまってもいいの?」
その言葉に、唇をかみしめ、そして
「一騎士の分際で姫の縁談に意見申し上げるなど・・・できません」と言った。
姫はその言葉を聴いて、大粒の涙をこぼし、踵を返して部屋に戻った。
 
何度も王に「心に決めた人がいるから・・・」とハリス王子との結婚を断るものの、
心に決めた人の名前を出さないことにしびれをきらし、王は姫に謹慎するよう言いつける。
 
謹慎生活に入ったある日、食事を運んでくれた修兄ちゃんに手紙を渡される。
それは御堂さんからのものだった。
 
『どうか、ハリス様とお幸せに。
貴女の幸せを、いつもいつまでも祈っております    御堂』
 
次々に流れる涙をとめることが出来なかった。
 
 
翌日、隣国に旅立つことになった前夜、どうしても御堂さんの顔を
一目みたい姫は、雅弥君に頼んで、会せてもらうことにした。
 
夜、御堂さんのところに行き、顔をみると、今まで抑えていた感情が溢れ
思わず抱きついてしまう。
そんな姫を抱きしめようとするも、躊躇し、姫の肩を掴んで体を離す。
 
姫が意を決して、今の想いを御堂さんにつたえようとすると
唇を人差し指で封じられ
「申し訳ございません」と辛そうな顔をして、そう言い残しその場を去った。
 
その場にやってきた祐兄ちゃんに部屋まで送ってもらうと、佑兄ちゃんが言った。
「姫、要(御堂さん)さんも辛い立場なんだ・・・どうか・・・解ってあげてほしい
力になってあげられなくてごめんね。」
 
そして隣国のハリス王子のところへ旅立ちに朝。
姫は御堂さんの馬に乗り、出発した。
 
やがて日が落ち、そろそろ休もうと皆のスピードが落ちた時。
御堂さんがおもいっきり、馬に鞭を打って走り出した。
 
皆に追跡を振りきって、尚も馬を走らせていると、雨が振りだした。
2人は、山小屋で一夜を明かすことにした。
 
「こんなところに姫をお連れして申し訳ありません」
姫はそっと御堂さんを抱きしめると
「私は御堂さんにさらわれて、本当に嬉しかった」
 
すると御堂さんは姫をギュッと抱きしめた。
暖炉に火を灯し、古びたベットに座り御堂さんのマントにくるまった。
 
そして御堂さんが話だした。
「私は姫をどうしても渡したくない。その想いを抑えることができませんでした。
私は騎士失格です。」
 
「御堂さんにこんなことまでさせてしまってごめんなさい。私が姫なんかじゃなければ・・・」
「そんなことおっしゃらないで下さい。生まれた時から貴女は姫で私は騎士なのですから」
 
そして、ためらいがちに髪にふれると
「今まで、私は貴女を好きだという気持ちを抑えることばかりに気を遣ってまいりました。
この夜が明ければ、騎士と姫と言う関係に戻ってしまうかもしれません。
けれど、この夜だけは・・・
今夜だけは、ただに男として貴女を愛させて下さい。」
姫はコクンと頷くと、御堂さんの肩によりかかった。
 
「重たくない?」そう聞くと
「姫の重みは幸せの重みですから・・・」と答える。
そして姫に肩に腕をまわして大きくつつみこんだ。
 
 
 
古城に大木の木陰で眠っていた主人公は誰かに揺すぶられて目を覚ます。
そこには御堂さんが立っていた。
 
「随分、さがしたんですよ」
 
そんな御堂さんに前から聞いてみたかったことを口にした。
「私がもし西園寺家のお嬢様じゃなくなっても、すっとそばにいてくれる?」
 
少し驚いた御堂さんだけど、柔らかくほほ笑みと
「・・・私の居場所は貴女の隣だけだから」
と言い、木陰に隠れてそっとキスをした。
「どうか、ずっとお傍にいさせて下さい」
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
すみません・・・また、本文が長くなりましたので次回で・・・
 
 
 
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