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乙女ゲーム(携帯 PC DS PSP)のプレイ日記です。 文末に「瑛君とののの物語」というお話も掲載中。 気が向いた時、思ったことを綴っていこうかな~って思ってます。 だからきっと更新も話題もバラバラになると思います。 こんなブログですが温かく見守って下さい! *ネタばれ、セルフありです!
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 最初にプレイした雅弥君が、凄く良かったので、後はあまり期待しない方がいいかなって
思ったのだけど・・・雅季君も感動しました。涙物、第2弾!!でしたよ。
 
このお話、プレイしてなくても楽しめるから
短編の恋愛小説を読むつもりで、お時間あれば読んでいってくださいね。
 
 
 
主人公=姫の誕生日を祝うパーティに出席し、眠りにつくところまでは
多少、選択肢によって話が違うけど共通ルートです。
このあと、雅季くんルートに入ってからのお話です。
 
 
顔を合わせても、目礼するだけで、一言も話をしない雅季君。
姫は少しでいいから、雅季君の優しさに触れたいと思います。
 
ある日、隣国の建国記念祭へ出発する日だからと、支度をさせられる。
馬車に乗って、出発する。
 
護衛の騎士たちの先頭に立っているのが雅季君。
その勇ましい姿をみながら「いつもの憎まれ口でいい。雅季君の声がききたい。」
 
馬車の中で、色んな想いが混じって、これからどうしたらいいのかわからなくなり
頬を次々と涙がこぼれ落ちた。
そして、眠りに落ちてしまった。
 
懐かしい声に名前を呼ばれて、目を覚ますと、雅季君が心配そうに覗きこんでいた。
思わず、雅季君に手を伸ばし、胸に触れると、私の手から逃れるようにさっと離れて
「ご無礼をお許し下さい」と言って、馬車から降りようとする雅季君に
「雅季君は・・・何も覚えてないの?」と問いかける。
 
振り向いた雅季君は不思議そうな顔で「何のことでしょうか?」と答える。
「私たちはいつも一緒だったの、わたしたちは・・・」
恋人同士だよねという言葉を遮るように、雅季君は馬車を降りていった。
そして「ご自分のご身分を、どうかお忘れにならないで下さい。
発言なさる時はくれぐれも慎重に・・・」と言った。
 
姫は、現実での雅季君との幸せな日々を想い出していた。
意地悪だけど、大きな安心感を与えてくれた雅季君は、今は、もういない。
同じ顔をして、同じ声をしているのに全く別人のよう・・・こんなの、辛すぎる・・・。
混乱と悲しみと落胆の中、ただ外の風景を見つめるしかなかった。
 
その晩、馬車をとめて休むことになったが、眠れないまま朝を迎えた姫は
この世界から何とか抜け出そうと馬車を抜け出した。
森の中をやみくもに走り、町に出ようとしていた。
 
走り疲れて、休憩をしていると、5人の暴漢の大男に囲まれてしまった。
ナイフを付きつけられて、脅される。
何とか逃げる方法を考え実行に移すも、最後のひとりに掴まってしまう。
 
もう逃げられないと、諦めてギュッと目をつむった時、
「彼女にそれ以上、触れるな!」と雅季君が剣を抜いて大男たちと戦い出した。
「姫、お逃げ下さい!」さすがの雅季君も苦戦している。
でも、雅季君を置いて立ち去ることは出来ない。
 
粘り強く戦う雅季君に敵わないと思った大男たちは立ち去って行った。
雅季君に駆け寄った姫を、今までにみたことのないような真剣な表情で睨みつけると
「私が、もし間に合わなかったらどうなってたかおわかりですか?」
と雅季君らしくない荒々しい声で言われる。
「いい加減にして下さい!」
何も言えず、ただ涙を流す姫。
 
雅季君は何か言おうしたが、唇をかみしめると言葉を飲み込んでしまった。
「どうせ私のことなんて嫌いなんでしょ?私なんてどうなったって・・・」
泣きながら言う姫を不意に雅季君が抱きしめた。
 
「嫌いだなんていってない。どうしてそう聞き分けがないんだ。
姫は放っておくとどこかに行ってしまいそうで・・・どうしても目が離せない」
そう言って、頭を撫でてくれる。
 
姫は雅季君の胸の中で、子供のように泣きじゃくった。
暫くして、落ちつくのをみはからっって
「では戻りましょう。みんな心配しています。」とまたクールは雅季君に戻ってしまった。
 
足をくじいてしまっていることに気づくと、雅季君は手当をし、お姫様抱っこをし
「これでは歩けないので、申し訳ありませんが私が連れて行って差し上げます」
雅季君の胸の中にいるのに、寂しさに押し潰されそうになった。
 
城に戻った夜、眠れずに部屋を抜け出して庭園を散歩していた。
その時、月明かりの中を佇み雅季君の姿をみつける。
 
「雅季くん・・・」と声をかけると
「また、抜け出したんだね。」
「ごめんなさい・・・。」と謝ると、雅季君は小さく笑って話だした。
 
「僕は、君が近づいてくればくるほど、どうしても怖くなるんだ。
僕たちは一緒に育ってきた。いつも一緒が当たり前で・・・僕は君を・・・
いつでも大切に想ってきた。でも・・・僕たちはもう兄妹じゃない。
僕は騎士で君は姫。身分が違い過ぎる。」
苦しそうに話す雅季君の瞳は痛いほど真っすぐだった。
 
「だから・・・嫌いだなんていわないで。僕は君を嫌いになんてなれないんだから・・・
いっそのことそうなれてしまえば楽なのに・・・どうしても、嫌いになれない」
どうしたらいいのか解らない姫はただ雅季君の手をギュっと握りしめた。
 
その日から毎晩、この時間を楽しむようになった。
 
そんなある日王から呼び出しを受けて毎晩、逢い引きしていることを責められる。
姫が口をつぐんでいると
「申し訳ありません。それは私でございます」と名乗りを上げる。
そして、2人は、自室で謹慎することになった。
 
会えない辛い日々を送っていた或る晩、コンコンと窓を叩く音で目をさました。
窓を開けると、窓の下に雅季君が立っていた。
 
「どうして?」
「いいから、早く!絶対に受け止めるから」
そのの言葉に促されて、窓から飛び降りた。
 
姫を抱きとめた雅季君はそのままキュっと抱きしめた。
「君がいない人生なんて意味がない。そのことに気付いたんだ。
痛いほど、思い知らされた、諦めようとしたのに・・・。
どうしてもできなかった。忘れられるはずがない・・・。
抑えられるはずが・・・ない。君を・・・愛してる」
そう言うと、雅季君は姫にキスをした。
 
それは、離れていた時間を埋めようとするような、熱く、激しい口づけ。
このまま時間が止まってしまえばいいのにと思いながら、何度も何度も唇を重ねた。
長いキスの後、雅季君が言った。
 
「このまま、城を抜け出そう。」
「いいの?騎士をすてることになっても?」
すると、今までみたことのないような優しいほほ笑みを浮かべると
「君より大切なものなんてないよ」と言って、姫の手をギュッと強く握りしめた。
「これから先、どんなことがあっても君を絶対に離さない!」
「私もこの手を絶対に離さない!」
そして2人は夜の森へと駈け出した。
 
 
「ねえ、きいてるの?」と繋いだ手の主がこちらを振り向く。
「何をぼーっとしているの?僕の話聞いてた?」
その言葉に驚いて首を横にふると雅季君は苦笑しなから言った。
 
「君は、放っておくとすぐどこかへ行っちゃうんだから」
そして雅季君はこのお城にまつわる姫と騎士の話をした。
それは、さっき主人公が体験してきたことと全く一緒だった。
 
驚きと切なさでただ一言「・・・素敵なお話だね」と答えた。
「僕が騎士で、君が姫だったとしても、同じように君を連れ去っただろうな」
「どうして?」
「君のいない人生なんて、意味がないから・・・」
 
そうして優しくキスをした。
「忠誠を誓おうか?僕は君の傍をにどど離れたりしない、誓うよ」
そう言うと、雅季君はギュと主人公の手をにぎりしめた。
 
 
 
 
 
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【瑛君とののの物語】
 
 
   すみません。
   本文が長くなりましたので、明日にします・・・。
 
 
 
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