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さてスタスカ、最後のとりを飾ってくれたのは青空颯斗君。
颯斗君、最後にふさわしく、攻略するのに苦労しました。
選択肢がむ、む、難しい・・・。
大体、他の人は2つには絞れるのだけど、
颯斗君だけは、3つとも同じような意味じゃん・・・ってのが
多くて、分岐もよくわからず本当にENDを4つ出すのに一番苦労しました。
恐らく、それだけ繊細な彼だったんでしょうねwww
颯斗君、最初から完全に壁がありましたねwww
いつでも、どんな状況でも沈着冷静、完璧です。
前半は取り乱す場面なんて一度もないですよね。
不知火会長と翼君が、無邪気にじゃれ合ってる場面が多いので
余計に、颯斗君の姿に違和感を覚えました。
「子供の頃からの癖みたいなものなので・・・」という敬語じゃべりも
それに拍車をかけていたように思います。
さて、こんな颯斗君と、恋人同士になれるんかな?とプレイしながら
とっても不安だったのですが・・・。
やはり、仲良くなるポイントはあるんですね。
颯斗君の場合はピアノかな?
月子が偶然通りかかった音楽室からピアノの音色が聞こえてきて
あまりに心惹かれる音色だったので中を覗いてみると・・・演奏者は颯斗君だった。
その日をきっかけに、生徒会活動の他に
音楽室でふたりっきりで過ごす時間が出来ます。
生徒会活動でも、賑やかに過ごす不知火会長と翼君のブレーキをかけ
怒ったり、なだめたりする役が颯君と月子だし、
恐らく、月子は生徒会活動でも颯斗くんと過ごす時間が一番長かったんじゃないかな。
どちらも、ぐいぐい攻めるタイプではないので
不知火会長、翼君の時に比べると、恋心が一気に盛り上がって・・・って
ケースはなかったように思います。
だって、颯斗君、声を荒げて感情を出したのも1、2回ってとこじゃないかな。
でもだからって、ただ大人しくて優しいって感じではなく
無言の威圧感っていうか・・・正に、不知火会長とは真逆な感じで
「静の強さ」と言ったらいいでしょうか。
結局、あの無敵の不知火会長も颯斗君には適わないのだからね。
でね、どーやってこの二人は、恋人同士になるんだろー?ですよね。
これね、圧巻だった・・・って言うかビックリだった。
不知火会長の上を行くのがよく解った。
生徒会会長の選挙で当選して、就任の挨拶で
全校生徒の前で、公開告白なんですよwww
しかも、月子からの返事もその場で言わせてwww
ダメ押しに、全校生徒に向かって
「彼女はもう僕のものだから皆さん、手を出さないでくださいね」と。
颯斗君の怖さというか、強さを感じてしまいました。
恋人同士になってからは、月子にちょっとかいをかける不知火会長や翼君にも
ベストタイミングでブレーキをかけてるしね。
なかなか、彼は、彼なりに怖いですwww
そんな颯君の闇は・・・。
「両親から認めってもらいたい」って願望が強いってことでしょうか・・・。
颯斗君の家族は家族全員ピアニストという特殊な父母に兄姉の5人家族。
兄、姉はピアニストとして評価を上げているけど
颯斗君はさっぱりで、次第に両親から期待されなくなり無視されてしまう状態に。
それが、ずっと心の闇になっていて、常に両親に何とか認められたいと思っている。
颯斗君の苦悩の始まりは、まずは不知火会長から生徒会長を引き継いで欲しいといわれたこと。
自分には、不知火会長のような強さがないからとてもやっていけない。
親に認められていない自分を過小評価し過ぎていて自分に自身がないワケです。
本当は、実力があるのに「僕なんて駄目だ・・・」って思い込んでいるんです。
散々、苦しんで、やっと自分の意思で生徒会長になると決めてからは
行動も早くてかっこよかったですけどね。
もうひとりの会長立候補者が演説会場で、あまりに偉大な不知火会長に
おじけづいてしまって立候補を辞退してしまうのだけど、颯斗君は
そんなことにも負けず、どうどうと会長の座を手に入れます。
で、先ほどお話した公開告白などもやってしまうわけです。
これで一件落着するかと思いきや・・・
今度は、学園で開かれたピアノの演奏会をきっかけに
両親からもう一度、ピアニストを目指してみないかともちかけられて、
何とか両親に認めてもらいたかった颯斗君は自分の心を偽って
両親の言いなりになろうとします。
「生徒会長も辞めて、学園も辞める」と言い出します。
そして、月子に対しても、
「今までのことはなかったことにして欲しい。
僕と君は恋人でもなんでもなかった。付き合ってもいなかったとそう思って欲しい」と
一方的に別れを告げます。
この言葉を聞いた時、私だったら恐らくここで終わってただろうなって感じでした。
月子がどれだけ、「それは颯斗君の本心じゃない」って諭しても
「本心だから」といいはり、あーだこーだと・・・。
私だったら絶対もうイライラがピークで平手打ちかましてた。
でも月子は根気強く、見守っていた。
凄く、自分、傷ついてるのにね。
どんなに酷い言葉で、傷つけられても
「私は絶対に諦めない・・」と。
もう、このシリーズ何回も言ってきてるけど、月子に強さには圧巻です。
颯斗君も月子じゃないと駄目だったんだろうな・・・って思います。
私は、「今までのことは無かったことに・・・」の場面で終わってますからwww。
颯斗君も、一筋縄ではいかない人なので月子の粘りだけでは
自分の意思を変えてくれません。
そこへ登場するのが不知火会長。
翼君のときも、そうなんだけど、いいところで登場するんですよね。
しかも、「お前は高校生か?」って思うような言葉と内容で彼らを説得していきます。
威圧するでもなく、どちらかと言うと相手に気付かせるって感じで。
もう、ぬいぬい、こんなところも凄くいい男やってますwww
(すみません、不知火贔屓なものでwww)
不知火会長の言葉で自分の本当に気持ちを悟った颯斗君。
自分の進む道を決心します。
進むべき道を決めた颯斗君は、強かったですね。
迎えにやってきた、兄、姉を一蹴して
「僕は家には戻りません。この学園に残ります」ときっぱり。
そして月子に対しても、素直に今までの行動を詫び
もちろん、月子を守りたかったからこそあんな冷たい態度を取り続けたと。
そして、君がいたから今の自分がいる。
弱いことを認めて、強くなろうと思える自分がいると。
許されるならずっと傍にいて欲しいと。
もちろん、月子も同じ気持ちなので、再度、二人は、硬く結ばれるわけです。
そして気になるENDですが・・・。
【END1】
学園を卒業して5年後。
颯斗君は作曲家になり、月子は天文学の研究を続けている。
そして結婚式当日、式を終えて2次会までの間、
ホテルで休んでいるシーンです。
えーーと、ここに書ききれないほど、2人で愛を語っておりますwww
颯斗君が、いつになく自分の気持ちを素直に表現しているんだな。
ぜひ、一言一言、噛みしめてあげて欲しいです。
口調はいつもどおり淡々としてるんだけど、何か、近くで
囁かれてる感じでドキドキしてしまいました。
そうそう、颯斗君「運命の人」に憧れてたよね・・・。
その辺も語ってますから、聞いてあげて~。
それから、キスもたくさんしてくれるよーwww
「もちろん、この手を離しません。
僕はずっと・・・きっと生まれた時から・・・この手を探していたんですから。」
このフレーズがすごく印象に残ってます。
【END2】
颯斗君が生徒会長になって5月のGW。
不知火会長が学園に遊びに来て、
生徒会室に元生徒会メンバーが集まって話をしているシーン。
颯斗君が、体育祭予算の件で忙しくて仕事をしながらの対応で
あまり相手にされないことに淋しくなった不知火会長。
翼君とよからぬ悪戯を考えたみたいで・・・。
月子にちょっかいを出して颯斗君の慌てる様子を見ようと
翼君とふたりで月子に言い寄ります。
しばらく黙っていた颯斗君だけど、あまりに調子に乗り過ぎてきたので
涼しい顔をして釘をさします。
「さっきから黙って聞いてましたが・・・そろそろ僕も限界です」
「彼女が他の人に心が揺らぐような愛し方はしてないのでご心配には及びません」
「少しは我慢しようと思いましたが・・・そろそろやめておいた方がいいですよ?」
「彼女は僕のものです。下手なちょっかいを出してもらっては困ります。
いくら会長でも怒りますよ」
相変わらずの満面の笑みでこの言葉を言います。
やっぱり・・・颯斗君、怖いwww
【END3】
恋人同士になってからの音楽室でのシーン。
颯斗君のピアノの演奏を聞いていつも眠ってしまう月子に颯斗君が言います。
「僕の演奏はそんなに心地良いですか?」
そんな問いかけに月子は
「颯斗君の演奏を聴いているとなんか気持ちが穏やかになって優しくなれるの」
「目覚めのキスは出来なかったので・・・
今は、おはようのキスで我慢しておきましょう。・・・目を閉じて・・・」
この後、優しいキスが何度も落ちてきます。
「最近の颯斗君は少し大胆で一緒にいるとドキドキして身が持たなくなる」
と言うと・・・
「それでいいんです」とほほ笑む。
このほほ笑みには一生勝てなさそうだなと月子は思うのだった。
そうそう、このほほ笑み・・・まさに颯斗君。
言葉は優しくて丁寧だけど、内容は結構「S」だよね・・・彼www
【END4】
颯斗君が生徒会長になり、無事任期を終えて生徒会選挙の日。
後任に翼君が決まり、生徒会室でほっと一息ついている颯斗君と月子。
颯斗君が、月子を後ろから抱きしめて
やっと肩の荷が下りて心が解放されたこと、
月子に支えて貰ったことへの感謝。
今まで淋しくさせてしまったから残りの時間は2人で過ごそうと
そんな2人の会話が続きます。
そして最後に、優しいキス。
とにかく、最初にも書きましたが、颯斗君は繊細で難しかったです。
自分の弱さを認めて、一回りも、二回りもこれから大きくなる(心が)だろうから
どんどん、いい男になりそうなんだけどね。
どんな風に、変わっていくか?傍でみていたいって思うキャラクターでした。
これでStarry☆Skyは春夏秋冬12人の彼と過ごすことが出来ました。
やっぱり、王道大好きな私はこのような順番かなwww
不知火君>宮地君>七海君>翼君・星月先生
でも、確かに、評判どおり、良作品だと思いました。
今年はFDとしてそれぞれの季節のその後のストーリーが発売されるらしいので
それを楽しみにしたいと思います。
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【瑛君とののの物語】
《230回目》
「キーンコーンカーンコーン」
3限目の予鈴が鳴り響いた。
暫く、呆然として立ち尽くしていたののは、チャイムの音で我に返った。
(あっ、授業が始まる・・・行かなきゃ。)
ののは、まだ佐伯に掴まれた手の感触を腕に感じながら
自分にクラスに帰っていった。
その後ののは佐伯の言葉を思い返し考え込んでいたため、
授業は上の空になってしまっていた。
(どーして、急にあんなことしたんだろ・・・?)
そして午前中の授業が終わり、お昼休みになった。
いつもどおりにはるひとお弁当を食べていた。
「ちょっと、あんた、さっき何があったん?」
「うん・・・それが私もよく解らないんだ・・・」
「何や、プリンス顔色変わっとったで。」
「・・・」
「井上君とは何かいい感じやし。フフフ、あんたー何浮気しとるん!」
「えっ?私、浮気なんて・・・」
「井上君さ、案外、あんたのこと本気なんとちがう?」
「そ、そーかな?そんな事、一言も聞いてないけど・・・」
「あんたは、相変わらず鈍感やな~
きっとアンタがプリンスに夢中なん知っとるから無茶なことできやんのやに。
でも、あんたと話してる時の井上君、とっても嬉しそうなんやで~」
「そんなの・・・わからないよ、私・・・。
でも、あんな風に話していたら、やっぱり浮気してるように見えちゃうの?」
「あっ、ごめん、ごめん、ちょっと大げさやったかな?
でも、プリンスがあんな行動とるってことは、少なくともプリンスには
そう映ったんと違うかな?」
「佐伯君にも、そんなようなこと、言われた・・・」
「ほらな!」
「でも、はるひ・・・私だって同じような思い、何度もしてるんだよ・・・。
う、ううん、私のほうが絶対そんなこと多いと思う。
でも、だからって文句言ったりしてないのに、何で私だけ文句言われるの?」
「のの、あんたはさ、プリンスが他の女の子と仲良くしてる姿見てどう思うん?
やっぱり、嫉妬するん?」
「そ、そりゃーそうだよ・・・。嫌だよ・・・」
「そのこと、プリンスに言っとる?」
「ううん、言ってない。」
「じゃープリンスにはあんたの気持ち何も伝わってへんのと違う?
それじゃー、今のままやに。嫌なら、嫌って伝えやな。あんたプリンスの彼女やろ?」
「そうしたいけど、佐伯君は学園のプリンスだから・・・」
「学園のプリンスっていう立場を尊重したくて何も言わへんのなら
あんたは、プリンスが他の子と何をしようが文句言えへんのと違う?
容認しとるってことやろ?」
「そうだけど・・・やっぱり見てるのは・・・」
「なら、そのことちゃんと伝えやな。今、私に言ったようなことちゃんとプリンスに伝えやな。」
「そうだね・・・」
ののははるひの話を聞きながら、自分の中に今まで溜め込んできた「嫉妬」という感情が
ふつふつと湧き上がってくるのを感じていた。
本当は、いつも凄く嫉妬しているのに、我慢していた自分がいたからだ。
(きっと、私もこのままじゃ、いつか爆発しちゃうんだろうな。
一度、冷静に、佐伯君に話、してみようかな・・・)
「ほら、のの、箸、止まっとるで。早く食べんと昼休み終わるで!」
はるひの声が、耳に入って、はっとした。
「あ、うん、わかった!」
ののは、急いでお昼ご飯を食べ始めた。
続く・・・
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