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昨年末、ここのブログでも皆さんにアンケート参加の声をかけさせていただきましたが
そこでも各部門に必ず上位ランキングしていた「薄桜鬼」
乙ゲー仲間にもファンが多いこの作品。
ずっとプレイしたいと思っていたのですが、中々手を付けることができずにいました。
大きな理由は、やはり新作が次々発売されてることや、積みゲーがたくさんあることなんだけど、
その他に「薄桜鬼」に二の足を踏んでいたのは・・・。
私「流血」と「死END」が大の苦手なんです。
それは、18禁の義経やDSの幕末恋歌をプレイしてもう嫌と言うほど実感してるから。
で、聞くところによると、流血は日常茶飯事だし、死ENDは覚悟しなさいと言われてるwww
これでは、中々、手が出せない代物だったわけで。
本当は、「ツンデレ乙女」の予定だったのだけど、何だかどーしても18禁に行く気分になれなくて
それで、ここは思い切って!!と言うことで「薄桜鬼」をプレイすることに。
さて、まずは誰狙おうかと・・・
乙女ゲーム仲間の予想では、私は、土方、沖田、斎藤の3人の誰かに落ちると絞られてますがwww
(大体予想は当たります!私、王道好きですからwww)
これまた、悩んで・・・。
流血、死があるなら、やっぱり最初、夢中にさせてくれないとENDまで行かないかも?!だし
1周目は一番じっくりプレイするから相手をとことん見ることができるし。
うーーん、この前の大阪遠征で購入した薄桜鬼ワンコインフィギァでも
2個とも沖田さんて事実もあるし。
幕恋でも大穴で上位ランキングしてきたし・・・
ってことで、沖田総司で・・・。
ヤバいヤバいと思いつつ(何がwww)プレイを進めていって・・・
何だーーーこの甘――いエンディングはwww
って、もう、落ちたかもwww沖田さんにwww
だって、こんなに甘くなるとは思ってなかったので、ちょっと意外だった。
普段、冗談めいたことしか言わないし、やらない人が・・・。
あの、お外のお昼寝であれだけ甘く語ってくれるともう、いちころですわwww
しかし、いいんですかーー沖田さんそんなに愛を囁いてくれて・・・。
キャラ崩れますよーーwww
もうお解りかと思うのですが、沖田さんの魅力は甘さを言葉や態度に出さないとこwww
からかい半分でってのは多いけど、面と向かってって言うのは中々ないでしょ。
ホントは、最初から凄く優しいのに。
鈍感な主人公だと中々わかり辛いんだけど。
口では、殺すーーだの、邪魔だーみたいな言うし
行動だって、気まぐれで、つっけんどんだったり、意地悪してきたり
散々な時だってあるんだけど、でも、ここぞって時は
しっかり傍にいて、守ってくれてる。
「たまたまだ」とか、「自分の為だ」とか、「やりたかったからやっただけでお前は関係ない」だとか
つれない言葉ばっかりなんだけど、でも絶対、守ってくれてる。
終盤、薫と義父とどう対峙しようか悩んでいたときの言葉が忘れられない。
「そんな生き方、君には似合わないよ。・・・君が良くても僕が絶対に許さない。」
「もしも君が全てを諦めて、願いを放りだすつもりなら・・・僕が君を殺してあげるよ。」
「君が前に進むことまで諦めるつもりなら、
どこにも行けないように僕が終わらせてあげる。」
これはもう最高の愛の言葉でした!
こんなに想ってもらえてたなんて・・・。
マジで、「あなたに殺されたい・・」って思ってしまった。
実は、プレイしてて、薫に騙されて、愛する沖田さんに血を与えてしまったこと。
そして、自分も若変水を飲んで羅刹化してしまった時点で
もう、このまま死んでしまいたいなんて思ってたんですよね。
自分のバカさ加減に飽き飽きして。
だから、このシーンは心にとっても響いてきたし、沖田さんの愛情を
たっぷり感じさせてもらいました。
もう、これ以上のことは、何も望みませんとまで思えたんだ。
しかし、どーして、こうポイントポイントで沖田さんは私の心を持っていくのかなあ?
確か、幕恋でもこんな感じだったような・・・。
最初あまりに非人情な態度に「こいつはないない!」って思ってたのに
色々事情がわかってきて、そして、からかいや冗談の中にだんだん愛情を感じられて
そして終盤、がっつり一言、二言、ひと動作で心を持ってかれたような・・・。
今回もおなじような展開で・・・。
ちょっと違ったのは、比較的最初から優しかったことかな。
もちろん、「君だからって訳じゃないよ」って誤魔化されてたけどね。
こんな幸せENDを見た後に・・・
そう、噂の「死END」みてしまい、実は今、とっても落ち込み状態なんですよ。
これでも、やっと復活してこの記事書いてるの。
あれはーーーもう、号泣するしかなかったです・・・
ダメなんです、私、大好きな人が、自分をかばって死んでしまうとか・・・。
私だったら、あの場で自決します!
それが、沖田さんが望んでることじゃないって解っていても即、後追いします。
そんなに強くないから、私。
だから、この手のENDがくると立ち直れません・・・。
あーーこの調子じゃ、6回落ち込むのだろうか・・・
それから、同じ「死END」でも、風間さんにばっさりはOKです。
あれは、あの状態の時だと、逆に風間さんに感謝かな。
完全に逃げることになるけど、あれだけ苦しむ沖田さん、もう見たくないし
自分もそうなっていくんだったら、あの場でばっさりはありだと思います。
落ち込みから立ち直ろうと、沖田さんとのお昼ねシーンを何度もみてるんだけど
やっぱ、沖田さんが死んでしまうENDが頭からはなれません。
でも、ずっと一緒にいてくれるって囁いてくれるし
「たとえ離れることがあっても心だけは永遠に君のもの」って言ってくれるし
(これも私とっても好きな愛の言葉だわwww)
何とか、立ち直って、次、またがんばりま~す!
しかし、これは、沖田さん落ちで決まるかも?!だよwww
結構がっつり持ってかれましたwww
次は・・・誰に行こうかな・・・
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【瑛君とののの物語】
《231回目》
放課後。
ホワイトデーのざわつきはまだまだ続いていた。
むしろ、一番さわつく時間帯なのであろう。
ところどころで、女生徒が男子生徒に呼び出されて話している姿が目に飛び込んでくる。
ののは、自分には関係ない光景だなと思い、席を立とうとした瞬間、
後ろから背中を勢いよく叩かれた。
「おい!のの!もー帰るのか?」
ののが振り返ると、ハリーがニコニコ顔で立っていた。
「うん。今日は、バイトがあるから・・・」
「んじゃさ~ちょっとこっちきてくれないか~時間取らせないから。」
ハリーはそう言うと、教室の自分のロッカーの前にやってきた。
そして、ロッカーに入れてある自分の鞄の中をごぞごぞと探り1枚のCDを取り出した。
「ほれ、これやるよ!」
そう言って、ハードケースに入ったCDで
ののの頭を軽くポンと叩いて、目の前に差し出した。
「えっ?何?」
ののは差し出されたCDを手に取ると、まじまじとそれを眺めた。
「へへーん。のの、お前、幸せに思えよ。
このCDはただのCDじゃないんだからな!
俺様が作った曲が入ってる貴重なCDだ。
将来、俺様がビッグになったら、どんどん価値が出てくるぞーー!」
その言葉を聞いて、ののはもう一度CDを眺めた。
「これにハリーが作った曲が入ってるの?」
「そーだぞ!凄いだろー!!」
「うん!凄いけど、そんないいもの、私がもらって良いの?」
「おう、いいぞ!はるひとお前には一番最初に聴いて欲しかったから、
こうやって持ってきたんだぜ!」
ののはもう一度CDを眺める。
そこには『Only you』と書かれていた。
「・・・Only You? ハリー、これバラード曲なの?めずらしいね。」
「そっかー?一応、ホワイトデーだかんな。」
「あっ、じゃーこれ・・・」
「そうそう、一応、先月のお返しな!ほれ、これもおまけにつけてやる!」
ハリーはののが持っているCDの上に、可愛くラッピングされた小袋を乗せた。
「「これは・・・クッキー?」
「おぅーさっすがののだな。正解!
まぁ、これだけ返せば、倍返し以上だろwww」
「うん!ありがと!あっ・・・でもはるひは?」
「ふふーん、お前、それ気になるのか?」
「当たり前じゃん!!」
「大丈夫だ!はるひにも同じもの用意してあるからな!喧嘩しないようにな!」
「えっ?同じものなの?」
「そうだけど・・・何か文句あるか?」
「私はないけど・・・はるひは・・・」
「ハハハ~あいつなら大丈夫だよ!何かやっとけばOKだろ?」
「何かやっとけばって・・・それはひどいよ。」
「冗談だよ!そんなことお前が心配するな。ちゃんと考えてやってるから!」
「そ、そうだよね、よかった・・・」
「けど、お前に一番やりたかったんだ、そのCD・・・」
「えっ?」
「な、なんでもねぇ!ほら、もういいからさっさと持ってけ!」
「うん!ありがとう!ハリー」
すると、針谷の目線がののから少し上に上がった。
「ハハーーン・・・面白くなりそうだな。」
「えっ、何が?なんのこと?」
針谷はまたののに目線を移すと今度はののの耳元に顔を近づけて
意地悪そうに囁いた。
「のの、ご愁傷様!」
その言葉と重なるように、聞きなれた声が背後から聞こえた。
続く・・・
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