× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
さて、星月先生ですこし消化不良のようなどんよりした気分で終わってしまったので
ここは、元気キャラの陽日先生で明るくなれるかな?と思い、彼狙いでプレイ開始!!
と、と、ところが・・・
陽日先生も、表面的なあの明るさからは考えられないような闇の部分を持っていて
彼自信がその闇から抜け出せずに苦しんでいました。
この先生シリーズは、それぞれの先生が
表面からは想像できない闇というか、克服できない固定観念を持っていて、
そこから抜け出せずにもがいているんですね。
もちろん、それぞれ違った闇なんだけど・・・。
これがとっても切ない闇でね・・・。
陽日先生は、いわゆる「熱血教師!」
生徒の面倒見がよくて、感情の起伏が激しくて、単純でストレート。
何事にも真正面から向かっていく。
気持ちのままに泣いたり笑ったり。
他のふたりの先生からは「暑苦しい」なんて言われてるけど・・・。
でも、どうやら、陽日先生はいわいる「青春」と呼ばれる時代は
勉強ばかりしていて、クラブ活動や遊びなんか一切やらないし
恋愛なんて全く興味がない優等生だったみたい。
そんな彼を、むりやり他の世界に連れて行ってくれた親友がいたのだけど
その友人が、辛く報われない恋をして。
全く相手にされず挙句の果てに、彼女をかばって事故に遭い、
意識不明状態のまま現在に至っているんです。
そんな親友を傍でずっと見てきた陽日先生は、恋愛に対して
良いイメージはなく、むしろ恋愛なんてする価値なんてないもの。
自分が今まで築きあげたものが一瞬で壊れてしまう。
自分が大切にした、守りたいを思えば思うほど、壊れていってしまうもの。
恋愛をそんなふうに解釈している。
だから「誰とも恋なんてしない」って自分で決めてしまっている。
あんなに明るくて積極的な陽日先生がどうして恋愛に関しては
否定的な態度や言動をするのだろう?って不思議に思ってたんだけど
このことが原因のひとつだったんだと納得。
でもある時、月子が陽日先生に告白をした。
陽日先生も自分の感情に驚きながらもそれを受けいれた。
それからは・・・「恋におぼれた2人」という表現が適切かな。
月子はともかく、陽日先生も恋愛に関しては「初めて」になるので
全く周りがみえていない、自分の感情を上手くコントロールできない。
気をつけてはいるものの「好き」という感情のが強くて隙ばかり。
学校で噂になっているのにも気づかず、とうとうキスしているところを
生徒に見られてしまう。
星月先生の取り計らいで、目撃者の口封じはできたものの
やはり、このままの関係は続けられないと思い陽日先生のとった行動は・・・。
月子と個人的な付き合いをしないと星月先生に約束をして
月子の処分はしないことにしてもらう。
そして、月子と別れる道をえらびます。
屋上庭園に陽日先生は月子を呼び出し、強く抱きしめて一言
「別れて欲しい」と切りだします。
月子が何をきいても答えてはくれず、ただ黙って別れて欲しいと繰り返すだけ。
全く、納得できない月子だけど、ここは月子が凄く大人で
何もきかずに別れることを承諾します。
陽日先生別れる理由を「飽きたから」とか「嫌いになった」とか
ホント、すぐばれるウソ言ってるし、最後に月子にキスするんだけど
これは月子にとってはとっても辛かったと思います。
【END1】
別れ話の翌日、保健室で、どうして別れることになったのか
詳しい話を郁先生に聞いたあと、陽日先生が保健室にきます。
そこで、月子は
「私は卒業するまで待ってますから、卒業したら迎えに来て下さい」と陽日先生に告げます。
その言葉を素直に嬉しく思い、
「本当に迎えに行っていいなら・・・」と月子の想いを受け留めます。
「俺もお前が好きだ!お前を愛してる・・・。だから、別れよう・・・。
また未来に一緒になるために今は辛いけどお別れだ。」
そして、また将来一緒になってキスするための約束のキスをくれます。
後日、親友の友達の意識が回復してずっと想っていた彼女と付き合いだしたという話をします。
その時、大切なものが全て壊れて行くと思っていたのは
全て自分の勝手な思い込みだったと気づいたと話してくれます。
そして、これからは大切なものは、この手で守っていくと。
大学卒業して、月子の両親に結婚の申し込みにいくシーンでENDです。
【END2】
END1と途中まで一緒で、最後が卒業式のシーンになります。
陽日先生は、この日を待ち望んでいたこと。
そして、別れを決めたこと後悔はしていなっけど、月子にとって
一番辛い道を選んでしまったことを謝ります。
同じ時間を共有して、笑い合えるということが嬉しくて幸せなんだと思い知ったと。
「もう一度言わせてほしい。お前が好きだ。俺と付き合ってくれ・・」
これから再出発。
【BAD END】
別れ話をした翌日、保健室で陽日先生に会って月子は別れ話がでるいきさつを聞いて
「私は卒業するまで待ってますから、卒業したら迎えに来て下さい」と言うのだけど
「それはできない」
「恋なんてくだらないものだったんだ。」
「結局、失うものしかない。大事なものを守れない。壊れて行くのをただみているだけ」
「こんな思いはもうだくさん、もう何も失いたくない・・・
失うくらいなら、最初からないほうがいい・・・」
そう言って月子から離れる道をえらびます。
月子も、自分の存在が先生を苦しめしまうなら・・・と別れを承諾します。
そして卒業式当日もありきたりな言葉を交わして別れてしまった。
数年後、月子が教育実習生として陽日先生のもとにやってくる。
生徒たちに昔の陽日先生はどんなせんせいだったかと聞かれ
「陽日先生はとっても素敵な先生でした。
誰よりも生徒のことを考えて、行動ぢてくれて・・・
時々生徒より子供っぽくて・・・でも、そこが先生の魅力だったと思います。
優しくて思いやりがあって、私もたくさん助けられました。
今も、私は陽日先生が大好きです」と答えます。
月子のこの言葉と笑顔をみて
「恋はくだらないと、失うものしかないと、辛い想いしかないと
そう言って現実から逃げて理解しようともせず、知ろうともしなかった。
でもちがった。
失ったとしても、この胸には確かにお前を過ごした毎日があって
いつも俺を幸せな気持ちにさせてくれた。
なぁ・・・今さらだけど、脳一度チャンスがほしい。
逃げ出した俺にリベンジするチャンスを・・・」
「出会いと別れだけを繰り返す人生の中で、もう一度出会えたなら・・・
今度こそ勇気を出してみようと思う。」
私、陽日先生はBAD ENDが一番好きです。
自分の考えが間違ってたことに気づいて、もう遅いかもしれないけど
それでも、今度こそは逃げずにリベンジしたいって思ってるとこ、素敵です。
ちょっと余談なんだけど、陽日先生のBADでひとつ気づきました。
星月先生が何でどんよりしてしまったか・・・
星月先生には「リベンジ」の意思がなかったからだ・・・って。
一言でも、もう一度やってみよう・・・みたいな前向きな気持ちが汲みとれるような
シーンがあったら、きっと、星月先生も好きになれたんだろうな~って思ってしまった。
ともあれ、陽日先生はきっと、リベンジに燃えて、月子に向かって行くと思います。
そして、恋に無知だったことの経験を生かして、今度は落ち着いた恋愛が出来ると思います。
きっと、幸せになれると思います、このふたり・・・。
=====================================
【瑛君とののの物語】
《226回目》
中には、写真立てが入っていた。
ののは、その写真立てを取り出した。
白いフレームの枠は、貝殻でぐるりと飾られていた。
淡い色合いのものが多くて、それが優しいフインキを醸し出していた。
そして、そのポストカードの中には1枚の絵が飾られていた。
真っ青な青空に真っ白の雲が浮かんでいる雲の写真。
「わー綺麗な写真・・・」
ののは写真立てをマジマジと凝視すると、自分の頬が自然と
緩んで、笑ってしまっているのがわかった。
「君さ、前、ショッピングモールでお店の中を一緒に見てたとき、
確か、空と雲の写真集をみつけて、『これ、好きなんだ!』って教えてくれたでしょ?」
「うん、井上君、覚えていてくれたの?」
「当たり前だよ。君の事は何でも憶えてるさ。」
「えっ?」
「僕、物覚えいいんだよ。針谷のことなんて知らないことがないくらいだよ。」
「そう・・・だよね。井上君って皆のことよく見てるものね。」
「ハハハ!そーかもしれないね。どう?気に入ってくれた?」
「うん!ありがとう!大切にするね!」
「そう言ってもらえると、僕も探し回ったかいがあったよ。
君の喜ぶ顔が見れてよかった。」
ののはにっこり笑って優しく微笑む井上にお礼を言おうと
井上の顔に視線を移すと、井上の肩越しに佐伯の顔を見つけた。
(あっ、瑛君・・・)
佐伯がこちらに向かって歩いてくる。
スピードを上げてどんどんこちらに近づいてくる。
少し、不機嫌そうにムスッとしているのが肩越しからも見て取れた。
「ののちゃん?どーかした?」
「ううん、何でもないよ・・・ホントにありがとう!」
続く・・・
===================================== PR |