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今年、最初の乙女ゲームは、大好きな作品だった「すみれの蕾」のFDにしました!
「すみれの蕾」は続きを出す予定はなかったそうなんだけど、
ファンの要望が多くて、発売されたようなんですよね。
しかも、最初はドラマCDとサントラだけの予定だったとか・・・。
でも、どうせなら・・・とFD発売になったそうです。
だろうな・・・だって、この作品、本当にいい作品で、私大好きだもの。
同じように思ってる乙女ゲーマーさんもたくさんいるんだろうな・・・って。
29日届いたけど、年末忙しくて、やっと1日、深夜に初プレイしました!
でね、誰からって悩んだんだけど、本編の時と同じ、カナデにしました。
だって、メインキャラ!だもんね!
では、行ってみよう!!
先程も言いましたが、カナデはこのゲームの一番のメインキャラなんです。
なんだけど・・・
本編では、トウワ人気とユキの真実ストーリーの強烈さに押されて
ちょっと陰が薄かった感じなんです。
主人公:さつきとは幼馴染で、本当は、何十年もさつきだけを
想い続けてきたのに、素直になれなくて中々、うまくいかないんです。
そんな中、巴草ソウとしてのコンサートで「初恋」を演奏して
告白したストーリーは、私大好きなんです・・・。
そんな、とっても愛らしいキャラなんだけどね。
最初にプレイしたから、最後までやってからじゃないと何とも?だけど
私は、このFDのカナデは好きですよ!
メインキャラの立場を守ったんじゃないかな・・・って思えたけど。
まず、何だかすごく男前になった感じがしたのは私だけかな。
思わず、じーーーと見てしまったわ。
絶対、前より、奇麗になった気がする・・・。
ストーリーはさつきと結婚して、日本で一緒に住んでいるんだけど
カナデの仕事の拠点は海外で、1年の間、ほとんど海外に行っていて
さつきに会えるのも、1か月に数日という生活。
お互い、淋しくて、一緒にもっといたいって思ってるんだけど、
お互いが相手の仕事のことを思い、我慢している状態。
カナデはさつきにステラ歌劇団の衣装部を続けてもらいたくて。
さつきは、カナデに海外で活躍してもらいたくて。
でさ、動いたのは、やっぱりカナデ。
カナデさ、さつきに淋しそうな顔させたくなくて。
日本でピアニストとしての活動は自分には不利になるってわかってて
それでも、日本に拠点を移す決心するんだよね。
もーーーどんだけさつきに惚れてるんだろ・・・カナデは。
そんなカナデの行動が、ホントにさつきを愛してるんだな・・・って
ひしひし伝わってきて、感動しました。
涙、涙で画面が霞んでしまいました。
多分8人の中で、一番さつきのこと愛してるんだろうな。
そんなこと思ったら、立派なメインキャラだと思いました。
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【瑛君とののの物語】
《163回目》
井上はほっとした表情の、ののの顔を見て微笑んだ。
「ののちゃん、やっと笑ったね。君はやっぱり笑顔が似合うよ。」
「えっ?そ、そうかな・・・。何だか、面と向かって言われると恥ずかしいよ・・・。
「アハハ、ほんとだ!ののちゃん顔真っ赤!かわいいね!」
「もう、井上君、からかうのは辞めて!」
「わかった、わかった!」
井上とののはお互いの顔をみて笑いあった。
マスターから頼まれた、クリスマス用のキャンドルを買った佐伯は
思った以上に買い物に時間をとられて、少し焦っていた。
携帯で時間を確認すると、もう3時を回っていた。
(げっ。もう3時まわってるよ。早く帰んないと、忙しい時間になってしまうな。)
佐伯は、少しでも早く帰ろうと、近道をすることにした。
(確か、ここのレストラン街抜けた方が早かったよな。)
そう思って、レストラン街を抜けようとして、ふと通りかかったカフェで
見覚えのある二人を発見してしまった。
(あれは・・・井上とのの?
やっぱり、さっき見たのも、あいつらだったんだ・・・
何やってるんだ?ふたりで?もしかしてデート?)
あいつと井上ってそういう仲だったのか?俺、何にもきいてないぞ・・・)
佐伯はもう一度、ふたりの様子を伺った。
(あいつ、何だか嬉しそうだな・・・)
そう呟くと、足早に駅に向かって歩きだした。
手に持っている時計の入った小さな紙袋を自分の目線あわせると
「もしかして・・・俺、間抜けなことになってるのか?」そう呟いた。
ののと井上は、その後もまだハリーやはるひの話をしたりして過ごしていた。
「さーて、ののちゃん、ずいぶん、顔も明るくなってきたことだし、そろそろ出ようか?」
「うん、そうだね、井上君も買い物の途中だったんだよね。」
「そうだった!俺、あの店に用事があったんだった!」
「実は私も、毛糸を買いに行く途中だったの。」
「えっ?毛糸?何か編むの?」
ののは井上に突っ込まれて少し恥ずかしそうに答えた。
「うんとね、ありきたりなんだけどマフラーでも編もうかなって思って。」
「佐伯君に?」
「え?」
(え・・・井上君ってば何で分かってしまうんだろ?)
「いいな、佐伯君ばっか。毛糸余ったら、俺にも作ってくれよ!」
「うん、でも今回はあまらないと思うから。ごめんね。」
「そっか・・・。残念だな。」
井上は本当に残念そうな顔して、さびしそうに笑った。
井上とののは並んで、店をでると
「じゃーここで!」と軽く手を上げで井上がエスカレーターに向かった。
ののは、慌てて、去っていく井上の背中に向かって少し大きな声で
「井上君、今日はどうもありがとう!」と答えた。
ひとりになったののは、今度は急いで、毛糸売り場へ向かった。
そして、色を物色にかかるとまず第一候補に思い描いていたエンジの毛糸を手に取った。
(よし!やっぱり最初、思ったとおりこのエンジにしょう!)
ののは、エンジの毛糸を一袋とると、レジで会計を済ませ、ショッピングモールを後にした。
(よーし、頑張って編むぞー!)
ののは、心の中で呟いた。
続く・・・
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