さて「すみれの蕾」を語る上で外せない人物がいます!
それは、弟のムツキ!
もう、この弟、理想過ぎ!
いつも絶妙のタイミングで主人公と係ってきます!
落ち込んだ時はさりげなく励まし、時には叱咤激励し恋の手助けなんかもしています。
特に、カナデとは何だか影で色々手を組んでいそうで微笑ましかった!
きっと、ここに出てくる男性陣に勝るとも劣らないほど「モテル」と思うけど
他の女性には興味無いって感じで「姉ちゃんには俺がついてるから」って言いきってしまうとこなんて
「あ~ムツキ君、勿体ないよ・・・」って思ってしまうのは私だけではないでしょうか?
ムツキルートが解放された時には
「おっ、いよいよ禁断の姉弟の話かな?さすが18禁!」なんてちょっと期待?!してしまったわ。
(実は血が繋がってなかったのか?とか色々妄想してしまいました)
もちろん、そんなことは無く、とっても素敵な姉弟の暖かいお話でした。
もし、第2弾がでるのなら、是非、ムツキは攻略キャラに追加してほしいなぁ
あ~私もあんな弟欲しい!
あと何故だかムツキの「姉ちゃん・・・」って声、凄く萌えましたわ。
結構、声好きかも?!でした。
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【瑛君とののの物語】
《6回目》
お昼休み、お天気がいいので屋上に行こうと思い、廊下を歩いていると
どこからか、ギターのメロディが流れてきた。それは耳にとても心地よく響いた。
私は少しだけ開いているドアの隙間から、中を覗いてみた。
うわぁ~上手!同じ学年の人だよね?確か・・・」
暫く、そこに佇み、綺麗なメロディを聞くことに夢中になっていた私は思わず身を乗り出してしまってドアに体をぶつけてしまった。
「ガタガタ!」
「誰だっ!」
「あっ、あの、こめんなさい!凄くいい曲だったから、つい・・・。」
「かっ、勝手に聴いてんじゃねぇよ!・・・けど、マジでよかった?」
その人は、怒ったような笑ったような笑顔をみせてくれた。
赤茶の髪に、ピアスが印象的。目がくるっと大きくて、髪型がばっちりセットされている。
制服も着崩した感じに着こなし、かっこいい人だなって思ってちょっとドキドキした。
「うん!凄く素敵な曲だった!」
そう言うと彼はにっこり笑って
「はは、そっかーサンキュウ!じゃねーよ!違う!!俺が作った曲だから素敵なのはあたり前、だろ?うん!そのはずだ!!」
「え、えーと、あの・・・。私は柊のの。あなたの名前、教えてもらっていい?」
「なっ、名前?えーと、俺は・・・。」
「・・・?」何だか凄くいいにくそうにしてるけど・・・。
「針谷・・・のしん・・・。・・・のしん」
「・・・のしん?」
「針谷!幸之進!通称はりーだっ!じゃな!!」
と言って、彼はギターをかかえて軽く手を振り出て行った。
「ハリーだかんな!!」
こうして、私の羽根が崎学園での生活が始まった。
「何かいいことありそうかな?」
・・・続く
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