「すみれの蕾」しつこいけど、まだ語りたいことがあります!
サブキャラのハヤテも良かったんですよ。
ハヤテの人柄がよくわかるハヤテルートは何だか「仁義の世界」を垣間見たようで乙女ゲームとは思えないシナリオ。
セイ様のスケールの大きさと言うが、大物っぷり、懐の深さを感じました。
セイ様、主人公の前ではどちらかと言うとヘタレキャラになってるけど、このルートじゃ「セイ様、かっこいい!!」
そうそうハヤテの結婚式のCM見たかったなぁ。
確かによく見ると凄く男前だもんね!性格も男の中の男!って感じだったしね!
あとどーしても言っておきたいのが「音楽」
特に一番のGOOD ENDのエンディングにかかってくる「花」と言う曲は最高!
私、多分、この曲、街とかでかかってきたら涙、流すと思う。
それくらい、各キャラのストーリーにあってて、本当に話が走馬灯のように駆け巡りますよ。
私はこの曲がかかると
①トウワ ②ユキ君 ③ハル の順で頭に浮かぶんできます。
できれば、カナデもこの曲かけて欲しかったな・・・。ピアノ曲「初恋」もいいんだけどね。
皆さんはどーですが?何が一番思い浮かびますか?
「さよなら 春がきて花か咲く この庭に一粒種を蒔こう
いつか二人の肩に並ぶ 思い出色の花を咲かせるでしょう・・・」
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【瑛君とののの物語】
《8回目》
「佐伯君!」
「あっ、やあ!君も今帰り?」
「うん、そうだけど・・・。」
佐伯君、変なの。私のこと「君」だって!?いつもは「お前」なのに・・・。
完全に猫かぶってるじゃない。どーしたんだろう?
「じゃ~送って行くよ。道まだわからないんでしょ?」
「そんなのズルイ!私達も送って!」取り巻きの女の子達が言う。
「ほら、彼女、家が近所なんだけど、越してきたばかりでまだ道がわからないって言うから・・・」
「ううん、もう大丈夫だよ!」
「う、う~ん」
うっ、その目。余計なこと言うなって目になってる、佐伯君。
「ううん!」軽く咳払いをして「まだよく判らないって言うから」
「えっ”!?あの、えっと、そ、そうだったっけ?」
「じゃ~行こうか。ちょうど僕も帰るところなんだ」
また「僕」だって!何か変な感じ。
「もう!佐伯君、優しいんだから・・・。」
「私も佐伯君の近所に引っ越そうかな?」
佐伯君がこちらに向って歩いてくる。
あーみんなの目が怖い。皆の視線が痛い。佐伯君ってやっぱりもてるんだよね・・・。
「じゃ~また明日!」取り巻き達に軽く手をふると「ほらっ、行くぞ!」と肩をポンと叩かれる。
「しかし、助かった。学校でグズグズしてたら開店時間に間に合わないからさ。」
「そっか。佐伯君、お店忙しいもんね。それにそてもモテモテだったね!」
「ウルサイ!」あっ、照れてる・・・。
「でも、どうしてお店のこと隠してるの?」
「学校では、秘密なんだよ。ウチの店、夜遅いから問題あるし、それに・・・。」
「それに?」
「絶対成績に影響がでないこと。学校では問題を起こさないこと。店を続ける条件なんだ」
「条件って、両親との約束とか?」
「まぁ、そんなとこ。いっけね!俺、急がなきゃ!じゃーな!」
佐伯君は手をふって走って行ってしまった。
「佐伯君、大変なんだ・・・。」
続く・・・
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