2週間ぶりのゲームネタになります。
それに、またプレイしている内容が変わってます。
あっちこっち飛んでしまってすみません。
現在ときメモGS3の設楽先輩攻略途中でしたが
ここで、 『薄桜鬼・随想録』 を挟もうと思います。
薄桜鬼は本編をプレイ後、随想録が気になって気になってしょうがなかったところに
PSP化の発表があって、心待ちにしていたゲームなんです。
FDらしいので短いと聞いているし
何より、皆さんから「甘いよー」って勧められてます。
薄桜鬼の甘い隊士さんに会ってみたいものねwww
さて、いつものように、1周目は心の思うままにプレイするので
大体、そのゲームのお目当てキャラに行ってしまう私。
でも、今回は…そう、NO1.を決められないままなので
誰に転ぶか、自分でも興味津々だったのだけど…。
…はい、やはり沖田さんルートに行ってしまいましたねwww
まぁ、沖田さんか斎藤さんかだとは思ったのですが。
ってか、この分岐解り易すぎwww
「猫」とか「子供」とか出てきたら、やっぱりそちらを選んでしまいますよね。
でも、恐らく、同じルート分岐に斎藤さんもいるのでは?って思ってるんだけど。
1箇所、こちらを選んだら斎藤さんかな?って思う選択肢があったもの。
で、そこですごーく悩んだのだけど…。
その時の気分で選んでみたら、沖田さんルートに入りました。
ただ、このゲーム、ちょっとシステムが解り辛い。
本編(薄桜鬼)のストーリーのあらすじが時間軸になっていて、その中で起こった出来事が
「随想録」としてこのゲームのストーリーになっているようなのだけど
本編のオープンしているあらすじをどれを読めばいいのかよくわからない。
個別ルートに入ってからは、いいんだけど。
前半は、その人には関係ない本編のあらすじもあるような…。
まぁ、本編は一度終わっているのでいいのだけど
コレだけプレイする人にはきっとわからないんじゃないかな…って思う。
だからFDなんだとは思うのだけど。
本編ストーリーも前半部分、隊士によって選ぶ粗筋を色分けするとかしてくれると
いいんじゃないかな…って思いました。
あー横道それちゃった。
それでは本題。
沖田さんはね…何だかやっぱり物悲しさが残るんです。
後半のストーリーは、噂どおりに甘いし、それなりのシーンもあって
それに、幸せ一杯のENDのはずなんだけど、その幸せにどっぷり浸れない。
優しい言葉をかけられたり、甘い行動されたりしても、嬉しいんだけど
涙が自然にホロリと出てきてしまう。
ずっと、そんな感じでプレイしてました。
どうして?って考えてたんだけど…。
これはやっぱり、「沖田総司」という人物のイメージが脳裏に焼きついているんでしょうね。
新撰組の沖田さん、史実上でも有名でしょ。
私は史実上の「沖田総司」も大好きなので余計、イメージがあるんです。
そうです…どうしても「死」の現実から逃れられないんです。
このゲームでは、あまり「死」を思わせる描写はなかったとは思うのだけど。
でも「労咳」である以上、やはり、この幸せな時間には終わりが来るって
思ってしまうんでしょうね。
この「労咳」に事実が変えられない以上、やはり沖田さんの話は
どんなに幸せなストーリーを作っても、「死」の影から物悲しさが残ってしまうのだと思う。
「労咳、早死に」が無ければ沖田総司じゃないって史実がある以上しょうがないのだと思う。
どうして沖田さんに惹かれるのか?
この物悲しさもあるのだろうけど…。
沖田さんは、その時彼が出来る最大限の愛情を惜しみなく注いでくれる
それが素直に伝わってきます。
彼の欲望、要求をありのままぶつけてきてくれます。
(これって裏を返すと、どれだけ愛されてるかわかるんですよねwww)
だから、ふたりで過ごす時間は短いかもしれないけど、
一生分の愛情を注ぎこまれて、もし、いなくなっても、注がれた愛情で
一生ひとりでも生きていけそうだから。
そう、思わせてくれるから。
たとえば、本編でも話題に出したけど
「僕が君を殺してあげるよ」発言。
こんな、最大級の愛の言葉どうどうと言ってくれるし
(だって、余程、愛してなきゃ殺せないでしょwww)
今回、ぐぐっと惹かれてしまったのは
自分は労咳で先がないのがわかっていながら
それでも、主人公を求めていくでしょ、「自分のわがまま」と言いながら。
僕が君に傍にいて欲しい思うか、僕がこうしたいからって言ってくれるんです。
これ、普通考えたら言えないでしょ、自分に先が無いってわかってたら。
大体は、先が無い自分では幸せにしてあげられないから遠ざけようとするでしょ。
でも、沖田さんはそれをしない。
「自分には先はないかもしれない、君を不幸にするかもしれない。
でも、今、僕は君は欲しい。離したくない、誰にも渡したくない。」
という素直な気持ちでぶつかってきてくれるんです。
そして、その時もらえる最大限の愛情を惜しみなく注いでくれます。
「先が無くても、君といたい。」という発言も心底、主人公を愛してないと出てこない、
主人公への愛情に自信がないと言えない言葉だと思うんです。
だから、この言葉には心動かされました。↓
「君みたいな子は、本当ならもっと優しくて心の平穏を与えてくれるような相手を
選んだ方が幸せだったかもしれない。
僕はね、きっと君をすごく困らせると思う。
でも、多分どんなに困らせたとしても、もう君を手放してはあげられないから。
僕の存在は、君が思うよりもずっと、君の心に大きな影を落とすだろう。
ほんのわずかな未来をあげられても、その先まではわからない。
それでも僕は、君を求めるよ。
こうして触れることだって止めない。
そうすることで君の傷を増やしても…絶対に、止められないんだ」
彼が本当に恐れているものは…未来そのものなのだと…。
もう、私、この言葉で十分ですwww。
沖田さんは、始終このようにその時その時に最大限に主人公を愛してくれます。
そんなところに惹かれてるんだと思うんですよね。
だから、私も、一緒に過ごせる時間は短いけど
その瞬間瞬間の幸せに積み重ねで、一生生きていけそうな気がするんです。
そんなふうに思わせてくれる沖田さんの愛に惹かれてるんだと思います。
ちょっとわかりづらいかも?だけど
沖田さんの愛情は、こんな形でガンガン私の心に響いてきます。
最後のプロポーズのシーン…。
「咲く花が美しいように、命も生きてる間が何より輝いているんだと思うから。
だからますます今を大切にしたくなったんだ。
それで、婚姻したくなった。
僕の体にはもう、だれの血も必要ない。だけど僕の心には、君の存在が必要だから
……愛してるよ。」
彼らしいwww。
よかったですね…なんだか感動しました。
そしてそれより涙したのが、プレイ後開く主人公への手紙。
「君には、どれだけ感謝しても足りないくらい支えられてきたよ。
君だけがこの腕の中にいてくれれば望むものなんて何もない。
僕は今、こんな当たり前のような幸せに満たされているんだ。
…君が好きだよ。心から愛してる。
君と添い遂げることができて、僕は世界の誰よりも果報者だ。
いつか、君がこの手紙に気付いたとき…
君が流す涙が、どうか少しでも幸せなものでありますように。」
最後の一行は…もう、胸が詰まって一杯でした。
余談ですが、この沖田さんの愛情と正反対なのが、斎藤さん。
斎藤さんは激しさはないけど継続性を感じられる愛情を注いでくれるんですよね。
斎藤さんの話は、まだ斎藤さん攻略したらお話します。
しかし、どーしてこの正反対な二人に惹かれるのかな?www
そこはよく解らない。
という事で、この後、攻略順番が難しい…。
本編と同じ順番で行こうかな…って思ってるんだけど。
ってことで、次は、平助君に会おうかな。
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【瑛君とののの物語】
≪247回目≫
「………瑛君。」
そこには、ののが持っていたサンドイッチを口いっぱいに含んでいる佐伯の姿があった。
「おっ、これ、美味いよ。お前にしては上出来だな~」
「そう?あ、ありがと…」
ののは、何が起こっているのかわからないという表情をして、佐伯を見つめ続けた。
「あはは、お前、何て顔してるんだよ!美味いから、もう1個ちょうだい。」
「うん、どうぞ…」
ののは、まだ、自分が置かれている状況を把握できずにいた。
そんなののの隣に、佐伯はどかっと腰を下ろし、ののの膝の上にある
サンドイッチをもうひとつ手にとり、食べだした。
「うん、これ、やっぱ美味いわ。」
「ど、どうして?」
やっとののの口から出た言葉だった。
「ん?どーしてって?お前、忘れたのか?
今日、お前は俺と出かける約束してなかったか?」
「…してた。」
「だろ?お前さー何で、駅前に来なかったんだよ。
どーせ、場所間違えたんだろ?俺、ずっと待ってたんだぜ。」
「………。」
「お、おい、何とか言えよ。だんまりだと、俺、帰るぞ。」
「間違えてないよ。ちゃんと行ったんだよ…でも…」
「でも、何?」
「でもさ、瑛君、くるみさんといて…」
「そっか…。見てたのか。」
「見てたって言うか、私、早く着き過ぎたから、駅前のお店入って時間つぶしてたの。
で、ぎりぎりになって、慌てて、あの花壇のところへ行ったら
くるみさんと瑛君がいて、それで…」
「それで?どうしたの?」
「それで、もしかしたら3人でどっかいくのかな?とか
でも、くるみさん、瑛君に腕絡ませたりして仲良さそうだったから
もしかして、昨夜のメールは私宛じゃなくてくるみさんに送ったものなのかな?って思って…」
「それで?」
「確かめるのも怖くて…」
「逃げたの?」
「逃げたんじゃなくて、勇気がなくて…そっちに行く…」
「やっぱ逃げたんだー」
「………。」
「お前、相変わらずバカだな。」
「そんな…酷い…」
「あのさー俺が何でくるみと出かけなきゃいけないわけ?
どうしてそう思ったんだ?」
「だって、この前、ホワイトデーの時、今日の話してたでしょ?」
「何だ、お前、聞いてたの?」
「聞いてたんじゃなくて、ちょっとだけ聞こえたの。
来週の日曜日がどうのこうのって。」
「そこまで、聞いたんなら、何でちゃんと俺に確認しない?」
「だって、瑛君、何だかずっと機嫌悪そうにしてたから…」
「当たり前だろ!あの日はお前に散々見せ付けられて
おまけにくるみに、付きまとわれて…。機嫌も悪くなるだろ。」
「私だって…わたしだって!」
「ストップ!のの。後でじっくり話ししたほうが良さそうだから。
それに、もうすぐ、お前が楽しみにしていたオルカショーが始まる。
出遅れたから、ここ回るのも、閉館までには終わらないかもだしな。
この、お弁当食べて、まずは、水族館、楽しもうぜ、な、そうしよう。」
「うん、わかった。」
「よーし、いい子だな~。」
佐伯は、そう言って、ののの頭をポンポンと軽く叩いた。
続く…
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