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平助君は、暗くならないから好きだな~www
こんなこと言うと、誤解を招くけどね。
実際は、凄く過酷な人生送ってるんだけど
暗さを見せないところが凄いな~って思うんです。
たとえば、最後のシーン。
羅刹になって、命を削って戦ってきた以上、
この幸せな時間がいつ終わるかわからない不安は
沖田さん、斉藤さん、土方さんと同じ条件なんだけど
終わる気がしないんだよね…平助君の場合も。
斉藤さんもずっと続いていくって思わせてくれるんだけど。
沖田さんと、土方さんは何故だか、終わりを感じさせられる。
この違いは何なんだろう?って考えてみるんだけどよくわからない。
ただ、「この先は何があってもお前と二人で生きていきたい」って
思いは、すごく伝わってくるんです。
もちろん、それぞれ、同じ思いを千鶴に対して持っているけれど
沖田さんは労咳という現実からは目を背けられないし
土方さんは、立場上、どうしたって命を張った仕事が優先になるだろうし。
二人で生きていきたくてもそれを遮る強い要因があるから
それが、憂いになって終わりを感じさせるのかな。
そんな違いがあるのかな?って…。
平助君は出会った頃から、一番、千鶴のこと気遣ってくれて
いつも元気と笑いをくれて。
憎まれ口たたきながらも、影でずっと優しく見守ってくれてて。
隊士さんの中では一番若くて下っ端だから幼い印象があるけど
この中では一番、思い切りがいいと思うし
この若さで、自分の考えを持って、それを貫き通す勇気を持ってる。
剣を投げ出し、自分の命を投げ出し、千鶴を助けて羅刹になって。
羅刹になってからも、辛いことや苦悩すること沢山あるだろうに
そんなの微塵も見せずに以前と変わらず千鶴と接するところ。
道を誤った山南さんを同じ羅刹である自分が何とかしなきゃと
最後まで正面から向き合って、山南さんの最後を見送ったところ。
色んな思いがある新撰組を抜けると決めたこと。
とても強い意志がないと出来ないことだと思う。
それを、やってのける平助君は素敵です。
薄桜鬼のメインキャラの中では、ちょっと地味な存在なんだけど、
私は、こんな平助君、とってもかっとこいいな~って思います。
彼と一緒にいたら、暗いことも明るく対処できそうでwww
暗い時は、いつも彼が明るく照らしてくれそうで…。
幸せだろーなーって思いました。
最後、簪を千鶴の髪に挿してあげるシーン。
とっても彼らしくて良かったですーwww
あの、簪、いつから持ってたんだろー。
確か、物語の前半に買いに行ってたシーンがあったような…
(うる覚えなので違ってたらごめんなさい…)
あの頃から、いつ渡そうかってずっと持ってたなんて、ホント、らしいね。
やっぱ、平助君は『元気!明るい!』隊士さん ですねwww
さて、平助君に元気と明るさを一杯もらったので
次はしっとり、大人の恋愛しようかなー。
ってことで、次は、左之さんに会いに行ってきま~す!
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【瑛君とののの物語】 ≪248回目≫
ののは、何だか、恥ずかしくなって、俯いてしまった。
「あれ?お前、もしかして照れてんの?」
「ち、ちがうよ。もう…早く、食べよ!」
「おう!じゃまぁ~いただくわ。」
佐伯は、サンドイッチに手を伸ばすと、ひとつ摘んで、またムシャムシャと食べだした。
ののは、そんな佐伯の横顔を見ながらやっと今、
何が起こっているのか把握できるようになってきた。
そして、隣に座った佐伯の太腿や足が動く度にののに触れて、
そこから暖かい佐伯の体温を感じて、何だか、安心していく自分を実感していた。
(瑛君、来てくれたんだ…今、隣にいるんだ…)
ののは、安心感で心が満たされ、サンドイッチを1つ取って食べだした。
「あっ、美味しい・・・」
「あはは!お前、何だよ~自画自賛して。変な奴だな。」
「だって、これ、すごく気合入れて作ったんだから!」
「だから、美味しいって言ってるだろ?」
「うん!頑張って作ってよかった!」
ののが佐伯を見つめると、突然、佐伯が大笑いし出した。
「あはは!お前、顔!」
「えっ?何?顔が何?なんなの?」
「アハハ、マヨネーズついてるぞ。」
「え?どこどこ?」
ののは慌てて、自分の顔についたマヨネーズを指で探り出した。
そんなののを佐伯は意地悪そうな笑みを浮かべて見守っていた。
「お前、ばっかだな。違うよ、全然。」
「えっ?どこ?ねぇ、教えてよ…」
「口の横んとこ。」
「ここ?」
ののが口角のあたりを指で擦っているが、見事に反対側だった。
「バカだな~違うよ…。お前、それもう一生つけてろ!」
「ちょっと~瑛君、意地悪しないで教えてよ。」
「ったく、しょうがねぇーな。ここだよ!」
佐伯はそう言って、ののが擦っている指とは反対側の口元に
長い細い人差し指を宛がってマヨネーズを拭おうとして指を止めた。
佐伯の瞳にののが映りそのまま時間が止まった。
ののも、動かない佐伯に気付き、佐伯の瞳を見つめる。
二人の視線が重なり合った。
ののは、そんな状況に恥ずかしさが頂点に達し、
頬がじょじょに紅潮していくと共に、この状況を抜け出そうと俯こうとした。
「こら、動くな!そのまま。取れないだろ…マヨネーズ…」
佐伯とののの視線が更に重なったかと思うと、ふたりの距離が縮まった。
「て、瑛君…。恥ずかしいから、早くとって…。」
「………。」
「どうか、した?」
すると佐伯はののをじっと見つめたままゆっくりと口を開いた。
「のの…。俺、やっぱお前のこと好きだわ。」
「えっ?」
「だから………」
「…?」
続く…
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