× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
昴さんと過ごすクリスマスは・・・
そう、昴さんが自分の手料理でホームパーティしてくれるって!
前日だったかに、ふたりで2時間だけ食材を買いに行くデートをして
そして当日を迎えます。
昴さん、お仕事が忙しくて、ここのところずっと会えてない。
それもこれも、この日にお休みを取るためだったとか・・・。
何だか、こんなふうに、陰で努力してるところが凄く惹かれます。
昴さんは、いつも俺様な態度で、偉そうなこと言ってばかりだけど
よくよく考えてみると、主人公のことはよく考えていて
そんな偉そうな口をたたきながらも、すごく優しいの。
最終的には主人公の希望がいつも叶えられてるもんね。
主人公に甘いって言う点ではダントツじゃないかな?
口は悪いけど、或る意味、いたれり尽くされだもん!
あーーー私も、昴さんの手料理のクリスマスディナー食べてみたいよーーー!!
そして、昴さんのお部屋から見れる満天の星空をみながら
熱――い口づけ・・・。
とってもロマンチックな聖夜な夜でした・・・。
====================================
【瑛君とののの物語】
《159回目》
佐伯とくるみの距離がどんどん離れていくと、くるみは佐伯の腕をとり、
そのままくるみの腕を絡ませた。
「もーちょっと待ってよ!歩くの早いよ、置いてかれちゃうじゃない。」
佐伯は、絡まれた腕を振り払いながら
「おい、鬱陶しいから腕、やめてくれ。」
「じゃーもっとゆっくり歩いてよ。このままじゃ、はぐれちゃうから。」
「・・・わかったよ。でも、俺、急いでるからな。」
佐伯は、少しだけ歩くスピードを落として、くるみと並んで歩いた。
「ねぇねぇ。疲れてない?あそこのお店で休憩しようよ。」
「お前、俺の話きいてないだろ?俺は、急いでるんだ!」
「だって、これじゃー折角会ったのに、お話もできないじゃない。」
「それでいいんだよ!」
「もう、冷たいな~瑛君・・・。
じゃーこうしようよ。
今日は、私、諦めて大人しく帰るから24日にどっか行こうよ。
約束してくれたら、このまま帰るよ。」
「24日は仕事だよ!かき入れ時なんだ。
毎年、24日、25日は店、休んだことなんてないよ。」
「そうなの?じゃーお店、終わってからでいいよ。」
「嫌だ。」
「だったら、今からデートして!」
「それも嫌だ。」
「そんなの駄目!じゃーやっぱり24日ね。私、お店に行くから。」
「お前なぁ・・・。勝手に決めるなよ!そんなことしても無駄なだけだ。」
「いいの。無駄になっても。
お仕事終わったら、少しだけでも出かけようよ!
私、いいプラン考えて、またメールするよ!」
「しなくていい。」
「もーーまたーーー照れてる!」
「照れてない・・お前、いい加減にしろよ。」
「わかったわ。今日は、このまま大人しく帰るから24日よろしくね!」
「勝手にしろ!俺はお前の相手なんかしないからな!」
「フフフ・・・。わかったから。じゃー私、これで帰るね。」
(絶対に会ってみせるから)
「ああ。」
「じゃーね!瑛君」
くるみは、笑顔で佐伯に手をふると、来た通路とは反対側に通路に歩いていった。
その姿を確認して、佐伯は大きくひとつ、溜息をついた。
(何なんだ、あいつは?
それより、ののだよな・・・あいつ、井上となにやってたんだ?
何か、言ってたっけなぁ?)
佐伯は、そんなことを思いながら、途中、マスターに頼まれた買い物をして帰路に着いた。
続く・・・
==================================== PR |