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こんばんは!
相変わらず、ゲームが進んでいないてるてるです。
ってことで、今回も、ゲームネタではないのですが
先月『乙女ゲームに思うこと』でUPしたTV局の取材の件で続きを少し書きたいと思います。
結局、あの後、
「もしかしたら再度、取材をお願いするかもしれません」というところで
終わってたのですが、その後連絡はなく(あたりまえだけどwww)月日が経過しました。
私は、「おおそよこんな内容になるんだろーなー」と思っていたので
正直、その放送には興味がなく、見たいとも思わなかったので
その後どうなったか(放送日や内容)は追及しませんでした。
確か…先月中旬だったかな?会社帰りに一緒になった同僚に
「そうそう、昨日、乙女ゲームネタの番組やってたよー」と声をかけられ
チャンネルと時間帯、番組名を聞いたらビンゴだったので
(ああ、放送されたんだな…)って初めて気づきました。
教えてくれた同僚は私が会社で一番親しくお付き合いしてもらってる少し先輩の女性。
プライベートでも食事に行ったりして愚痴り合いしたりする仲なので
私が、乙女ゲームを趣味にしていることを知っている。
フルタイムで働き、主婦、子育てしている女性。
偏った意見や観方をする人ではないんですよね。
だから、私の趣味(乙女ゲーム、男性声優さん好き、創作小説を書いている)も
知ってるし、理解してくれている。
どちらかと言うと、特に変な偏見も持っていない人です。
その人が、放送された番組をみてこんなことを言ってました。
「あれは、どーなんだろ?
旦那さんや、子供さん見たらなんて思うだろーね。」
これが、開口一番の言葉。
彼女からどんな放送だったか、聞いてみた。
ちらかり放題の部屋で、発狂しながら乙女ゲームをしている主婦の映像。
傍らに子供が放置されてるらしい。
そしてその子供さんも、インタビューに答えて
「ママはいつもこうなの。」って言ってたらしい。
…絶句。やっぱりね。
もちろん、それだけでなく、乙女ゲームによって救われた話とか
良い話もあったらしいのだけど、同僚の脳裏に焼き付いたのは、その映像だったらしい。
他にもコスプレ関係の話題もあったらしいのだけど…。
乙女ゲームに理解をしてくれてる一般の方の意見がこうですよ。
何も知らない方が見たらどう思うのだろうね…。
製作者側からみたら「インパクト」と言う面では大成功なんだろうけど、
とても複雑な思いがする。
乙女ゲームってそんな特殊な趣味?
違うよね、音楽を聞いたり、本を読んだり、映画をみたり…。
釣りやジョギング、テニス、ゴルフ…。
他の趣味と同じでしょ。
みんな、自分の生活スタイルの中で、やるべきこと(仕事、家事、育児など)をやって
そして、空いた時間で好きなことをやってるだけ。
自分が楽しく思うこと、日々ストレスがたまる生活の中での潤いって思うことが
乙女ゲームだってだけでしょ。
音楽、読書、スポーツとポジションは同じ。
同僚が言ってました。
「あれじゃー、乙女ゲームやってる人はみんな、あんな生活してるって思われるよねー」って。
他の良い点なんて吹っ飛んでしまって、そこだけ強調されちゃうって。
私は、自分が乙女ゲームや男性声優さんのCD聴いたりすること
隠してはいなかったんです、家族にも友達にも。
恥ずかしいなんて思ったことないし、堂々と私の趣味として言ってました。
逆に、「人に言えない」って言う人ことがあまり理解できなかったほう。
「そんな人に言えない変な趣味じゃないのに…」って。
でも、今回、同僚の話しを聞いて、「人に言えない」って方の気持ちがわかりました。
だってね、あんな風にみられる可能性があるなら、やっぱ嫌だもんね。
偏見…この2文字が頭の中に浮かぶ。
・あんなのめり込んで仕事に差し障るんじゃない?
→確かに、目を腫らして出社したり、徹夜明けで出社することもある。
でも、そんな時ほど返って、「支障を来しちゃいけない!」と思って一生懸命仕事するよ。
大体ね、品質関係の仕事やってるとね、
私の判断ひとつで大企業を潰し兼ねない事態が起こる可能性があるんです。
そんなピリピリした仕事、いい加減な気持ちでできません。
なんやかんや言っても切り替えてやってるんですよ。
だからこそ、好きなことで癒されたいんです。
・子育てしてないんじゃない?
→そんなことあるわけない!
子供が一番なのは他の親と変わりません。
子供が何か求めれば、そこでゲームなんて中断してちゃんと接してますよ…。
・家事してないんじゃない?
→やってますよね。
じゃなきゃ、ご飯食べれない、服も家も汚くなるだけじゃない。
どっちが大事かなんて、みんなわかってるって。
・旦那の愛情不足じゃないの?
→旦那さんから愛情もらってるから、2次元の世界で遊べるんでしょ。
本当に愛情不足で不満だらけなら、不倫に走るんじゃない?
私は、旦那さまの事は、大好きですよ。
こんなに私のこと理解してくれて、自由にさせてくれて、暖かく見守ってくれる人
他にいないって思ってるもの。
旦那さんがいなかったら、今の仕事は続けられなかったし
家事だって子育てだって出来ることは協力してくれてる。
(出来ることにちょっと偏りはあるけど)
旦那さんに対して、不満なんてひとつもないし、逆に私には過ぎた旦那さんだと思ってる。
きっと、口には出さないけど、お互い愛情一杯だと思うよ。(のろけてしまったwww)
あのね、3次元での生活が充実してなかったら、2次元に浸れないんですよ。
そんなこと、少し考えればわかることじゃないですか。
この記事は、同僚から聞いた話だけで、書いているから
実際、どんな放送をされたのか?私は知りません。
でも、ごくごく一般的な人がその放送をみて思ったことを聞いたので
恐らく、それが、世間一般の見方になるのだと思います。
とってもやるせない気持ちになりました。
ホント、気が重くなってしまう出来事でしたね。
いつか、こんな偏見がなくなるといいなーと思うのは私だけじゃないと思うけど。
難しいことなのかな?
それでも…私は、やっぱりこれからも趣味を聞かれたら
「乙女ゲームです」と答えていくと思います。
やっぱり大好きだから…乙女ゲームも声優さんも創作小説も…そうそうイベントもwww
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【瑛君とののの物語】
≪260回目≫
11月も下旬になり、紅葉で色づいた木々も
次々と葉を落とし、その姿を冬の木立に変えようとしていた。
佐伯の家の窓から見える海も
すっかり冬色に変化し、あんなに真っ青だった海面が
少しくすんだ深い藍色に変化していた。
11月最後の週末の夜、佐伯は、お店の仕事を終えて
部屋の窓から大好きな海の風景を眺めながら一息ついていた。
窓から吹き込んでくる潮風がヒンヤリと頬を撫でていった。
(ああ・・・いつの間にか、もう冬に向かってるんだな・・・。)
学校でもお店でも息つく間も無くずっと忙しく過ごしていた佐伯は
久しぶりに、お気に入りのコーヒーを片手にのんびりとした時間を過ごしていた。
(こんなにゆっくり海みたの・・・いつ以来だろう・・・?)
そんなゆったりとした静寂を携帯電話の呼び出し音が突然遮った。
「プルループルループルルー・・・」
佐伯ははっとして携帯電話に目を向けた。
と、同時に壁に掛かっている時計で時間を確認した。
既に深夜12時を回っていた。
(こんな時間に、誰だ?まさか・・・のの?何かあったのか?)
佐伯は、窓辺を離れ、机の上の携帯電話を手にとり、画面に表示されている名前を確認した。
(えっ?彩さん?)
少し躊躇した佐伯だったが、携帯を開き言葉を発した。
「もしもし、佐伯です。」
すると、電話越しから、聞き覚えのある元気な声が聴こえてきた。
「もしもし!佐伯くん!お久しぶり、元気にしてた?」
(相変わらずだな・・・彩さん・・・)
「ああ、一応、元気かな。」
佐伯が、返事を返すと、彩は少し早口に、切れ目のない言葉を次々に続けた。
「佐伯君、突然だけど・・・」
「彩さんの話は、いつも突然ですよね。もう慣れましたよ。」
「そう?それならとっても都合が良いのだけどね。
貴方、バリスタ目指してるって言ってたわよね。」
「はい・・・」
「今度ね、ボストンで将来有能な若手を集めて
バリスタの研修会みたいなのがあるのだけど、佐伯君、出てみない?」
「何だよ、それ?ボストンって?」
「それだけ、本格的ってことよ!
貴方も、本気でバリスタ目指しているなら日本で燻っていちゃいけないことぐらい
わかってるわよね。」
「ああ、いづれは、本格的なところできちんと勉強してみたいと思ってるよ。」
「だったら、丁度良い機会じゃない?
ちょっと学校休まないといけないけど貴方、今2年生だし
貴方の頭脳なら、数週間、授業なんて出なくても大丈夫でしょ?
後半は冬休み期間にかかってるし、絶対にいいと思うのよ。
講師もあの有名なホフマンさんなのよ!」
「えっ、ホフマン!」
「そうなのよ!こんなチャンス滅多に無いと思わない?」
「まぁ、そうですよね。」
「ちょっと、貴方、もしかして迷ってるの?
貴方ほどの男なら、スパッと決断しなきゃ。
いい加減な気持ちで、バリスタになりたいって思ってるわけじゃないわよね。
だったら、即決しなきゃ!」
「・・・。」
「佐伯君?どーしたの?何、迷ってるの?」
「あ、いや・・・やっぱり、突然だったから。」
「もう、チャンスは突然現れるのよ!迷ってる暇なんてないわ!
OKの返事しておくから!」
「ちょ、ちょっと、待って下さいよ!
行きたいのは山々だけど、金の問題とかもあるし、
せめてじいちゃんには話しないと行けないだろ・・・。」
「あっ、そうね、貴方、まだ一応、未成年だったわね。」
「一応って、何ですか・・。そうなんです。」
「わかったわ。じゃー、一度、おじい様には相談してみて。
ただし、絶対に行きたいって話しをするのよ。
それから、お金のことは心配いらないから。
先行き有望な若者への先行投資!
将来成功してから返すってことでOKだから。奨学金みたいなものね。」
「わかりました。」
「それから、今から、研修の詳細をお店のPC宛にメールするから
急いで内容の確認をしてくれる?」
「了解。」
「絶対に行ってきてよ!期待してるから!」
「わかったよ。それで?どうするか決めたら彩さんに連絡すればいいんですか?」
「ええ、お願い。
あまり待てないから明日中には連絡ちょうだいね。
っていうか、もう、申し込みしておくから!」
「だから、待って下さいよ。」
「はいはい、解ったから。
じゃー良い返事、待ってるから。よろしくね!!」
時間にして数分間の出来事だったが、佐伯にとっては今後の人生を
左右するかもしれないような内容で、戸惑いを隠せなかった。
彩の、テンポのよい言葉をもう一度頭の中で再現しながら
どうするべきかを考え始めた。
続く…
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結局、更新ペースも遅くなるだろうから、クリスマスストーリーにしました。
また、もしかしたら1年近くかけて…なんてことになるかも?!だけど
気長にお付き合い下さい!! PR |