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実は私、藤堂さんは苦手でした。
大体、お友達は千代美ちゃん(勉強パラメータ上げに貢献してくれるので)か、はるひちゃんでした。
うーん、ガソリンスタンドでバイトもしなかったし、本当にあまり接触がありませんでした。
だから、藤堂さんとWデートとか、藤堂さんが男の子のことを話すこと自体、余り想像できなくて・・・。
3年生の後半は藤堂さんコマンド押しまくりで仲良くなっていったのですが。
やっぱ、男子からも頼られる姉御肌。頼りがいがあるし、面倒見がよい。
自分の世界、ポリシーをしっかり持っていてるし、とても高校生と思えない堂々とした態度に言動。
こんな凄い人に卒業式の日、灯台に迎えにきてもらって。
『アンタには色々世話になったから最後に話したかったんだ。
いままで女友達がいなかた。慕ってくれる子は多かったけど。
アンタとも上っ面だけのクラスメートで終わると思ってた。
アタシと3年間もよく付き合ってくれた。
めげずにバカみたいにアタシにつきまとったのはアンタだけだよ。
アンタのお陰で3年間、退屈しないで済んだ。
ありがと。』と言われる。
そして
『あーあー、心配だよ、アンタは!いいかい、何か嫌な目にあったらすぐに呼びな。
アンタがアタシを必要だと思った時、すぐに駆けつけてやるから!
アンタとアタシって親友なのかな?』
の問いかけにフフフと笑って
『だって当たり前のこと言うんだもん。』と答えると
『最後に一本とられちまった、アタシともあろうものが。
ま、アンタだったらいいか。行こうか!親友!最後は派手に決めるよ!!』
こんなEDでした。何か、爽やか・・・っていうか、藤堂さんの人となりがよく出てるって感じ。
さて、これで本当に残っているのは、氷上君だけになってしまった・・・。
やっぱ、再トライするべきかな???
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【瑛君とののの物語】
《63回目》
「・・・お前。」
「やっぱ、変だよね・・・。」と言い終わらないうちに、きゅっと抱きしめられた。
「変じゃねぇよ。ありがとう。大切にするよ。」
「ホント?絶対このTシャツきて、冬はマフラー使ってね。」
「ああ、わかった。今日はもう遅いから、今度ゆっくり2人でどっか行こうか?」
「えっ?いいの?本当?『ばーか、冗談だよ!』なんて言わないでよ。絶対約束だよ!」
すると佐伯くんは、ののの頬に軽くキスをすると
「これ、約束な!」と言って、ののの目をみてほほ笑んだ。
ののは恥ずかしくて、思わず俯いてしまった。
「じゃー行くぞ」
佐伯君はそう言うと、ののの手をとって歩きだした。
「今日は、遅いから送ってく。俺が送ってやるなんてありがたいと思え!」
ののは掌から伝わってくる佐伯君の温もりを感じなから、いつもよりゆっくりと歩いてくれる
佐伯君の歩調にあわせて、家に向かって歩いた。
家の前までくると
「じゃーな!今日は早く寝ろよ!」
「うん、本当にありがとう!」
「おぅ!」というと、手をひらひらさせながら、佐伯君は足早に着た道を帰って行った。
ののは家に帰ると、お母さんと少し話しをして、お風呂に入った。
自分の部屋にもどり、長く感じた1日を思い返していた。
(何だか、色々あったけど、プレゼント渡せて良かったな。)
佐伯くんに抱きしめられた、腕を自分で抱きながら、
(やっぱり私・・・佐伯君のこと好きなんだな・・・)と改めて自分の想いにきがついた。
(本当に今度2人でデートできるかな?)
ののはそのベットに横になると、静かに目を閉じ、眠りに落ちていった。
続く・・・
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