今回は榊君のお部屋に通いました!
《今日、学校でどんなことかあった?》
榊君も授業さぼりの常習犯だけど、彼は思ったより冴島先生と梅ちゃんに気を遣っているみたい。
バレないように苦労してるなぁ・・・。
喉が治ったからか、授業さぼって、バンド練習したり曲作ったりしてるところが健気だな。
新曲出来て良かったね、晃君!!
《寮のみんなのことどう思ってる?》
亮二:態度も口もでかいけど、心もでかい。男が惚れる男。情が深くて熱い男。
零:真剣な奴。親友。
佑:いやし系。男女関係なくきさく。キレたら怖い。
啓一郎:優しい。まっすぐ。正義感が強い。大人。気遣いがが出来る。しっかりしている。頼りがいがある。
主人公:仲間以上の存在だよね?
こんなところでしょうか?
主人公のことは、「寮の仲間」なのか「寮の仲間以上の存在なのか」と問い詰められて
上の答えのようにはぐらかしたけど、榊君はやっぱりはぐらかしたりするのは上手だね。
《暇なとき何してるの?》
「かわいい子とデート!」には笑ってしまいましたわ。榊君らしい・・・。
でも昔は奥手で、好きな女の子に声をかけられなかったって話は、私も信じられなかったなぁ。
でも、その時、好きな女の子への告白が一歩遅くて、他の男子にとられたことが悔しくて
今のようになったっていう話をしてくれました。
榊君、きっと根は真面目なんだろうな・・・。
あと、CDショップによく行く話から、ロックだけじゃなくクラッシックが好きと言うことがわかった。
ちょっと意外だったけどね。
《人間関係で相談にのってほしいことがあるの》
「学校で友達ができるかどうか心配」って相談にたいして
梅と買い物に出かけてみたら。とか、バイトしてみたらとか、真剣にアドバイスしてるのが好感もてました。
しかも、彼、小さい時、体が弱くて小学校入学時、病気してて学校いくのが遅れてしまって
最初友達がいなかった。でも、時間とともに自然と友達できるから焦るなって言ってくれました。
結構、真面目なんだな~榊君!
《私のことどう思ってるの?》
これは即答で「好き!!」
・・・らしいな。
「でも、そういうところが軽くみえるの」って言われて落ち込んでたなぁ。
梅さんに相談しに行くところなんてカワイイなぁ。
「普段からチャラチャラしてるからしょうがないけど、
好きな子に信じてもらえないのは辛い、どーしたらいいんだろう」って。
それに対する梅さんの返事がよかった。
「そのままでいいんじゃない。いつか気づいてくれるよ。それに気持ちを伝えるのは言葉や態度だけじゃない」って。かっこいいじゃん、梅さん!!
で、主人公のためにバラード曲を作ってくれたみたい。2人の秘密だよ・・・って。
これは、素直に嬉しいし、気持ち伝わるよね。
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【瑛君とののの物語】
《26回目》
こうして、4人のダブルデートは終った。
遊園地の出口をでたところで、ハリーが言った。
「よーし、今日はここで解散な!意外と楽しかったぜ!!ありがとな、はるひ!」
「なんやー恥ずかしいなぁ。ハリーにお礼いわれると・・・。」
「はるひちゃん、今日はありがとう!とても楽しかったよ!美女二人とデートできて」
「もう!相変わらず、口が上手いんやから、井上くんは!何もでーへんでな!」
「はるひ、ありがとう!遊園地、久しぶりだったから、たのしかったよ!」
「ののも楽しんでもらえたんやったらよかったわ・・・。あんた最初はあんま、乗り気やなかったから・・・」
こうして私たちは、それぞれ帰路についた。
(最初は気が重かったけど、井上君のお陰で楽しくすごせたな・・・。)
井上くんはきっとい人なんだろうな。
だって、誰かさんと違って凄く気を遣ってくれるし、優しいし
あんな酷い言い方しないし、チョップなんて絶対しないよね。
あーもう、なんで私、佐伯君とくらべてるんだろう・・・。
今日、佐伯君ときていたらどうなってたかな???
あっ、きっと最悪?!かな?途中で「帰る!」とか言いそうだし、
メリーゴーランドなんて絶対乗らないだろうな。
そんなことを思いながら、交差点をわたって暫く歩いたところのマンションの前で
見慣れた姿を見つけた、
「えっ、佐伯君?」
続く・・・
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