これはもう、「感動した!」(専用ルートで)の一言につきます。
確か、このゲーム、メインキャラはカナデのはずだけど。
これは、正しく「ダークホース」でしょう。
私はこのゲームは
学園編:カナデ→ハル→トウワ→清一郎→ユキ
歌劇編:カナデ→(ムツキ)→ひかり→トウワ→清一郎→(ハヤタ)→ハル→ユキ と攻略しました。
学園編の時でも、ユキ君はGOODとBADの差が激しくて、歌劇編でも多分、この人が一番怖いだろうな・・・って思ってました。
キャラ的にもトウワは確かに黒いんだけど時折、愛情も感じられて怖さはなかった。
でもユキ君は何か怖い黒さを感じてました。
主人公を落とすのも学園編では、トウワよりユキ君の方が上手に感じたし。
だから、攻略するのも迷って迷って最後になってしまいました。
で、最後に美蕾さんにやられましたわ!
やはり、一番感動したのは「私と貴方が帰る場所」
ユキ君が消える時に主人公にささやいたセリフ
「君と、二度も会えて幸せだった。君が彼女で幸せだった・・・」
「どこにいても君を見守っている・・・」
「君と会えてよかった・・・」
「・・・さようなら」
それと主人公が演劇部の公演でラストシーンで大階段を昇って観客を振り返って東君と相手役の女優さん越しにケイを見つめてユキ君に宛てて言ったセリフ。
「(ユキ君、ユキ君、私は本当に・・・。)ありがとう。あなたと会えてよかった」はもう忘れられません!
もちろん、こんな非現実的な設定は好き嫌いがあるとは思いますが。
美蕾さんの作品ではよくありますよね。
星の王女のシリーズでお兄ちゃんの和希が写真から出てきて主人公と数日過ごし、写真に帰っていく。
相馬先生ルートで出てきた未来の子供のさくらちゃんも、出てきて主人公と相馬先生を会わせる仕事をして消えていく。
里見教授ルートの明智光希もある意味、蘇って消えていく部分では似てるよね。
「~宇宙意識に目覚めた義経~」の遮那王も、こちらは蘇って消えそうなのを阻止したけど、同じような設定ですよね。
こんなに何回も美蕾さんの思惑に引っかかっているのに、私、また見事に引っかかって号泣してしまいました。
ただ、私はケイ君じゃなくてユキ君が本当に好きだったので、「私と貴方が帰る場所」でケイ君の中でユキ君が蘇ってもやっぱり悲しくて。
それでしばらく立ち直れませんでした。
「スタートライン」も本当なら凄く前向きなGOOD ENDなんだけどユキ君大好き派の私はやっぱり「心に穴」状態でした。
それより何より一番ユキ君で堪えたのは、BAD ENDのえげつなさ。
これだけ、専用ルートで感動的に仕上げたなら、もう少しましなBADを持ってきて欲しかった。
「雪空」はもう絶句。救いようが無い。マジで立ち直れないです。
これはないでしょう・・・ひど過ぎる。泣くに泣けないです。
あと、「淫靡な遊戯」。どうしてハルをもってくる!
これならまだ全然知らないユキ君の友達とかで勘弁して欲しかった。
ハルがあまりに可哀そうだし、ユキ君もここまでするともう人間的に救えなくなるでしょう。
この2つは本当に見たくないBAD ENDでした。
本当にユキ君の専用ルート良かったので残念でなりません。
やっと余韻から抜け出せたかと思ったのだけど、さっきこの記事書こうと思ってメモリーで見直したんだけど、やっぱりまだ号泣してしまった。
しばらくは見る度に泣いてしまうんだろうな・・・。
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